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誰もが障がい者だ。障がいの価値観が変わる映画8選。

障がい者という言葉。

この境目が難しいことはよく議論されます。

世の中にはわかりにくい障がいもありますし、
「ここからが障がい認定、ここからは違う」というのは本当に難しい話。
医師から見る診断に人生を佐右されている方も世の中には沢山います。

ただ、今回私がいいたいのは、
"みんな人生どこかに大なり小なり悩みはあって、それは障がい何じゃないか"
という話。

神でもない限り、みんな"障がい者"です。

そんなことを考えながら、最近見て感銘を受けた障がいをテーマにした映画8選を紹介します。

長くなってしまうので特に気に入った3つだけ詳細に!!
後半はバババっと書かせていただきます。

①コーダ愛のうた

コーダとは、「耳の聞こえない両親に育てられた子」という意味です。
(Children of Deaf Adults の略)

耳の聞こえる主人公が、唯一家族で耳が聞こえることの不自由を描いた作品です。

そう、「耳が聞こえない主人公」ではないんです。
ポジティブに個性豊かに活きる家族と、その家族に振り回される”普通の思春期の学生”の悩みに焦点があたっているのがポイント。

この映画の場合、普通の学生とは言いましたが、コーダであることがこの子の中で、人生の障がいとして立ちはだかっています。

この作品、監督の演出には相当のこだわりがあります。
出演者は本当の聴覚障がい者を抜擢し、手話のニュアンスもリアリティを追求したそうです。

ネタバレになってしまうかもしれませんが、、、
作品の中で1分程、両親の目線で流れる描写があります。

"世界から音が消える瞬間"
しかも、音が重要なシーンで消えます。

設定ではわかっていたはずなのに。
一気に衝撃を受けるワンシーン。

この映画を見終わって、「I love you」のハンドサインをした方は多いハズ。

②博士と彼女のセオリー

カノ有名な物理学者、スティーブン・ホーキング博士のドキュメンタリー映画です。

大学で恋愛をしながら、宇宙物理学の分野で活躍するホーキンス博士が、物語の前半で倒れるところから、一気に空気が変わります。

医者の診断を聞き、障がいをもって生きることになったホーキング博士。
彼に寄り添うことを決めた奥さん。

自分で決断をしたものの、人生に多くの障がいを持ち本当に苦しんでいたのは奥さんかもしれません。
その葛藤が描かれています。

最後の男女関係は、日本ではなかなかない着地かもしれませんね。
いろんな選択肢があるって素晴らしい。

③ワンダー 君は太陽

生まれつき顔に障がいを持ち、いじめられっ子として生きていく主人公、ワンダー。
同級生、家族、彼の周りには真剣に向き合ってくれるものの、多くの葛藤がつきまといます。

SNSで直接顔を合わせることが少なくなった現代だからこそ、誰もが見るべき映画です。

この映画のナレーションで流れる、最後の名言は有名ですが、あえて今回はこちら。

「心の中がのぞけたら、みんなも普通じゃないと思う」

ワンダー 君は太陽

主人公が心の中でいうセリフです。

「普通」、とは?
「障がい」とは?
言葉の定義を問う、考えさせられる一言。


ここからは一気にいきます。

④フォレスト・ガンプ

知能指数が他人より低い主人公。

彼のまっすぐで正直な生き様。
つい曲がった人生を歩んでしまうヒロインとのすれ違い。

まっすぐ人を信じて努力をする人は報われるのか?
「人生はチョコレートの箱のようなもの。」の名言が忘れられない。

決して障がいを持っているから、うまくいかないわけじゃないんです。
ヒロインの存在がそれを色濃く表現しています。

⑤最強のふたり

全身麻痺の大富豪と、スラム出身の青年とのギクシャクしたやり取りから、親友となるまでの物語。

障がいなんて何のその。
生き様が素晴らしいです。

なんだか、親友に会いたくなる作品。

⑥英国王のスピーチ

吃音性といわれる周りからは理解されにくい病気に焦点が当てられた映画。
聴衆の前でスピーチをしなければいけない立場にありながら、うまく喋ることのできない主人公の葛藤はもどかしくも応援したくなる。

⑦ビューティフル・マインド

統合失調症で幻覚をみる主人公の複雑な描写と人生観。
ノーベル賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュの半生だそうです。

一度みると、あなたも途中まで騙されます。

そしてラストが爽快。

⑧リリーのすべて

とあることをきっかけに、女装に目覚める主人公。
段々と男性から女性へとかわるエディ・レッドメインの演技は迫真です。

②の博士と彼女のセオリーでもそうですが、演技力がすばらしい。


最後に

いかがだったでしょうか。
名作ばかりですが、ひとつくらい知らない映画、見たことのない映画があったのでは?

きっと素敵な考え方になるはずです。

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