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Beatrust エイプリルフール企画 2023: Do you know me?とは

Beatrust 株式会社、Product Marketing Manager の Atsushi Tsukada です。いつも Beatrust on note をご覧いただきありがとうございます。 普段は、社員紹介やカルチャー紹介を中心にお届けしていますが、本日は特別企画の舞台裏をお届けします。

昨年に続き Beatrust では、エイプリルフール特別企画として、期間限定のエンタメコンテンツをサービス上で展開することにいたしました。普段から Beatrust をご利用いただいているユーザー様が当該期間中にログインすると、特別なコンテンツ「Do you know me?」をお楽しみいただけます!
本記事では、企画した Beatrusters の頭の中や実現までの舞台裏をお話していきます。この記事を読むと、「コンテンツがもっと楽しくなる」「プロダクトが実現したい世界に触れる」「爆速開発のスピード感を感じる」→ Beatrust めっちゃ面白いやん!と感じていただけるのでは!?と思います。それでは、いってらっしゃい〜!

エイプリルフールなんかやろうぜ。うちっぽいやり方で。

“遊びゴコロ” って、良いものづくりの原点ですよね。2020 年 3 月に創業した弊社ですが、実は毎年エイプリルフールには本気で向き合ってきました。冗談とも本気とも取れる「これやっちゃう!?」というチャレンジが許される時期であり、それを通じて「実はこれ、試してみたかった」と思える機能をテスト的にリリースして反応を回収することができるチャンスでもあるからです。ただプロダクトを体験してもらうだけではなく、せっかくならばこの時期をユーザーの皆様に楽しんで欲しい。楽しみながら Beatrust のことをもっと好きになってほしい。そんな想いをもって 2021, 2022 年の企画を実施してきました。

2021 年、初めてのエイプリルフールでは、検索機能にフィーチャーしたマスコットキャラクター「Shearchくん」を登場させました。古き良き “パソコン世代” にはノスタルジックに感じられるビジュアルで Beatrust UI 上をピコピコ動く Shearch くんの姿に、 「なんか癒された」というユーザー様の声が多く届けられました。

2022 年、2 回目のエイプリルフールでは、旅するアムールトラの「Belleちゃん」がデビュー。画面上にかわいいキャラクターが登場するだけでなく、Belle ちゃんにお肉もあげられちゃうという、インタラクティブで Beatrust の ”遊びゴコロ” あふれるキャンペーンでした。具体的には、Beatrust の中に Belle ちゃんのアカウントを作って各企業様向けに公開し、Belle ちゃんのプロフィールに対してユーザー様がいいね!やピアタグを送信すると UI 上で Belle ちゃんにお肉が提供され、それを食べる様子がエフェクトとして表示されるエンタメ演出になっています。最終的に集まったお肉の数に応じて、実際のアムールドラの保護団体に対して寄付金が送られるようにしました。動物保護の心から Beatrust 上の Belle ちゃんに働きかけるユーザー様のご様子を社員一同で微笑ましく眺めた覚えがあります。

過去のエイプリルフール企画。動物モチーフ多めで、ソーシャルグッドな企画が中心でした。

合宿&コンペ形式で、企画アイデアを決めようぜ。 

企画作業の一連の流れは、一般に「発散→整理→取捨選択→精錬」というプロセスで進みます。まずはありとあらゆる可能性を探索するために、どんなに荒唐無稽だろうが「とにかく数を出しまくる」ことに徹します。その中から、共通する要素を抽出し、似たもの or 対立するものを「グルーピング&マッピング」し、ある基準をもって最適解と思われるものを「選び取り」、その表現面での「クオリティを最大限高める」といった感じです。

このプロセスは、別の観点から見れば、「Why(何故)→What(何を)→How(どのように)」という順に、目的から手法へと磨き込みながら絞る作業でもあります。“芯” を決める上流の工程こそが重要ですから、人数も増えた開発チームの中で、いかにこれを取りこぼし無く・フェアに・短時間で行い、しかも「チームビルディングを兼ねて楽しく」行うかを大事に考えました。楽しんでやらないと思考が硬直してしまいますし、自分達が心から楽しいと思える企画でないと、ユーザーの皆様に楽しんで頂けるレベルのものにはならないからです。

なんか遠出したくね? 楽しくやるからには環境設定が大事だよね、ということで、これに合わせて開発チーム全体のオフサイトを企画しました。心も頭も解放される素晴らしい自然に囲まれたロケーション、箱根湯本の別荘を Airbnb で借りて、一日集中で企画に取り組みました。持ち物はペンとPCと健康な身体とアルコール だけ!この場限り、一本勝負のアイデアコンペです。

Airbnb で別荘を借りて、開発チームの企画オフサイトを実施。

Product Growth 視点での現状課題を、シャレっ気たっぷりに超えていきたい 

ワンデーコンペは、QA engineering manager である Rosana Sanchis のファシリテーションの元、以下のようなステップで進められました。いかに自由にアイデアを膨らませるとはいえ、実装負荷が高すぎるものや、成果目標が不透明なものは良くありません。よって、企画をする上での条件やコンペとしての評価基準は最初に提示したうえで、無駄なく広げられるようにしました。

<コンペの進め方>
① 昨年の施策内容と成果振り返り
② アイデア出しをする上での「条件」とコンペの「評価基準」
③ 個人ワーク → 全員で投票( 10 案 → 上位 2 案に絞り込み)
④ PdM + Designer + SWE 含む 2 チームに別れ、両案をさらに具体化
⑤ 全員で講評(+実装負荷や個々のタスク棚卸しも)
 ↓
⑥ 後日、セールスやコーポレート含めて全員で決戦投票 → 最終 1 案を決定

<条件と評価基準>
1. エイプリルフール当日に公開可能であること。
2.期間限定の予定だが、ユーザー様に喜んでいただけたら継続提供もあり!
3. 楽しい!もっと使いたい!と思ってもらえるものであること
4. 企画の方向性は、Beatrust のコーポレートミッション(全ての出会いを最適化する)と整合するものであること。
5. Beatrust の代表機能の「良きショーケース」であること
6. 会社間を超えたやりとりが発生するような施策は今回は NG 
7. 施策を通じたゴールを明確にプレゼンすること。

B to B to C プロダクトとして、 “三方よし” の成果が得られることは非常に重要です。それを目指して着想することを各メンバーに課しました。全員とても良く理解したうえで、さまざまな素晴らしいアイデアが生まれ、その中から厳選に厳選を重ねて選んだものが今回お届けするに至った「Do you know me?」です。

決め手になった着想は、「知っているようで、実は知らない同僚の側面に気づいて欲しい」という想いでした。近くにいる人ほど見えないもので、同僚の意外な側面が Beatrust きっかけで見つかり、その人のことをもっと好きになる、話題を膨らませるきっかけになって頂ければと思って企画しました。「え!? A さんデザインがお得意なんですか?」「Bさんの前職の会社に、私の弟が勤めていますよ」「Cさんが常駐時代に住んでいた町、私の出身高校があるところです」などなど、身近な同僚の個性を再発見し、会社のことがもっと好きになって欲しい。何か新しいことに一緒に取り組むきっかけになって欲しい。そんな願いを込めたのが今回の企画です。

他の企画もチャンスがあれば実現したいと思えるほどに魅力的なものが揃っており、いつか日の目を見ることを祈ってやみません。

一人ひとりが自分のアイデアコンセプトを pitch していきます。通すまでがプレゼン!

そして開発が始まった。社員全員でめっちゃドッグフーディングしまくった。 

さて、作るものが決まったら、あとは時間との勝負です。限られた時間の中で最大限クオリティを高めるため、実装する開発チームはもちろんのこと、セールスやコーポーレートなど社員総出で *ドッグフーディングをしました。最低限動くものを最速でモックアップし、全員で使い倒して挙げられるだけのフィードバックを出し尽くしました。動作不具合、文字化け、デザインのズレ、コピーワークの不自然など、ありとあらゆる角度から改善要求をし、それを開発チームの方で全力で直していきました。通常のプロダクト開発と並行しながらの完全なアドオンでタスクマネジメントしたため、鼻血が出そうになりながら 花粉症と戦いながらつぶしにつぶしていき、なんとか今日を迎えることが出来ました。企画からわずか 1 ヶ月足らずでここまでやりきってしまうスプリントっぷりには、内部の人間としても心底おどろかされたことを報告しております。ぜひ 1 人でも多くの皆様にお楽しみいただき、「へー!そうなんだ!」を体験していただきたいと思います。

*ドッグフーディング(Dogfooding):自社製品・サービスを社員が日常的に利用し改善に役立てること、あるいは正式リリースの前の製品・サービスを社内テストで利用することです。

モックアップされたものを、社員みんなでフィードバック。 改善の依頼を爆速で直してくれています。

期間限定の一発勝負。でも、ちゃんと出して・ちゃんと振り返りしようぜ 

さて、とはいえここで一息つくわけにはいきません。振り返りの設計を行い、「思い描いた成果は得られたか?」「想定外の ”外れ値” は無いか?」「共通する行動 or ユニークな行動は何か?」「インサイトやペルソナという観点での発見は何か?」等々をレビューするための準備を目下進めています。これまでとは毛色の違う取り組みなので、何かしら特徴的な反応があるはずで、今からワクワクしています。そこから得た学びは、必ずや後のプロダクト開発・グロースプランに活きてくるものと思いますので、今回のコンテンツをお楽しみいただいたユーザーの皆様にも還元していく所存ですので、どうぞお楽しみに!

使えば使った分だけ便利になっていく、ユーザー様 一人ひとりに対して体験が最適化されていく、そんなプロダクトを作りたいと思っています。皆様の「使ってみた」こそが我々にとってのフィードバックとなりますので、この機会に Beatrust:Do you know me? をぜひお楽しみください。

Beatrust 開発チームより愛を込めて。楽しんでくださいねー!

いかがでしたでしょうか? Beatrust は、2020 年に創業して以来、国内外のさまざまなグローバル企業やスタートアップなどで経験を積んだメンバーが、お互いを刺激し合いながら日々仕事をしているアーリーステージのスタートアップです。最近も素敵なバックグラウンドを持った社員が続々と参画してくれています。次回の社員紹介の連載もお楽しみに!。

Beatrust は、本日 2023.2 月時点で、正社員 27 名(国籍としては 9 か国)まで成長してきております。Diversity and Inclusion を保ちつつ、社員がより自律的・機動的に働くことを可能にするための取り組みにチャレンジしてまいりたいと思っております。Beatrust のヒト・モノ・コトを感じていただけるような情報をお伝えしていきますので、少しでも興味を持っていただけましたらこちらの “Beatrust on note” をぜひフォローいただければ幸いです。また、どうぞ宜しければ他の記事やニュースリリースも併せてご覧くださいませ。

今後とも Beatrust をどうぞ宜しくお願い致します。

(お願い)Beatrust への取材依頼や各種お問い合わせは、お手数ですが marketing@beatrust.com までお願い申し上げます。現在非常に多くのお問い合わせを頂いており、回答までお時間をいただく場合がございます。予めご容赦下さいませ。



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