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大國魂神社を美的面から見つめる Vol.6 おまけ 大国魂神社の七不思議

こんばんは。夜遅くなりました。二日休んでしまい申し訳ありません。


今回はおまけということで、大國魂神社につたわる七不思議というものがありまして、それがおもしろかったので取り上げようと思います!

前回の記事はこちらからご覧ください。


1.大國魂神社の七不思議

大國魂神社にはその名の通り、境内で起きた七つの不思議な伝説があります。今日はそれを紹介していきます。

①御供田

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神社の所有する御供田という田んぼがあって、作物の豊穣を祈るために苗を植えたその田んぼのなかで相撲を行っていたのですが、その相撲で踏み荒らされた苗が翌日の朝になったらまっすぐに起き上がり、なおかつ踏み荒らされてばらばらになった苗がきれいに整列している…(すごい生命力!)


②樅(もみ)の雫

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拝殿前にあるもみの木から、年中雫が落ちようとしているが落ちない…(毎日雫が落ちないか観察してた人がいたんでしょうか笑)


③大杉の根

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参道両側にある大杉の根が、参道の地面に少しも現れてない…(確かに言われてみればそうでした)


④からす

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境内に多くいる烏は、門内に入ることはなく、さらに本殿にフンをおとすことは絶対にない…(烏にも信仰心があるんですね)


⑤矢竹

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拝殿前に竹があるのですが、この竹は戦勝祈願に来た源頼朝が地面に差した矢が成長してできたものだそうです。そしてこの竹の根は何年たっても石垣の外にでることがないそうです…(大杉の根の話と似ていますね)


⑥大銀杏の蜷貝(にながい)

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前回紹介した大銀杏の根本から出てくる貝のようなものを煎じて飲むと、産婦の乳の出がよくなるらしい…(私が大銀杏を見に行った時には貝なんかはついてなかったですね)


⑦松の木

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大国魂大神が出現した際、ともに出現した八幡神にまず鎮座地を物色させたのですが、八幡神はその命令を無視して勝手に八幡山に鎮座されてしまい、物色した報告をするのが遅れてしまったため、大国魂大神が「待つはつらい」と仰られたという話から、「待つ=松はつらい」と解釈され、大国魂神社の境内には松の木が一つもなく、植えたとしてもすぐに枯れてしまうらしい。さらに社殿建築にも松は使用されず、正月には門松を建てず、竹のみを飾るという…(昔の言葉遊びは今見ると面白いと思いますが、当時の人々にとっては真面目な案件だったんですね)



というようなものです。結構面白いですよね。このような七不思議ができるということは、それだけ神社が古くから多くの人々に敬愛されてきたということがわかりますね。

2.おまけ

ということで今回も今日読んだ本!ということで

今日読んだ本はこちら

この本はブルーノ・タウトという、来日経験もある建築家が、亡くなる直前に書かれた本です。

この本は「釣合」、「技術」、「構造」、「機能」、「質」という視点から建築の持ちうる美とはどのようなものかということを述べています。この本で述べられていることは、私が今このnoteで投稿している記事の内容とも結構関わってくる話なので、とてもためになっています。この方は来日も経験しているため、伊勢神宮や桂離宮など日本建築についての話がよく出てきます。

この本は大学で借りたのですが、あるページにこのような書き込みが。

スクリーンショット (297)

図書館の本にまでこんなこと書くなんて、すごい愛校心ですね(笑)


ということで以上で今回はおしまいです。コメント等気軽に頂きたいです!励みになります!明日は先週から取り扱ってきた大国魂神社の記事をまとめめたものを投稿しようと思います。毎日投稿の記事をまとめて読みたい方は是非明日の記事をご覧いただけると嬉しいです。

ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。また明日もよろしくお願いします。

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