【アメリカ】シカゴの川がバスクリン色に染まる日〜セント・パトリックスデー〜
皆さんは、セント・パトリックスデー(St.Patrick's Day)をご存知ですか？
セント・パトリックスデーとは、街中が緑色に染まる祝日です。
アメリカ・シカゴでは、毎年3月の第2週にイベントが行われ、
特に川まで緑色に染まる街としても有名です。今年は、セント・パトリックスデーの前日である3月16日にイベントが開催されました。
今回は、そんなシカゴのセント・パトリックスデーの様子をご紹介します♩
セント・パトリックスデーとは
セント・パトリックスデーとは、毎年3月17日に行われるアイルランドを起源に持つお祭りです。アイルランドにキリスト教を広げた聖パトリックの命日で、アイルランドでは約1200年にわたってお祝いされてきました。
アメリカでは、現在、アイルランド系アメリカ人の人口が約9.5%(3150万人)に達し、アメリカ本土でも盛大にお祝いをしています。
セント・パトリックスデーといえば、緑色！
アイルランドでは、その日に緑色を身につけていなければ、いたずら好きの妖精レプラコーンからつねられるという言い伝えがあるとか。そのため、皆、緑に身を包み、イベントに参加します。
レプラコーンは赤髭で男性の見た目をしているそう
シカゴのセント・パトリックスデー
シカゴのセント・パトリックスデーといえば、シカゴの中心地を流れるシカゴ川が緑に染まるグリーン・リバーが有名です。これを行うのはアメリカでも、シカゴだけ！緑色に染まったシカゴ川をご覧ください。
通常時
セント・パトリックスデー時
シカゴ川全体が、まさに『バスクリン色』！！
緑は緑でも、蛍光の緑色に染まっています。大きな観光船が通るほどの川幅のあるシカゴ川が全てバスクリン色に染まっており、圧巻です。
どうやって染めているの？
うっすらと緑色の染料を撒いているのがご覧いただけますか？
小さいボートが少しずつ染料を撒き、川全体を染めていきます。当日は、10時半ごろから緑色に染め始めると聞いていましたが、11時過ぎに中心地に着いたところ、すでに川は全て緑色に染まっていました。染まっていく過程も気になりますね。
ちなみに、いかにも科学的な色で少し心配になりますが、なんでも環境に優しい染料を使っているとか。中の成分は極秘だそうです。
街中、緑一色 皆、緑に身を包んでいます
シカゴのダウンタウンは、比較的、週末も穏やかなことが多いのですが、この日はたくさんの人で賑わっていました。特に若い方が多い！そして、皆さんちゃんと緑の服や小物を身につけています。
毎年セント・パトリックスデー用に持っているのでしょうか…笑
レパートリーも豊富でした
シンボルである三つ葉柄のグッズもたくさんあります
グリーン・リバーと見る シカゴの街並み
シカゴの観光の一つであるリバークルーズ。
シカゴの有名建築物を船から見ることができ、暖かい時期には大人気です。
今年のセント・パトリックスデーは天気もよく、たくさんの人がクルーズ船からグリーン・リバーを楽しんでいました。
では、グリーン・リバーとシカゴの街を少しお散歩してみましょう！
白い船のところはクルーズ船の船着場です
ちなみにこのカヌーは宣伝用で、
企業の名前が入った浮き輪を引いています
（いつもは3分もかかりません）
その右に見えるのはトリビューンタワー（新聞社だそう）
世界初の円形集合住宅で、高さ168mの高層マンションです
19階までは駐車場になっており
外から見る奇妙な形は目を惹きます
トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー
全米で4番目に高い415mのタワーで94階建
市の工事用トラックがバリケード代わりに。
アメリカらしいですね
まとめ
初めてのシカゴでのセント・パトリックスデーは、予想以上の緑尽くしでした。特にグリーン・リバーは、噂以上のバスクリン色で圧巻！
バスクリンの上を泳ぐカモの群れを見ると、なんだか不思議な気分に…
きっとカモさんもびっくりな1日だったでしょう。
日が当たるとキラキラ光るグリーン・リバーと、シカゴの高層ビル群を見ながらのお散歩もとても気持ちが良いものでした。次はリバークルーズから街並みとグリーン・リバーを眺めたいなあと来年の楽しみもできました。
皆さんに少しでもシカゴのセント・パトリックスデーの様子がシェアできましたら嬉しいです♫
ばたこ
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