<採用イベントレポート>生成AI活用の3STEP!
こんにちは。採用広報ライターのしまです。
本日は先日開催したMicrosoftさんとのラーニングセッション&採用イベントについて、とっても濃い内容だったのでレポートさせていただきます!
まず水上さん(ベネッセのDXを推進する横断部門、Digital Innovation Parnersの副本部長)から「例えば、デザインという仕事で見てみると、クリエイティブを作る際に、デザイナーさんがいくつか案を出す工程が、生成AIに指示をして複数案出してもらい、そこの中から最適なものを選択していくような場になってきている」という話がありました。
作業時間が圧倒的に減っていく中で、生成AIをどのように使いこなすか、がもしかしたら仕事の要素になってくるかもしれません。
仕事の進め方が変わってくることを見越して、ベネッセとしては生成AI活用をここまでMicrosoftさんの力も借りながら進めてきたとのことで、水上さんのプレゼンにあった生成AI活用の進め方3ステップをご紹介します!
STEP1:まずは自分たちが使う
今後の仕事に大きな影響を与えることは確実であるという認識のもと、生成AIがどう使われるのか、企画を考える自分たち自身が使いこなせるようにならないと良い企画は生まれないのでは、と考えたそうです。
社員にどんどん生成AIを使ってほしいと考えた際に課題になったことがセキュリティ面で、会社としては社員がセキュリティが担保された環境で活用できる状態を整えたとのこと。
セキュリティのポイントは2つで、
1つ目が入力すべきではない情報が入力されるリスク回避で、ここに対しては社内イントラの中で使える環境を用意することで、安全性を担保し、かつログもとれるので誰が何を入力したのかを追うことが可能な状態は構築し、
2つ目は再学習されないようにすることで、ここはMicrosoftさんのサービスを活用させていただいて構築されています。
結果、Benesse Chat をリリースし、企画のブレスト案、契約書の確認、メルマガ作成、議事録の要約などで活用されていて、社員が様々なシーンでBenesse Chatという環境下で生成AIを使いながら仕事をするようになっているそうです。
STEP2:社内の活用領域を特定する
社員の活用事例をもとに、大きな業務効率化ができそうな領域を特定するステップへ進み、ベネッセとしては、コールセンターの領域と、ウェブサイト制作の領域に定めて進めていったのです。
実際の業務の改善を進めるとなると、ベネッセ単独ではなく一緒に進めていただいている取引先の会社さんもいらっしゃるので、プロジェクト型で共に推進していく体制ですすめていったそうです。
■次世代型コンタクトセンタープロジェクト
■ウェブサイトの制作・運用プロジェクト
STEP3:ユーザー向けのサービスに活用する
リリース後、テレビやネットで取り上げていただいた数も多かったので知っていただいている方もいるかもしれませんが、夏休みの自由研究をテーマに、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AI「自由研究お助けAI」を開発しサービス提供しています。
■「自由研究お助けAI」
このような子どもたちの力を育むサービスを生成AIを活用して提供していきたい、とお話されていました。
いかがでしたでしょうか。
技術を具体的なサービスに活用していくプロセスの話は、これからの土台となる経験になっているんだろうなと感じました。さらなる活用が楽しみですね!
今回は、事業会社としてのベネッセが生成AIをどう活用してきたのかのお話でした!次回イベントレポートもお楽しみに!
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