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(悲報)ジャック・マーさんは今やド下ネタセクハラおじさんになりました

今日も中国からとっておきの情報を発信します。

みなさんはジャック・マーのこと知ってますか?中国で一番の成功者、尊敬できる中国人、稀代の起業家 でしょうか。そうですよね、僕もとても尊敬していて、彼の本や記事を何冊も何個も読みました。

しかし今、中国では「油腻的中年大叔」と言われています。この言葉を例えるならこの写真です

↑左マジイケメン、右「油腻的中年大叔」です

世間を騒がせた「996できてみんな幸せですよね」発言をしてから一ヶ月も経たぬ間に、ジャック・マーがまたスキャンダラスな発言をしました。中国のネットユーザー騒然で、ジャック・マーのブランド崩壊についての議論も真剣に行われてます。
(996って何?って方、中国でのブラック企業労働環境についての必須内容です、ぜひこちらをご覧ください!)

ことは5月10日に起きます。この日は一年一度の「アリババデー」、社員の家族や友人が会社に入って遊ぶことが可能な素敵な日。そしてこの日には毎年恒例の行事として、グループ結婚式(共同結婚式?)が開かれ、ジャックマーが立会人として挨拶してくれます、結婚する社員たちにありがたい激励の言葉をかけてくれるんです。

今年も102組のカップルが結婚式に参加したところ、あいさつで信じられない下ネタが飛び出しネットユーザーが騒然としています。

具体的には

「仕事では996の精神を強調しますが、プライベートでは669を実行すべきです。というのは、(夜の営みが)6日間で6回、大事なのは9です。」
(※ 説明しよう、「9」というのは中国語の「久」と発音が同じで、「長く」って意味です。うーん個人的には共感ポイントあるんですが、公の場で言うような内容ですか。。)

さらに

「幸せ結婚生活のコツは、「丁丁」をよく使うことと、「威信」を振りかざさないことです。」
(※ 説明しよう、「丁丁」(dingding)とは、中国のネットでは男性器を意味します、そして発音はアリババ製のモバイル仕事用プラットフォーム「钉钉 DingTalk」と同じです。「威信」(weixin)はライバル社であるテンセント社の微信の中国語発音と一緒です。自社の製品とライバル製品を使ったダジャレなんですがすべってます、ハラスメントです。)

さらにさらに

「結婚の一番のKPIは子供です。」
「結婚は一緒に資産を増やすためではなく、家や車を買うためでもなく、一緒に子供を作るためです。」
「アリババはトレンドを作るだけではなく、子供を作ることもしましょう。」
「ビジネスを作るだけではなく、人口も作りましょう。」
などなど。

中国では新婚さんのお祝いをするときに、「早生贵子」(早く良いお子さんが生まれますように)と言いますが、さすがに「KPIです」なんて、DINKS家庭や不妊に悩む人などに無神経すぎるでしょう。

社会的批判を受けた996発言を弁解するためにやった自虐ギャグであろうと、自身のメンツの挽回であろうと、この場で聞いた人たちにとってはただ変態のボスが自分が面白いと思う下ネタを連発しただけ
新婚夫婦の一体誰がお祝いの言葉として受け止めるでしょうか。

そしてこれだけではありません。社内のイベントでの発言だけなら「ああ、うちわで和やかなんだな」って思うところかもしれませんが、その後オフィシャルアカウントが自慢するかのようにこの発言を発信しました。

なんだその最後の絵文字は!?使うなら😱だろ!

どうなってんだ、これが世界一を目指す会社のSNS運用なのか!?

ネット民はこの発言に対してナイスツッコミを連発。
・「君が会社で996、隣の王さん(妻の不倫相手を揶揄した言い方)がお宅で669」
・「世の中にやりづらいセックスをなくしましょう」(アリババのスローガンは「世の中にやりづらいビジネスをなくしましょう」)
・「保険会社に注意報:アリババ社員の生命保険には気をつけなさい。」
・「996で社会貢献して、669で頑張って子供をつくって、あまりの過労で50で死んでしまい、年金も使わず高齢化解消に協力して、その時子供も就職でき、また996で.... この循環は資本家に最高ですね!」

などなど。

ちなみにネットユーザーがまとめたジャック・マーのここ最近の問題発言も紹介します。


抜粋すると...
・「僕はお金に興味ない」(はいはい。)
・「アリババの株は絶対に売らない」(しばらく経ったら)「生活を改善するために売りました」
・「アリババには偽物がない」(マジで言ってるの?全部買ってみろよ)
・「偽物の品質は本物より良い」
・「夢は持つべきだ、万が一には実現しちゃうかもね」(hehe...)
・「アリババを作ったことを後悔してる」(何をいまさら...)
・「アリババの存在は、JDのような会社をいっぱい育てるためだよ」
・「アリババは若者の夢をかなえてあげた」でも「90%の儲けない自営業者は自分自身に問題がある。」(なるほど、若者のターゲット定義がそうなんですか)
・「死ぬべきものは死んでもらってよろし」
・「10億元の豪邸は僕のものではない」でも「香港の別荘は12億元しかなしないよ」(...え?) 

うん、金持ちいいですね、言いたい放題ですね。個人的にはあのジャック・マーが最近こんな発言を連発してるなんて本当にショックです。

まぁしかし、一般人にとってジャック・マーのキャラが崩壊したかもしれませんが、中小企業の経営や起業する企業家にとって、彼は相変わらず志の象徴なのでしょう。


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