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特別展神護寺

2024年8月8日、上野駅、東京国立博物館で「特別展 神護寺 空海と真言密教のはじまり」をみてきた。インスタに何度も誘われながら、暑いし行く気はなかったが、NHKの日曜美術館という番組で特集をみて、「五大虚空蔵菩薩」というキーワードが心に響いて「会いに行って来た。」

丑年生まれを守ってくれる「虚空蔵菩薩」。1200年前に創られたお寺に五大虚空蔵菩薩がいらっしゃるなんて知らなかった。普段は京都の山の中で会える。近くて遠い京都。東京でみることが出来るなんて大感激!!このコーナーのまわりをグルグル何周もして、警備員さんは疑わしい行動だと思っただろう。別れる時は涙がでるほど悲しかった。。。。私の「推し」なのかしら。

この特別展は宝物が大集合の素晴らしい企画展。他にも神護寺が空っぽになっているのでは?と心配するほどの量の宝物が上京。空海と真言密教のはじまりのお寺だから、空海筆の書、

空海の帰国と同時期に持ち帰ったとされる金銅密教法具

修復作業が終わった巨大な両界曼荼羅

日本彫刻史上の最高傑作といわれる「薬師如来立像」

など、紹介しきれない数の重要文化財を含む至宝が展示されている。

彫刻のコーナーでは、鎌倉時代の「愛染明王坐像 康円作」が美しくて驚いた。

音声案内も充実しているし、涼しいから快適に至宝をみて勉強することができた。特に大勢の年配の方々が来場していて、神護寺への距離を考えると、東京で大変有難い特別展を実施してくださったなと感じた。

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