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BF(びーえふ)と申します。10代の頃、ミケル・アルテタに惚れてエバートンFCのファン…

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BF(びーえふ)と申します。10代の頃、ミケル・アルテタに惚れてエバートンFCのファンに。時を経て2020年より、noteにて執筆活動を開始しました。浪漫の拠り所であるチームの魅力を伝えたいです。ファンマガジン『NSNO』連載中。

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  • NSNO

    エヴァートンFCに関するコラム。NSNO/Nil Satis Nisi Optimum(最善を尽くせば、道は開かれる)はラテン語によるもので、エヴァートンのモットーとして、エンブレムに刻まれています。 不定期更新ですが月1本以上書けるようにチャレンジしております。

  • エヴァートンFC 選手名鑑

    選手名鑑的レビューはこちらから。

  • 番外編

    エヴァートン関連の番外編。 企画もの、お知らせ、翻訳記事など。

  • エヴァートン 20-21

    20-21 エヴァートンFC

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「CROSSOVER」NSNO Vol.20/ 22-23 エバートン ファンマガジン

◇はじめに唐突だが、まずはこちらのカッコイイ動画からご覧いただこう。今号の主役、シェーン・ダイシの監督としての信念、キーワードが詰まったショート・ムービーだ。貫禄、威厳、迫力のあるキメキメな43秒をどうぞ! "The minimum requirement ... is Maximum effort." 渋いぜ… この動画でシェーン・ダイシが述べたワードたち…。 エバートン就任後のインタビューをご覧になった方は、聞いたことのあるフレーズをいくつか発見できたと思う。

    • 喜びとは何か

      第244回マージーサイド・ダービー/Tunnel Accessを鑑賞した。通常の勝利でさえ琴線に触れるドキュメンタリーも、この戦いにおいては全くの別物だった。重厚に共鳴するサポーターの声、叫び。このゲームを現地実況で聴けたなら毛が逆立つ興奮をより強く味わえただろう。時間差で勝利の実感が湧き上がる。 私は、痺れる準備などできていなかった。 実のところ、喜びと余韻を通り過ぎ、実感を得てもまだ勝利を消化できていない自分がいる。マージーサイドの雌雄を決する、それもグディソン・パー

      • ピープルズ・クラブ - その名に恥じぬように 「The People’s Club – Living Up to Their Name」

        はじめに NSNO Vol.26はエバートンFCの代名詞である「People’s Club/ピープルズ・クラブ」について考える機会としたい。その第1歩として、2016年9月に公開されたEFC Stattoの記事を翻訳。執筆者であるEFC Statto(X:@EFC_Statto)を運営するブラッドリー・ケイツ氏(X:@Bradley_Cates_)に翻訳・執筆についてご快諾いただき、晴れて日本のエバトニアンにお送りする。 さて、今回の記事を執筆する上で私は自分自身に問いを

        • 春の便り 運命の岐路を行く

          23-24シーズン終盤戦展望 ◇展望 プレミアリーグ23-24シーズンも残すところ12試合。エバートンは勝ち点21ポイントで17位。減点処分の影響を取り除けば13位に相当し、悲観的要素ばかりに呪われているわけでもない。と書いていた矢先、1度目のPSR違反に控訴していた審理の結果が発表された。 順位は15位へ。しかし、残留争いで生き残るためには決して安堵できる状況ではない。 昨年12月中旬にかけて破竹の無失点/4連勝を飾って以降、年末から現在に至るまで勝利がない。ポイン

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        「CROSSOVER」NSNO Vol.20/ 22-23 エバートン ファンマガジン

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          エバートンジャパン、再始動します

          この度、エバートンジャパンの代表として、 担当を引き継ぐことになりました、 BF(びーえふ)と申します。 「何だよ、BFか…」と、 もしかしたらご不満の方、なんだか不安な方、 ちょっぴり楽しみになった方、誰だよ!とツッコミたくなる初めましての方、様々かと思います。 今回、こちらのnoteを通じ、気持ち新たに挑戦する「所信表明」として、簡単ではありますが綴らせていただきました。 日頃からお世話になっているエバトニアン界隈の皆様、仲良くさせていただいているサッカーファンの皆

          エバートンジャパン、再始動します

          「冬支度を整えよう」エバートンのおもてうら-ダウンサイド編-

          NSNO Vol.24 エバートンFC 23-24 『冬支度を整えよう』 エバートンのおもてうら -ダウンサイド編- ◇前回のつづきNSNO Vol.24、今号は前回-アップサイド編-の続きにあたる-ダウンサイド編-としてお送りする。 〜〜〜 結局、冬支度を整える中でトップスターを買いそびれて1週間が経過した。ツリーの大きさとは不揃いで小ぶりなスターがてっぺんに刺さったままだった。後日、妻に近所の家具店へ買いに出かけてもらい、やっと我が家のクリスマスツリーが完成した。

          「冬支度を整えよう」エバートンのおもてうら-ダウンサイド編-

          「冬支度を整えよう」エバートンのおもてうら-アップサイド編-

          NSNO Vol.23 エバートンFC 23-24 『冬支度を整えよう』 エバートンのおもてうら -アップサイド編- はじめに夏の終わりがエモーショナルに感じるのは学生の頃までだったと思う。 酷暑を乗り越えて11月は初旬。大気が澄み始めるはずの秋口、名残惜しくともなんともないのに、諦めの悪い夏の日差しがぶら下がったままだった。 ようやく、照りつける太陽が落ち爽やかな風が吹き始めた頃、家族と公園へ出かけ、ドライブを兼ねて秋桜の花畑を訪れた。心地よい出足を感じたその翌日、妻か

          「冬支度を整えよう」エバートンのおもてうら-アップサイド編-

          「Sort of Glue」 NSNO Vol.22/ 23-24 エバートン ファンマガジン

          「Sort of Glue」 心身に青い血を通わせる、エバトニアン。 プロのフットボーラーである前に、 生粋のファンであり、ファンである前に 街に溶け込むひとりの若者ーー。 路上、芝生、場所が変わっても クリエイティブであり続ける。 なりたい自分になるために。 それがトム・デイビスだ。 1.繋がりと証明 チームのパーツを繋ぎ合わせる接着剤のような存在。 デイビスを近くで知る人々は口を揃えてそう例えている。 人と人、人と街、生活と環境、食と自然、フットボール、カルチャー

          「Sort of Glue」 NSNO Vol.22/ 23-24 エバートン ファンマガジン

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー MF&FW編

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー MF&FW編 GK&DF編はこちらから。 選手レビューMFとFW編を お送りいたします。 よろしくお願いします。 7,Dwight McNeil 「今季はいつになく早く終わった気がする」 ダイシとの再会が止まっていた歯車を再び動かした。親和性が本来の才能を呼び起こし、2月から18試合中17試合にフル出場。クロスカントリーで培った無尽蔵なスタミナ。ゲーム終盤に放たれる力強いショットは、デイビス、パタ

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー MF&FW編

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー GK&DF編

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー GK&DF編 各選手200字以内のレビューです。 今季はさらっと読んでいだけることを目標に執筆しました。まずは前編にあたるGK&DF編から(GKエルディン・ヤクポビッチとアカデミープレイヤーは除外しています)。 よろしくお願いします。 1,Jordan Pickford 良くも悪くも、我々エバトニアンは彼に対して盲目的だ。そして対戦相手にとっては、奪えるはずだった得点と勝ち点を失う現実的で最も厄

          NSNO Vol.21 エバートンFC 22-23 シーズンレビュー GK&DF編

          「克服の調べ」 NSNO Vol.19/ 22-23 エバートン ファンマガジン

          ◇はじめに 私は大学生の頃、ジャズ研究会のサークルに所属していた経験がある。楽器はドラム。 まだ1年生だったある日、ピアノ担当から「部室のグランドピアノを調律をする予定があるけど、用事があるからに代わりに立ち会ってほしい」と頼まれた。 私自身にピアノの知識や経験は全くなく、自分が扱うドラムのチューニングすら怪しいレベル。「まあ、その場にいるだけなら…」と時間を持て余した学生は渋々予定を引き受けた。 当日は調律師の老人がやってきて、見慣れない器具を扱いながら寡黙に作業をし

          「克服の調べ」 NSNO Vol.19/ 22-23 エバートン ファンマガジン

          「浪漫と刹那とパワーボール」NSNO Vol.18 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          NSNO Vol.18 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ◇「はじけて まざれっ!!!!」 このフレーズは、かの有名な少年漫画「ドラゴンボール」に登場する主要キャラ、サイヤ人の王子ベジータの台詞だ。カカロットこと、界王拳を習得した孫悟空との初対戦で追い詰められたベジータ。戦闘力を大幅に上げるため、大猿に変身する前に放った技である。 その名も"パワーボール"。 ベジータの技の中では比較的マイナーな部類であるのは、台詞の方が有

          「浪漫と刹那とパワーボール」NSNO Vol.18 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          「ミコレンコは苦戦するエバートンを救えるか」NSNO Vol.17 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          はじめに 今号は、WyscoutやGoalといった媒体へ寄稿され、フリーランスで活動する戦術ライター、Edward Stratmann氏の記事をお届けします。 この度、記事そのものの存在を教えてくださり、遠く離れた日本のエバトニアンにも読んでもらいたい、という筆者の提案に快くご承諾いただきました。 私は感謝の念を込めて綴りながら、原題にもあるように「エバートンを励ます」ミコレンコの存在を改めて感じました。ファンも表現しきれなかった前向きな言語化に喜びを覚え、今回のNSN

          「ミコレンコは苦戦するエバートンを救えるか」NSNO Vol.17 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          「臆病か堅実か?エバートンの守備/CKを分析する。」後編 NSNO Vol.16 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          ※こちらの記事は「後編」です。 ◇ 92 今季序盤戦、12試合を経てエヴァートンが与えたコーナーキックの回数である。 この記事を書くまでに、今季全ての守備/コーナーキックを振り返ることができた。しかし、ここに書かれたものはその一部に過ぎない。筆者なりの注目点をまとめ、チームの特徴を捉えたものだ。 後編では、実際のゲーム内の事象に視点を移し分析を行っていく。 現在、プレミアリーグを視聴できる「SPOTV NOW」では各試合のアーカイブが残されている。もし契約中の方、

          「臆病か堅実か?エバートンの守備/CKを分析する。」後編 NSNO Vol.16 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          「臆病か堅実か?エバートンの守備/CKを分析する。」前編 NSNO Vol.16 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          ◇はじめに 今号のNSNOでは、22-23シーズン・エバートンの序盤戦におけるコーナーキックの守備について分析する。ここまでプレミアリーグで11試合を消化。2勝4分5敗、勝ち点10で15位。辛うじて降格圏を免れている状況だ。1試合あたりの平均勝ち点は0.9ポイント。先行きは怪しい。 未だ発展途上で課題の多いチーム。 それでも、チームの副官としてランパードが望んだジェームズ・ターコウスキ、コナー・コーディの存在がエバートンの守備力を向上させていることは間違いない。新戦力の

          「臆病か堅実か?エバートンの守備/CKを分析する。」前編 NSNO Vol.16 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          「Serendipity & Truest Selves」-アレックス・イウォビに刮目せよ- 前編NSNO Vol.15 / 22-23 エバートン ファンマガジン

          ◇Prelude はじめに 突然だが、みなさんは セレンディピティ(serendipity) という言葉を聞いたことがあるだろうか? 私がこの言葉を初めて知ったのは、2001年のアメリカ映画「Serendipity」(原題)を鑑賞した学生時代のこと。ニューヨークを舞台に描かれる、ロマンティック・ラブストーリーだ。 日本語版のキャッチコピー、 「ーーーそれは、恋心ふるえる''幸せな偶然''」というフレーズがくすぐったい。 この"Serendipity"という言葉は18世紀

          「Serendipity & Truest Selves」-アレックス・イウォビに刮目せよ- 前編NSNO Vol.15 / 22-23 エバートン ファンマガジン