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【読書】HAPPYCRACY

またまた気になる本に出会ってしまった。

『HAPPYCRACY ハッピークラシー 「幸せ」願望に支配される日常』

みすず書房さんの安定の文字サイズといい、小難しそうな内容。
お値段もまあまあな専門書感出てます。

この本は、いつも気になる、そこきたか〜という勘所の良いメディアLobsterrのポッドキャストで紹介されていたものです。

何が気なったかというと、ハッピークラシーというセンセーショナルなタイトルとポジティブ心理学誕生以後の社会の変化をテーマを扱っているところです。

Happy[幸せ] + cracy[支配]

幸せと支配、一見すると真逆のイメージがある2つをくっつけた造語である。

幸せによる支配、要するに幸せであることが社会に求められたゴールであり、そこにたどり着くつくかは、自己責任という冷徹な社会になっているのではないかという提言だ。

コーチングを学ぶ中で、
日々、責任を自分に引き寄せることを忘れないように意識している。
常に、前向きポジティブでいることによって、自分幸せでいられる。

これは自分にとっても、社会にとってもまちがえなく良いことだと決めて吸収してきた。

最近なんだか調子良い、自分という存在を愛し、今のままでも幸せだとうっすら感じることすらできている。

そこにきてのカウンターパンチの本だ。

ポジティブ心理学やコーチング、マインドフルネスというわたしの今の世界の思考の核を作っているものたちが、何か社会に対して悪い価値観を与えているとしたら、それはしっかりと知る必要があるだろう。

そう直感的に思って、手に入れました。

帯を読むだけでもゾワゾワする

幸せビジネスってなんだ。
幸せになることはいいことではないのか?
コーチングや自己責任の功罪とは。

自分の外側にある考え方だ。
だから興味があるし、しっかり読み込みたい。

なんとなく見ないようにしてきた部分に光を当てるような読書体験になることを期待している。


まだ読んでないから、感想はまた後日。


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