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愛ゆえの厳格な父との接し方が、ようやくわかり始めたこの夏


12時間後には京都にいるんですが
全然実感なくて
今の気持ちやらなんやらを
残しておきたいと思いまして

父親とね
あんまり仲良くなかったんですよ
いつしか一緒にお風呂に入らなくなって
いやこれは遡りすぎたか

高校の時に父が単身赴任になって
ほぼ話さない日々が続きました
思春期の終わり=人格の形成完了
みたいなとこあるから父抜きで完成した感じで

だから私の頭の中に
父親との接し方がしっかり育まれず
そのまま大学進学のために家を出て
なんていうか、わからないんですよね、今もまだ

でもだいぶ話せるようになりました
自分もあの頃ほど尖ってないし
寄り添うように、できるようになりました
きっと父も、同じ

母親に、父と考え方似てるよって言われた時
とっさにごまかした反応をしたけれど
どこか少し嬉しかったんですよねたぶん
素直に反応できないから子供ですねまだ

この前父の友人を招いて
私の誕生日パーティーなるものをしてくれたんですが
酔って陽気になった父は嬉しそうに
「だいぶ話せるようにはなった」と話していて

普段はとても厳格な父ですが
お酒を飲んだ時は嬉しそうに、よく私の名前を呼びます
厳しい家庭のルールがあったのは
愛ゆえのものだと、ひしひしと感じます

私は朝が弱いので起きたら父は仕事に行っています
そのことを見越して、先ほど、父から声をかけられました
双方の、精一杯の気持ちの、少ない言葉
ここに残す形でしか反応できないのが悔しい

でも少しでも父に近づくために
ダイビングライセンスの取得を
年内の目標としました
海について生き生きと話す父はとても素敵で

いつかは
またどこかから戻ったときには
もっと素直に、話せるように
今は涙を流しながら紡いだ言葉を残す事で精一杯でした

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