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就活。タモリのデビューは30歳理論

就活で聞かれることは3つだけ

1:あなた誰? 2:なんでうちに入りたいの? 3:本当に入る?
基本的にはこの3つしか聞かれません。
ここを突き詰めたらあとはマッチングの世界です。タイミング的にどうしても人が欲しい瞬間もあるし、採用したいけど満員のこともあります。

1:あなた誰?

これが自己紹介だったり、いわゆる「ガクチカ。」学生の時に力を入れたことの話などですね。
なぜか、体育会系は部活。それ以外はアルバイト、留学、サークルの副部長、学生実行委員なんですよね。これを聞かされると、あーって思います。
悪いわけではないんですけど、またかーってなるわけですね。
しかも最近は就活のサイト、YouTubeで情報共有しまくっているので、コントのように1日に5回同じ話を聞いたこともあります。デジャブ?って思いますよね。
作った話ではなく、勉強だったり、猫の観察だったり、好きな女の子へのアプローチだったり、自分自身が伝わる話の方が好印象です。上手にエピソードトークをまとめる必要はないのです。
不器用な自分を器用に、社交的でない性格を陽気に、リーダーじゃないのにリーダーっぽいエピソード。これ瞬殺でバレます。
その2週間の海外留学は普通に海外旅行です。

2:なんでうちに入りたいの?

ここが一番重要、自分の主張をできる瞬間です。どうしてその業界に、会社に入りたいのでしょうか?ここはちゃんと考えましょう。
サイトを見ていると嘘ばっかりだなと感じる情報も山ほどありますけど、それは仕方ないですよね。恋愛も就活も一緒です。長く付き合って気がつくこともあるし、人に羨ましがられても「見せかけはいいんだけどね…不満はそこじゃねえんだよな」ということもあります。ここは運否天賦の世界。失敗は普通にあります。
お金が目的でも、楽そうでも、人に自慢できそうでも入り口はそこでもいいんです。もうちょっと深掘りをしてどうしてその業界、会社に入りたいのか、ちゃんと考えてみましょう。
ここで詰まられちゃうと採用する側はちょっと寂しいし判断が難しくなります。

3:本当に入る?

これは絶対に聞かれます。遠回しにもダイレクトにも。
就職活動は企業にも最重要項目です。入らない人に内定を出して、採用の椅子の数を埋めても最後に逃げられるとその枠は無駄になってしまいます。
とは言いつつ、企業側も内定を出すまでは学生に度重なる面接を強要するなどお互い様な部分はあるとは思います。
ということで、ここは学生側にアドバイス。企業には次の内定者も、来年の採用もありますけど、学生は一発勝負ですからね。

嘘でも御社が本命です!

その会社に入りたい理由を考えて強目にアピールしましょう。
業界最大手とか、極端に条件がいいなら話はしやすいですけど、残念ながら業界最大手はその業界に1つしかありません。
だから必死にその理由を考えるのです。俺は、私はフツーだなあと思う就活生の皆さんは、ここに全力かけるのが一番効率が良いと思います。

一番じゃない会社への無難な答え

・お話させて頂きました会社のみなさんの雰囲気が良かったです。
これです。入り口はこれ一択。そしてどう頑張るか考えてください。
「僕がこの会社を業界No. 1に変えたいと思います!」という就活生の方も比較的多いのですが、そんなにある日突然ブレークスルーして順番が変わる業界に勤めるのはそもそも怖くて仕方がありません。
余計なお世話だって思う担当の方もいます。そのガツガツ感が重宝されるのはちょっとブラックの匂いもしますね。大丈夫でしょうか?

嫌な担当がいる会社は嫌な会社です

噂で聞く圧迫面接、嫌味な面接、セクハラ、時代錯誤もいいところ。
かなり少なくなりましたが、まだ存在することも確かです。本人にとっては会社のため、学生のためと思っている人が多いのも事実です。
想像力がないんですよね。あなたが偉いわけではなく、会社がすごいだけだし、お客様になってくれないかも、SNSで発信されるかも…想像できない時点で仕事ができないというより人間失格ですよね。
単純。そんな大事な面接をポンコツに任せる時点でポンコツな会社です。
よく観察して、話のネタができたわーくらいのスタンスでその数十分を楽しく過ごしましょう。自分を悲観したり、自信をなくす必要はありませんよ、その担当、その会社がポンコツなだけです。
そんな会社に入らないで済んだ自分の運を誇りましょう。

偽るとお互いに不幸になります。

無理して頑張ってるなあ。という瞬間は会話をしていればわかります。
高校デビューの5月の匂いがします。こいつなんか違うなという影がチラホラ見えます。無理してはいけません。あなたのままで挑戦しましょう
何千人見ているのですから、背伸びをしている学生さんは負のオーラというか空回り感がカラカラしているものです。
営業職になりたいって言ったのに、営業でNo. 1になりたいって言ったのに全然嘘じゃんなんていう話はよくあります。
見抜けない会社も問題ですが、そもそも偽って入社を最終目的にしてはいけません、だってその後、会社人生40年以上、下手したら50年あるのです。
採用されることが目的で無理なことをして、無理目な業界、業種にうっかり就職した日なんてお互いに地獄でしかありません。

タモリさんのデビューは30歳

就活とは自分にマルバツつけられる初めての場面です。振られたらがっかりしてしまう気もよくわかります。しかし、就職はあくまで生きるための手段。そこの評価が人生の評価の全てではありません。
しかし、焦る気持ちもわかります。そんな時はこう思いましょう。
タモリさんはデビューは30歳
国民的MCタモリさんは大学中退後紆余曲折ありました。今、何ができるかではなく、これから何ができるかです。不安になったらタモリさんを思い出しましょう。タモリ理論です。まだあなたは世間に見つけられてないだけです。
人生はどこで何が起こるかもわかりません、今の評価が絶対でも、その評価が合っているかなんてわかりません。
人生は意外と楽しいですよ。
一足飛びに上を目指さないで、一歩づつ進んでいきましょう

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