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ニューヨーク金融市場

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#市場

FOMCとCPIの見方(有料記事)

FOMCとCPIの見方(有料記事)

久しぶりにnoteに投稿します。
そして、今回、初めて有料記事を書くことにしました。

「自分ってブロガーとしての価値ってどんなもんなんだろう」
と思ったのが有料記事を書こうと思ったきっかけです。

記事のクオリティーは過去、私が無料で公開していたものと変わりません。
そういう意味では、『有料だからすごいかも!』と思ってくださる読者の方々を後悔させてしまうかもしれません。

これまでの記事を読んで

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「インフレーションスワップ市場」から見た2023年の米国

「インフレーションスワップ市場」から見た2023年の米国

米国は今週から完全に年末モード。
さて、今日は2023年の投資戦略を考える上で欠かせない米国のインフレについて考えてみたいと思います。

多くの経済誌でエコノミスト等のインフレ予測は紹介されていますが、今日、私が紹介するのは「インフレーションスワップ」と呼ばれる市場価格を元に計算する「市場参加者」のインフレ見通しです。
インフレーションスワップが示すインフレ率を把握することで、市場参加者が来年、米

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軟調なシーズナリティで迎えるFOMC

軟調なシーズナリティで迎えるFOMC

今週はFOMC(米国)、BOJ(日本)、BOE(英国)、SNB(スイス)が東京時間の9月22日に金融政策決定会合を開きます。
元々、BOEは先週行われる予定でしたが、エリザベス女王が他界されたことに伴って9月22日に変更されました。

以下は9月22日に行われる主要中央銀行のスケジュールとそのコンセンサスを示していますが、多くの中央銀行がインフレ抑制の為、大幅な利上げに踏み切ると市場では考えられて

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米国の『リセッション』は織り込み済なのか?

米国の『リセッション』は織り込み済なのか?

Twitterでは週に何度か投稿していましたが、Noteでの記事は久しぶりとなります。

さて、今日は債券市場から見たときに『米国のリセッション』は織り込み済と言えるのか否かを考えてみたいと思います。

マーケットでは将来の政策金利を当てる為の先物が取引されており、その取引価格から市場が将来のFF金利(Federal Funds Rate : 米国の政策金利)をどう予想しているかを知ることが出来ま

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