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感情と学びの種

感情がネガティブに振れるとき、私の目の前に「学びの種」が落ちていることに気がついた。

怒りを感じるときは、自分が大切にしている価値観とは違う価値観を知ることができる。嫉妬を感じるときは、自分の中に眠っている理想に気がつくことができる。悲しみを感じるときは、今手にしているもののすばらしさを噛みしめることができる。

大切なのは、自分の感情と真摯に向き合う強さと、そのための時間を持つことだ。なぜ、怒りが湧いたのか。なぜ、嫉妬に駆られたのか。なぜ、悲しみに暮れたのか。その一つ一つに丁寧に答えを出すことで、本当の自分が見えてくる。自分は何を大切にし、どんな人物になりたいのか。これまでの人生の中で手にしてきたものは何なのか。

学びの種を育ててみると、今自分を包み込んでいる世界と、その中でどう生きようとしているか、未来を見つめている自分が見える。それと同時に、自分の凛々しさや、自分を取り囲んでいる幸せを垣間見ることもできるだろう。

学びの種に気がついたら、ちょっとだけ立ち止まって、その種を育ててみるといい。ネガティブな感情は、ポジティブな感情を実らせるための大切な種であることに気がつくはずだ。

Berry LLC


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