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チャクラの視点で『男性性と女性性、そしてセクシャリティ』を語る

「男性性」と「女性性」の根源的概念


男性性の強い方を「男性的で積極的な人」、
女性性の強い方を「女性的で感受性に富む人」など、
個性や性質を示す「男性性」と「女性性」はそもそも、
エネルギー的資質がベースとなった概念です。

陰陽で捉えた宇宙に存在するエネルギーと物質の性質に、
身体的、精神的、心理的な側面における
行動と思考を分析し形容しています。

今ではビジネスモデルにも使われる概念で、
有利性と成長を優先した経済は
男性性的と形容されています。

一方、環境に配慮した持続可能な経済は、
受容と共感が優先な女性性的経済モデルであるとして、
各業界が目指しているところでもあります。


性別に関わらず一人の人物の中には、
「男性性」と「女性性」の
2つの性質と資質が存在することが知られています。

心理学者ユングの提唱する分析心理学によると、
男性性の中には女性的原型「アニマ」が、
女性性の中には男性的原型「アニムス」があり、
全人類の集合的無意識の大元を形成する要素となっています。

噛み砕いて言えば、男性の中には女性的な内面性が根底にあり、
女性の無意識下には男性的な資質が存在している、
ということなんですね。


縄文時代には既にこの概念を、男性性を「サヌキ」、
女性性を「アワ」と言語化していた文献もあるようですよ。


さて、この根源にある「男性性と女性性」を元に、
チャクラの視点より2つの資質を考察して参りましょう☆

(やっと本題、、、笑)

チャクラの視点のベースとなる概念


チャクラとは、意識のセンターです。

身体を人間の物質的側面とするならば、
感情や思考は、人間のエネルギー的側面を表しています。


詳しくは手前味噌のコラム(笑)をご参照くださいませ。



心身、そして霊性の成長と発達に深く関わると共に、
生命活動の軸となり、生命を支え育むのが、
チャクラというエネルギーセンターの本質です。


第1チャクラと「男性性」


胴体の一番下に位置する第1チャクラは、
生命活動の基礎的側面を司ります。

食欲、排泄欲、睡眠欲、性欲、自己防衛、種の存続、、、

本能的欲求に関与する全てが、
このエネルギーセンターに属します。

安定と安心感をもって、
生命の存続を促すよう働いています。

第1チャクラが調和に満ちていると、
充実した身体感覚がもたらされ、
地に足がついた思考と行動が得られます。

赤ちゃんが最初に属するのが家族であるように、
生命は帰属本能によって守られますが、
何かに属する意識の根本ともなっています。

行動、理論、意欲、情熱、野心、組織、信頼、社会貢献、、、

こうした生きる上でのベースとルーツに関わる働きは、
左脳が支配する「男性性」が司どります。

社会での仕事、自立、自己実現といった人生の課題は、
性別に関わらず男性性を発揮することで達成、
成長がもたらされます。


第2チャクラと「女性性」


臍下から仙骨に繋がる位置にある第2チャクラは、
創造と感情に関わる側面を司ります。

一対一の対人関係、パートナーシップ、他者との関わり、
そこから生じる感情、切望、愛情表現や喜び、
といった人間関係における意識のセンターです。

自身の世界の安定と信頼があるからこそ、
他者と関わり、楽しみ、関係を深め、また、
自由に創造性を発揮することが可能になります。

本能的欲求のみで私たちは生きてゆくことができません。

第2のエネルギーセンターより流れてくる深い欲求が、
人との交流や親密な関係を築く情熱を促し、
忍耐力と根気、そして誠実さを育てます。


男性は一般的に理性的であり、
女性は感情的だと言われていますね。

その所以は、右脳が支配する
言語能力、想像力、創造力、芸術やアートの感性、
といった「女性性」の働きが
第2チャクラに属しているからです。


チャクラとSEX、そしてセクシャリティ


SEXはそもそも、種の存続が継続するための
原初的な生命のコネクションです。

生存を目的とした性的衝動や欲望は
第1チャクラに基く本能ですが、
男性の身体的象徴である男根は、
このエネルギーセンターに繋がっています。

一般的に男性にとってSEXの行為が
性的衝動からくる欲求であるのは、
最なことであり、自然な訳ですね。

第1チャクラの「男性性」は、
パートナーを守る情熱と危険に対する
理性と判断を促し、計画的な実行を支えてくれます。


一方、生命を生み出すSEXの性的エネルギーは
アートや芸術の創作力と表現力そのものであり、
現実を創り出すパワーの源ともなっています。

この第2チャクラのエネルギーに繋がっているのは、
女性の生殖器や前立腺と卵巣といった
生殖ホルモンです。

従って「女性性」が優勢なSEXは、
パートナーとの絆を深める行為となります。

愛の感情を育みたいという欲求からくる
セクシャルで親密な行為すべてが、
SEXの官能を高めます。

第1と第2のチャクラが整うことで、
永続的な愛情関係が結ばれる土台が築かれるのです。


性衝動、そして「男性性と女性性」の統合


生命の存続を導き、親密な関係をつくりあげるSEXは、
一般的には男性と女性の融合を示しています。

この他者とひとつになりたいという衝動の根源にあるのが、
自分の内なる「男性性と女性性」の統合への欲求であり、
さらには、大いなる生命体の一部である自分
という存在への帰属本能です。

自身の「男性性と女性性」を調和に導き、
2つのセクシャリティを統合することで
私たちは大いなる生命体としての自己を確立し、
心身と霊性の成長、そして発展が達成されます。


すべてはひとつである


この真理を体現するのが、SEXの極意であり、
自分の内面すべてを受容しバランスを保ち、
資質と能力を生かし生きる先に真の意味での
完成されたパートナーシップが用意されています。


人生の喜びと官能に満ちた生命が、
ひとつになることで生まれ始まるのです。


we are we, we are one.

all is one.







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