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ギターと外国語学習の共通点(深読み)

語学学習と楽器習得って似てるなぁ、と最近思っております。

私は謎の衝動に駆られて30歳からギターを始めたんですが、「何っもわからん」状態から、1コードずつ弾いてくとある程度音になる、真っ暗闇にちょっとずつ明かりが灯って見えてくる、そんな喜びが外国語学習と一緒なんですねぇ、これが。

やっぱり最初は好きな曲のコピーから始めるわけですよ。で、同じギタリストの曲をまとめてコピーしてると、その人がよく使う位置とか指の運び方とかのパターンがわかってくるんですね、そうすると、初めてチャレンジする曲でも、「今ここ弾いたから次ここらへんに指持ってくんじゃないか」って自然に感じるようになるんですよ。
で、試しに鳴らしてみると結構な確率で近い音が出る。(私のコピーしてるギタリストがたまたま単純なだけなのかもしれませんが‥)

まさに自分の中にそのフレーズを作った人の感覚を再体験してるような妙な感覚になるんですよ、そういう瞬間。

外国語も全く同じだなぁ、としみじみ思ってます。
単語や発音を覚えていってある程度フレーズが作れるようになる。ある程度上達すると、その言語話者の感覚が宿ってくる。

プロのコピーライターは、過去の優秀なコピーを写経する、というのを日本での前職で知ったんですが、それってこの「感覚が宿る」を実現させるためなんだな、と納得。

猿真似が猿真似以上の効果を持つ意味が、この年になってようやく腹落ちしてきた次第です。
学生のころ、ひたすらフランス語の文を写経してたのは「やれっていわれたからやる」というめちゃくちゃ受け身スタンスでしたが、やっといてよかった、本当に。と今やっと思える。

富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。