梟谷出羽 aka BIG YABAI OWL

鳴かず飛ばずなVTuberをしております

梟谷出羽 aka BIG YABAI OWL

鳴かず飛ばずなVTuberをしております

最近の記事

「ゲーマー」とコンテキストの生成

注釈:本稿も類に漏れず溜飲するのに一苦労することが示唆される内容になっております。ただ本稿の目的は「誰それはゲーマーではない」や「これをやっていない奴はゲーマー」ではない、という主張を目的とはせず、何故ゲーマーという呼称に執着するかの原因を探る。またその原因を推測した上で個人的に危惧している生成されたコンテキストを否定する意味と理由を追求していく。 前提としてのゲーム事情の推移 年代が進むごとにゲーム自体のメディア露出が増え、テレビCMや物体的な広告や雑誌に頼らずともゲー

    • VTuberの魂営業と魂範囲の定義について

      注釈:タイトルからそうである通りに、溜飲しにくい内容となっておりますが、誰それを批判する用途ではなく、VTuberが展開するコンテンツと魂の範囲を定義化し、その構造を部分的に言語化させることで、各々が次に同じ問題に遭遇した時の判断材料の補助になることを主眼とする。 改めて本稿は魂営業を批判することも無ければ、それをフォローすることへの憂いを示す内容でもないことを再度明記する。 ベン図と各項目の紹介上記ベン図を基に本稿を説明していく。意図的に形や重なり具合の比重が違うこと、飽

      • ソイチューバーとFigaroの御吸物【ネタ小説】

        注釈:本記事はネタ小説です。VSingerの活動をされているFigaroさんがSplatoon3のイベント、ビッグビッグラン中に武器のソイチューバーとの仲が不穏になっていき、やいのやいので別れ話の世界線が繰り広げられたためそれを無理やり展開していくネタ小説です。 また本作は二次創作であり、本作はFigaroさんご本人の交友関係を示唆する意図は一切無く、筆者がネタの延長線上で書き上げるフィクションです。 この一連のネタの元は下記配信をご確認ください。 本編 彼女と出会ったの

        • モデレーターと配信者の絶妙な配信中やり取りに関して

          注釈:本稿は批判ではなく、各々が抱える分水嶺もとい違和感の輪郭を言語化することによって、再度個々が覚えたモヤモヤを見つめなおす時に制度的な観点を用意することを主目的とする。 前提 本稿ではモデレーターと暫定的にモデレーターと記載するが、彼らが権限的に許されているコメント禁止権や、その他配信内の権利ではなく、飽くまでも「モデレーターとして配信内の一般的なコメントで参加する」ことに焦点を当てており、実質的に配信者もといSNS活動者がコメントすることにも該当しうることを付記して

        「ゲーマー」とコンテキストの生成

          ゲーム配信とコメントの限界

          注釈:可能な限り「お気持ち表明」のように感情含めずに、淡々と幾つかの事実を並べた上で話しを展開していくが、自身の闇を覗く以上に、他者の影を多く言語化する記事となっておりますので、読み進めるに堪えない内容になり得ますので、上記内容を承知の上で読み進めてください。 概要まず前提として昨今の配信とコメントのトレンドについて記載する。次に視聴者側のインセンティブが自環境の構築であることを提示する。そしてゲーム内容に応じてコメントのしやすさを幾つかの評価軸を提示した上で説明しつつも、

          ゲーム配信とコメントの限界

          【マンガ紹介 #11】宙に参る【小ネタバレ】

          亡くなった夫の遺骨を地球へ届けるため、長い帰り道を人工知能搭載のロボットの息子と共に、宇宙とシステムを考えながら面白可笑しく歩む物語。 作品データ 巻数:4巻(連載中) 作者:肋骨凹介 (著) あらすじと1話 ロボット頭に伸びた触手が器用にマイクを持ち、葬式の挨拶を始める。平然と自身を「息子の宙二郎」と紹介を済ませつつ、母親の鵯ソラの隣に立つ。 会場全体には"人影"は無いが、代わりに安そうなパイプ椅子に人々の顔が全面的に映った小型ディスプレイが並べられる。そして順が来

          【マンガ紹介 #11】宙に参る【小ネタバレ】

          RPサーバーは「コラボ」ではないという主張

          注釈①:筆者は所詮「切り抜き」と極少数のRPサーバーの配信しか見ていない俗に言うガチ勢からは程遠いが、RPサーバーに関する記事を幾つか見かけて違和感を覚えたので筆を執る次第に。 注釈②:本記事はRPサーバーやそれらに参加される活動者に対する批評を含めるつもりは無いし、また自分が主張していることが出来ていない者たちへの批評でもないことを明記する。 本稿の主目的とは「コラボ」以外の言葉が見つからない昨今だが、その表現がRPサーバーの本質や存在意義に対して若干抵触していると感じたた

          RPサーバーは「コラボ」ではないという主張

          「聖属性」ってズルくないか?

          サブタイトル:~彼らが委ねられる法則~ 注釈:本稿は様々なファンタジー内にある宗教と現実の宗教を「不要にも比較」している点や、複数の書籍を取り出しております。 ファンタジー内の聖属性私が一番最初に出会い「聖属性」を意識したのはFF10の「ホーリー」という技である。終盤付近且つ回復役だと思っていたユウナが大火力をたたき出すことが印象的だったが同時に「ホーリー」が「聖なる」という意味も知っていたので巫女であるユウナらしい技だとも当時は思っていた。 ただ私が長年触れてこなかった

          「聖属性」ってズルくないか?

          【曲紹介】機械製の自然と歪さ【DKC2:かいてんタルさんばし】

          本稿は上記動画並びに音楽に関する感想まとめです。酒の肴程度に読んで頂けますと幸いです。 動画概要 ドンキーコング2の「かいてんタルさんばし」を8FDD、4SM、1DTとして構成している。動画概要欄にもある通り「FDD = フロッピーディスクドライブ(画面中央)、SM = ステッピングモーター(画面左)、DT = Drum Thingことパーカッション担当(画面右)」を使用している。正確に計測していないが、BPMも恐らく原曲と同じ。 動画投稿者はその他曲のアレンジを幾つか出

          【曲紹介】機械製の自然と歪さ【DKC2:かいてんタルさんばし】

          【マンガ紹介 #10】めんつゆひとり飯【小ネタバレ】

          めんつゆ一本でOK!でもやっぱ色んな物食べたいからほんのり努力します!ということで料理が上手な同僚を脳内に飼う物語。 作品データ 巻数:7巻(連載中) 作者:瀬戸口みづき (著) あらすじと1話 「十越さんってお料理すっごい上手って聞きました~!」の一方で 「面堂もちゃんと自炊しているのか?」 平凡な会社のとある廊下。料理は最高のコミュニケーションツール。 「自炊はしてる、ちゃんとはしていない」「新手のなぞかけか?」 「ほとんどめんつゆしか使わないの!」 その日から

          【マンガ紹介 #10】めんつゆひとり飯【小ネタバレ】

          音楽の情景と拘り

          注釈:ほとんど筆者の備忘録用に記載するのと、某ゆる言語学ラジオが紹介してた「ビジュアル・シンカーの脳」を絶賛読んでいる最中だが、言いたいことは満載なのでせっかくなので書いた次第。なので酒の肴感覚でお読みください。 音楽から景色を"Debussy"「月の光」と"LiSa"「紅蓮華」のタイトルから景色を想像できる曲は幾らでもあるが、より抽象的なタイトルは幾らでもある。だが同時にCDジャケットやその曲が同時に紹介されたアニメを含める映像作品のおかげで暫定的なイメージもあるし、その

          語るのイデア

          序章今と昔の語るについて 昔から「語る」の言葉は大きな意味を秘めており、単語のみならず「物語がもの話しではないのと同じく、背中で話すことは無くとも背中で語ることがあるように」を始めとして{言う・話す・語る}の三段階に分けて意味を学ぶようにコミュニケーションの調査性の最終段階とも表現出来得ることを「語る」の文字に秘めていた。 そして昨今では意味を変えることは無くとも、SNSや複数のメディアを通して「語り」は一種の必然性を持ち始め「自語り」「オタ語り」等が頭角を現すが如く、「

          VTuberとかのゲーム案件に関するモヤモヤの言語化

          注釈:自分の力だけではこのトレンドはどうしようも無いこと踏まえた上でメリットやデメリットという点だけでなく、モヤモヤの正体を暴く上でVTuber側ではなく可能な限りゲーム側に論点を置きたいが、至らぬ方向に飛び火するのは目に見えて判るので、飽くまでも言語化に押しとどめることに専念するので、最終的な行動は各々に委ねたい。 よくあるゲーム案件の種類単発系 既に企業側が用意したデータを用いて、配信内の時間にて特定のゴールを目指す且つ特定の動作や演出を行う。 一番判り易いのがMMO

          VTuberとかのゲーム案件に関するモヤモヤの言語化

          自己紹介と自分の【Refind Self】の性格結果

          注釈:Refind Selfプレイ時の性格結果を基に記事を勧めます。本当はビッグファイヴや16-Personalitiesでも良いのだが、自分にもっともフィットしてるのはこっちだと感じた。未プレイでも判り易く話を勧めますが悪しからず。また上記IDはそのまま使用して頂いても構いません。 性格に関して以下はRefind Selfの性格説明する。飛びぬけた道徳と判断に対して、圧倒的に少ない熱意にほんのり伸びている手段と挑戦。これが凄い面白いことに10人を超える知り合い+配信者と比

          自己紹介と自分の【Refind Self】の性格結果

          転職体験と大量の愚痴

          注釈:筆者も結局は1回しか転職していないし、種明かしをすると最終的にフリーランスになっただけだが、おかげで働き方や仕事の本質や年功序列云々のことを知れたが、本稿は可能な限り自分の主張は抑えるが、自分の取ったアクションとその印象から伺える点については各々に任せるので酒の肴程度に読み進めて頂きたく存じます。 市場価値とスキルシート 筆者は「ソフトウェアエンジニア」であるため、経歴書以外にもスキルシートというよりエンジニアとして取り扱える範囲を説明する必要がある。これはゲームで

          転職体験と大量の愚痴

          「『空気』の研究」読書感想

          人生にてことあるごとに、山本七平氏の書籍を読む選択を過ごしてきたわけで今回はこのNote企画に合わせて読み返した。 「臨在感的把握」のバッチリさ 作者の山本七平氏は主に戦後から1980年代までの執筆作業もとい啓蒙主義的というより自己啓発本も出版をすることさながら、日本人への多角的な見方を提供しつつも、当時を含め現代でも通用する客観的かつ論理的な宗教観の紹介を行っている。 そしてこの本では、日本人が主に抱える宗教観が「臨在感的把握」になる。題材として福沢諭吉の幼少期の話然り

          「『空気』の研究」読書感想