OB訪問を経験して感じた3つのこと

どうも。片山建（かたやまけん）です。
最近卒業した大学の後輩たちのOB訪問をやっています。

新卒で営業職としてキャリアスタートし、
ベンチャーでのスタートアップ、営業のフリーランスを経て、
現在はSEとして仕事をしております。

これから就職活動を控える現役大学生から、
よくいただく質問は以下です。

①営業やりたくないから技術職をやりたい
②ファーストキャリアだからこそ大手が良い
③特に人に自慢することがないため、エントリーシートに書くことを悩んでしまう

①営業やりたくないから技術職をやりたい

こちらは本当によく相談されます。

営業って色んな人と関わるから大変そう。。。
飛び込み営業やるの怖い。。。
人と話すのが苦手。。。
だから技術職が良い。

だいたいこのような悩みを相談されます。

SEといっても幅広いですが、
ITコンサル、PMといった職種の場合、
お客様やプロジェクトメンバーなど
多数の方たちとコミュニケーションを取ることになります。
むしろ取ることが仕事と言えます。
下流工程の開発者でさえ、
チームで開発することがあるため、
人とコミュニケーションを取ることが多いです。
コミュニケーションが嫌といった理由で選んでも、
結局は営業並みに人と関わることが多いでしょう。

②ファーストキャリアだからこそ大手が良い

リクルーターにこう言われました、と大学生から
相談をされました。

確かに知名度があるため、
人に説明しやすい、と言ったところはありますが、
大手にした方が良い！と言えない現実もあります。

ちなみに私も就活生の時は、同じことを思っておりました。
1社目で入社した会社は、業界最大手で、
100年先も繁栄している企業2位にも選ばれてました。
ところがコロナの緊急事態宣言の影響で、
業績は3分の1、ボーナスカット、社員寮解約、
人によっては給料減となりました。
本当に安定と言えるのでしょうか。
いわゆる東証1部と言われていた企業や、
世界的上位市場であるニューヨーク証券市場の企業は、
たった数十年で変わってることもザラにあります。
業界をリードする素晴らしい企業が多いことも事実ですが、
大組織だからこそ業務が細分化されていることも事実です。
大手で働いているがやりがいがない、と転職する人も周りで多いです。
不安が多い新社会人だからこそ、
1歩目は慎重になるかもしれませんが、
飛び込まなきゃわからないことを多いです。
社会人生活は長いからこそ、
やり直しがいつでも効くと思っています。

③特に人に自慢することがないため、エントリーシートに書くことを悩んでしまう

学生時代頑張ってきたことや、
志望動機など何を書けばいいか悩むことは多いと思います。
自分を大きく見せようとすればするほど
中身がないように感じさせてしまうこともあります。
私は割り切って、エントリーシートを書いておりました。
「面接をされる人事部の方々はいろいろなことを経験された大人。だからこそ俺すごいでしょ、ではなくこんなことを学び、似たような思いをもって価値を提供している御社に惹かれている」
ということを伝えたい。
と感じておりました。
相手は大人です。
だからこそ学生らしく元気があって何でもやります！
という方が可愛げがあって育てたいって思うのではないか、と感じました。
結果私は大した経験をしてきてないですが、
全部で4社受けて全てエントリーシートはパスして、
面接がある選考まで進みました。

つらつらと書きましたがお伝えしたいことは2つ

1.何をやっている会社で探すのではなく、どんな想いをもっている会社なのかで探す。

入ったら思ってたのと違う、ということはあると思います。
やったことないからこそ当たり前だと思います。
サッカーをやろうとしていたのに、入ったら野球だった、くらい違うこともあります。
だからこそ是非、経営理念に目を向けて見てください。
どんな考えがあって、どんな思いがあって
社会に価値を提供しているのか、
顧客からお金をいただいてマネタイズしているのか。
そこに共感できるからこそ、
どんなことでも乗り越えられると思います。

2.人生はいくらでもやり直せる
いわゆる大手企業での業務、
数人しかないないベンチャーでの業務、
営業職、技術職と色々経験してきました。
20代前半の1つの選択で70歳までの人生が決まるとは思えません。
とにかく今いる環境でどれだけ努力するのか、
若さが売りの20代だからこそ、
まずはがむしゃらに働くことも1つだと思います。