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宇宙服を着ない「月面探査車」、トヨタとホンダ(前編)

先週、2025年におよそ半世紀ぶりとなる宇宙飛行士の月面着陸を目指して、アルテミス第1号が宇宙に飛び立った

50年前の「アポロ計画」は、「アルテミス計画」に進化して実行される予定だ

月は地球から見ると綺麗に見えるが、月面には空気がなく、しかも寒暖差が280℃もある。

太陽光の当たる昼の気温は110℃、月の裏側の気温はマイナス170〜マイナス210℃だ

月には大気がほとんどない。大気には、熱い太陽の光を和らげ、なおかつ温まった地表の熱を逃さないという働きがある

月の表面重力というのは、地球の約6分の1と非常に小さくなっているため、大切な役割を担う大気や水が保持できず、全て宇宙に逃げてしまう

また月の1日の長さは、地球の約1ヶ月。そのうち半月は昼、もう半月が夜となる

つまり、約半月は110℃という凄まじい暑さに見舞われ、もう半月はマイナス170℃からマイナス210℃の極寒の日々が続く

宇宙服の値段が1億円もするのは、こんな環境にも耐えないといけないからだろうか

いずれにせよこの環境の中で、月面での基地建設や調査活動をすることになる。

日本がこのアルテミス計画に本格的に参加する目玉のひとつとして月面探査車がある

トヨタがJAXAと共同開発を進める月面探査車、愛称「ルナクルーザー」だ

宇宙飛行士が搭乗する部分と、水素燃料電池システムによるエネルギー供給専用トレーラーで構成される。

ローバー開発には、月面で水素燃料電池を中核とするエネルギー循環システムを研究するホンダが参加するという。

米国の「アルテミス計画」では月面ローバーを先行して月に送り込む計画があるが、それは船外活動服を着て搭乗するもの。

1000km以上を走行し、キャビンで宇宙服を着用せずに人が活動できる有人与圧ローバーは世界の宇宙開発にとってもチャレンジだ。

またローバーはマイナス210度の極低温に耐えなくてはならない。多くのエネルギーを供給するため、

ローバーは宇宙飛行士が搭乗するキャビンを持つ「与圧モジュール」のほかに、電源専用のトレーラーを必要とする。

(後編に続く)

出典元(写真も)は下記URL参照
https://engineweb.jp/article/gallery/3348102/2


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