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人生で一番大切なもの 「エッセンシャル思考」

たくさんの仕事を依頼され、忙しくなると一つ一つの仕事が雑になってしまう。目先の事に囚われて本質的なこと見失ってしまう。

「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」 グレッグ・マキューン著 を読みました。

私は何が大事なことか、人生で大切にしたいものがわからなくなってしまったから。

おそらく、理由は忙しすぎること。

日常が忙しすぎて、日々の雑音が何を大切にすべきかを考えるはずの脳のリソースまで奪ってしまってるのです。

大事なことは1割、それ以外にノーと言う

これ、わかってるけどできないんです。本当に苦手。

でも、ノーを言わないと結局は誰のためにもならない。

悪循環は、たぶん少し要領良く仕事できる人にふりかかる。

ちょっと出来る人だと、他の人から依頼を受けやすい。そして沢山の依頼を受けてしまい、忙しくなりすぎる。

忙しくなりすぎるので、ひとつひとつの仕事が甘くなる。

結果として、仕事の質が悪くなり評価が下がる。

今の私はまさにこれです。

いろいろな方面から依頼を受けてしまい、断れない。結果として異常に忙しい。そして下らないミスをする。

さらにミスのフォローでまた時間を取られる…という悪循環です。

会社員をやってるわけですから、一番会社に貢献出来る仕事は何か見極めないといけません。

1. 私も出来るけど、私以外の人も出来る仕事なら、そちらにやってもらう

2. 私が一番得意なことに注力する

3. 引き受けた仕事の完成度を究極に高める

今日、1.をいくつか実践してみました。

次のステップは、今の仕事(というより作業)の負荷を減らしつつ、私じゃなくても出来るようなシステムを作ることです。

人間関係でも、いちばん大切なものに注力する

自分にとって一番大切なものを常に大切にしていると、誰かに共感してもらえる。そして、誰かに嫌われることもある。

だって、一番大切なものは人それぞれです。みんなが一番を大切にすればするほど、うやむやだった大切なものがくっきりと浮き出てきます。

どうしても合わない価値観も、くっきり浮き出て来ます。

昔から交流のある友達でも、一緒にいると疲れる人って居ますよね。

誰が悪いわけじゃなくて、ただ疲れる。それは、こちらが相手に合わせてるから。

だから疲れるのです。

それに気がついた時から、そーっと離れるようになりました。その友達に会うたびに相手に合わせて、何時間もの疲労をためるより。いっそ年に一度だけ、年賀状を書いて、心の底から相手を思いやる一瞬がある方がずっといい。

その方がお互い人間関係を良好に保てるというものです。

例え、相手から付き合いが悪いと言われても。

それで良いのです。全員に好かれる必要は無いですよね。

だって、全部を大切にするわけにいかないもの。だから、全員から愛されるわけじゃない。それで良いです。

だって、私の方だって、全員をまんべんなく愛しているわけじゃないもの。

そのかわり、価値観の合う人からはすごく大切にしてもらえる。そして、私もそんな人を大事にする。

それを怖がらずに表現していきたいと思っています。

時間は有限

無限に時間があればいいけれど、いつか終わりを迎える生物として、それはありえないのです。

それなら、この一生を何につかうか。この一年を。この一日を。

あまり重要ではないこと、人には評価されるけど自分は嫌いなこと、そんなことに使う時間はもったいない。

そして、自分がやりたいこと、一番大切な事に時間を使わないで、他人の大切なことを続けていたとしたら。

もし明日、大きな病気になって動けなくなったとしたら。

悔しいと思いませんか?

自分の人生が惜しくはありませんか?

2番目じゃダメなんです。1番大切なこと、1番やりたいことからチャレンジしよう。

なかなか難しいけれど、一番大切なものだけをやる。

そして、一つ一つの仕事の密度を上げて完成度の高いものにする。

大切な人と、よりたくさんの時間と思い出を共有する。

一番好きなもので囲まれて、豊かに人生を終えるためにも、まずは自分が一番やりたい事を選ぶ。

今日もその練習をしていこうと思います。



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