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▶ Contributions(寄稿)yuka (BeOneプロジェクト代表)
※私ども「ハニポ」 はBeOneプロジェクトの活動・運営を無償サポートしています

手話をやったこともなければ、
それまで難聴者さんに意識を向ける事もなく生きて来てたのに
BeOneを聴いて「手話歌にしよう」と急に思いついた事をきっかけに
私は今、この活動をしています。

ここには
・手話が好き、とか
・音楽が好き、とか
・アーティストが好き、とか
様々な入口から来た方が集まって下さってますが

私は、なんというか
「もっと音楽を誰とでも共有したい」という思いだけで
手話や難聴については、一般的な知識よりも、もっと無知だったんじゃないのか

というレベルでスタートしました。

活動を考えるにつれ、色々知りたくなってしまい
難聴者さんにお話を伺うなどしてますが
無知過ぎて「なんで? どうして? どうなの?」を連発。

最初、「難聴」と「ろう」の違いもあまり解ってなかったし
「難聴/健聴」という言い方が少々失礼かもしれない、というのも最近知りました。

今も、「難聴者さん」とか「手話というもの」に対しての考えが
知識を入れる度に少しずつ、変化しています。

最近読んだ、この本

#手話の学校と難聴のディレクター
#ETV特集  「静かで、にぎやかな世界」制作日誌
#長嶋愛
#筑摩書房 ( #ちくま新書 )

詳細や、詳しい内容、感想は割愛しますが
「ろう」の学校が舞台です。

この本を読んで、個人的にとても驚いた事がありました。

この番組は2018年に放送されたらしいのですが
当時の私は、全くこの世界とは無縁で、

つい最近(2021年1月)初版本を入手して
初めてこの本・番組を初めて知ったのですが
そこに、こんな事が書かれていました。
(画像3枚目)

このろう学校を卒業した大学生に、番組側が
「10年後の社会に聞きたいことはありますか?」という質問をした時の回答が、以下の内容でした。

「『手話を知っていますか?』かな。
"Hello"とか、"Thank you"とか、簡単な英語なら誰でも知っているように。
"No" "Yes"とか、みんなわかりますよね。
だから手話も、ほんのちょっとでいいんです。
表現を忘れちゃってもいいから、手話の事を知っていて欲しい。
『手話?何それ?知らない』じゃなくて、
『どう表現するんだっけ』でも構わない。
手話を知ってくれているほうがいい」

※原文ママ

これ、このコミュニティ(アカウント)を遡って
この本が世に出る半年前の
昨年(2020年)6月の時点で、自分が書いていた事と、全く同じ
でした。

(画像5、6枚目)

「どんな人でも、英語を習った事がなくても
『ハロー(こんにちは)』や『サンキュー(ありがとう)』が英語で言えるように、
手話を習った事が無くても、簡単な挨拶くらいは誰でも出来るようになって欲しい.
…というのが、私の個人的な願いです

時間がかかるかもしれませんが
先ずは、そこを目指して、この手話歌を最大限活用しながら
何か考えて行けたらイイなと思っています」

※2020.6.23の投稿より

これは、インスタライブ等でも時折、参加者さんに向けてお話をして来ました。

何の知識もない中で、難聴者さんにどう思って頂けるのかも解らず
(という弱音も、このアカウント内で吐いて来ました)

正解もよくわからないまま
「楽しいからとりあえずやってみる!」というだけで
沢山の人を巻き込んで、あーでもない、こーでもないと不器用にやっておりますが

「私が願っていた事を、同じように願っているろう者がいる!」

という発見と驚き。

第2期以降は
「見てもらうだけじゃなくて、実際に手を動かしてもらわないと!」
という考えで、リモート動画制作企画を始めたのですが

…これって、

この活動が少なからず、少しはろう者の方のお役に立つかもしれない

って事ですよね!
という事が、ちょっと嬉しかったです。

読了後、番組の動画を発見。

難聴である制作ディレクターのご尽力を知るために、本も読んで頂きたいのですが
ぜひ、番組(動画)を観てみて欲しいな、という感想。
初心者にとっては「ろう者の手話って、こういうことなのか」という感想。
オススメです。

※「静かで、にぎやかな世界」で動画検索

BeOne手話ソングプロジェクト
(BeOne手話歌 企画・広報 yuka)

※私ども「ハニポ」 は「BeOneプロジェクト」の活動・運営を無償サポートしています

▶『ハニポ』
・活動拠点➡ 『ハニポ』手話歌の入口コミュニティ 
(Instagram / @honeypaw.music )

元々は「BeOne手話歌」の活動をきっかけに「BeOneプロジェクト」という企画で繋がったメンバー数名が、BeOneプロジェクトの活動のサポートをする目的で2021年に発足。

その後「手話に特化した活動」に幅を広げ、ボランティアで手話を教える、
教育機関への手話歌活用の投げかけなど、様々な活動と啓蒙を行うチームへと進化。

テーマは「手話への壁を低く、楽しく」
1000の単語でネイティブな手話言語が出来る人を10人作るより
10の単語で簡単な挨拶が手話で出来る人を1000人作るという活動を行っています。

▶『BeOneプロジェクト』(旧:BeOne手話ソングプロジェクト)
・発信拠点➡
 参加型 音楽コミュニティ♪『BeOneプロジェクト』 BeOne手話歌公式
(Instagram / @miura0824yuka.beone )

「音楽で繋ぐ」 をテーマに、誰でも共に音楽を楽しめるようにと願いを込めて2020年4月に発足。

楽曲 「BeOne~僕らにできる事~」 をきっかけに、代表作「BeOne手話歌」のほか、ダンス、歌、演奏、手話歌 等 様々な表現方法で音楽を奏でる 「リモート動画制作」 を行い、誰でも参加できる、誰とでも音楽で繋がれる場を作っている、SNS上の 音楽サークル。 (非営利団体/参加費無料)

2023年までに 参加者延べ人数700名を越え、
動画制作だけでなく、多様性を認めあうきっかけ作りの交流の場ともなっています。

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#ハートネットTV
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#静かでにぎやかな世界

難聴のTVディレクターが手話の学校にやってきた。子どもたちと共に「共に生きる」ことの意味を考え続けた、一年間の記録。

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