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難聴者さんへのロングインタビュー ~プロローグ~

難聴で手話を使われ、このBeOne手話歌の手話監修をしてくださった
GenGenさんに、約3時間にも及ぶ、ロングインタビューを行いました。

インタビューの目的は、難聴者さんや、手話についての理解を深める為。


そこには、こんな思いや背景がありました

Be One」という曲自体が「音楽で人が繋がる」事から始まり、この活動をする上で「音楽」の話が避けて通れない

でありながらオリジナル動画には「難聴」、つまり音楽が聴こえない方が多く参加して下さっている事

この企画自体が「手話」という表現方法を活用したものである事

この企画のテーマの一つ「バリアフリー(に繋がる)」は、「難聴」や「手話」に限った事を目指しているワケではない事

* * * 

「誰でも気軽に、楽しく参加出来る企画を」

深く考えなくても、参加者さんが、この企画や振付自体を気軽に楽しんで、誰かと繋がって頂ける事が一番、嬉しい。

私も、ただ「この振付や、人との繋がりが楽しい!」というだけでやってます。振付はやるだけで楽しいし、この曲や企画は人がどんどん繋がるので。

ぜひ、参加者さんはそのスタンスで、気軽に、この企画や手話振付を思い切り、楽しんで欲しいです。


ただ「手話を使った企画をする側」である私は
少しでも難聴について知った上でこの活動をしていきたい、と思いました。

同時に企画を進める上で「一方通行」のようなモノを感じていました。

難聴者さんの声が、聞こえてこない。
私たちが心を込めた「手話歌」は、難聴者さんにも伝わっているのか。

「Be One」という曲や、世の中にある数多の素晴らしい「音楽」は、難聴者さんにどう伝わっているのか。

この企画で
難聴者/健聴者の「一つになる(Be One)」は、出来ているのか。
難聴に限らず「バリアフリー」のきっかけになるのか。

* * * 

「伝える事から、全てが始まる」

思いは、何かしらの方法で伝えないと、誰かに届きもしなければ、何かが始まりもしない。


私はGenGenさんのお話を「BeOne手話歌の企画を超えたところ」で伝えたいと思いました。

数回の連載になりそうです。知りたいと思う方はぜひ、ご一読ください。


本が一冊書ける程のエピソードや思いを聞かせてくださったGenGenさん、知らなかった世界を教えて下さり本当にありがとうございました。

GenGenさんの伝えたかった事の代弁になっているか解りませんが、
難聴である事で上手く伝えられない難聴者さんや、GenGenさんご本人の事を、少しでも知って頂けたら嬉しいと思っています。

~次頁『インターホンが聴こえない』


※ご協力(撮影場所)Riverside Cafe Cielo y Rio 蔵前

Interviews and Contributions(取材・寄稿)
yuka (BeOneプロジェクト代表)

※私ども「ハニポ」 はBeOneプロジェクトの活動・運営を無償サポートしています


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