はざかいを、はざかいとして、ありのままに《140字の日記+ 33(今回は字数超過)》

 前回、子どもの体の成長について書いたので、今回もそのことを……っていいますか、夏休みのはじめごろに書いて忘れてた分があったので、せっかくなので手直しして投稿します。

 

 では、さっそくに。

 中学校に通いはじめてから、自信がついたのか、子どもがぐっと大人っぽくなりました。
 おっぱいも大きくなったし、ときどき体のラインが色っぽいです。

 だから、帰宅するなり、「あづい〜……」と、パンいちでうろうろするのはやめてほしい。
 夏だからといって、かなり大人な体形で裸ライフを満喫するのもやめてくれ〜( ;∀;)
 お母さんから見ても、ときどきドキッΣ(゚Д゚)とするときがあります。

 ……そうでなくても、いちおう女の子なんだから……隠せや、ちゃんと!

 

 だけど、このパンいちが、すごく子どもっぽく見えるときもあります。
 たとえば、一生懸命動画を見ているときとか。暇つぶしに「おかあさんといっしょ」を見ているときとか。ぼりぼり菓子食いながらラノベ読んでるときとか。

 色気なんて皆無です。むしろ、夢中があどけなくてかわいい!

 そんなときは、野生の小猿がたたみの上でころころ遊んでるようにしか見えません。

 

 どうやら、「わたしはもう大人!」と、無意識で親とはりあいたいときは、大人のプロポーションに見えて、遊びMAXのときは、色気もクソもなく、水辺でたわむれる幼稚園児レベルに見えるのではないか、と分析しています。

 

・◇・◇・◇・

 

 思春期には、つごうよく大人と子どもを使い分けますが、……ええ、もちろん、親も子も両方がですよ……ほんとうに、子どもの人格の中でも大人のときと子どものときが切り替わっているんだな、というのが、まさか見た目から伝わってくるとは思ってなかったので、はじめはビックリして目をゴシゴシしてしまいました。

 そりゃ、へたに大人あつかいしたら、「まだ子どもやもん!」と激怒するはずです。
 でもって、その瞬間は、ほんとに「子ども」なんだと思います。

 

 そんなわけで、親としても、大人扱いすべきか子ども扱いすべきか、なーんて悩んでもバカバカしい。

 「いまは大人と子どものメランジュの地層なのね」

 と、ごちゃまぜのものとして、まるごと受け止めるのがマシなんじゃないかと思っています。

 つついてみて、大人の地層が顔を出すか、子ども地層が顔を出すか?……そんなの、子ども本人にとっても出たとこ勝負だし、深くは意識してないと思います。
 だから、親として悩むなら、「はざかい」であることを、まるごと受け止めることを、つまり、「大人か子どもか」で切り分けるのではなく、子どもをひとりの人格として尊重できているかどうか、を悩んだほうが有益のように思います。

 

 また、この時期、子どもが変化するだけではありません。親だって、子どもの変化に戸惑います。

 ……ほらほら、今だって現に、あのパンいち子猿のプロポーション思い出して、「チッ、クソっ、若さに負けたっ!」とか思ってるし。
 そのうえ、子どものおっぱいが大きくなりたてのころは、物珍しくてついつい、つんつんぽよぽよしてましたしね……あぁ、女親でよかった!

 そーいや、小学校の卒業式あたりまでは、「いっしょじゃないとお風呂に入らんもん!」とか言ってたヤツが、ここ数ヶ月は「いっしょに入ろ〜」とさそっても、「誰がいっしょに入るか〜!」って、憎たらしいこというし。
 正常な成長ではありますが、突然そんなこと言い出したので、やっぱり一時は傷つきましたよ……遠い目。

 

 だから、育児指南も、「思春期にはあーしなさい」「こーすべきです」と断定口調であれこれ教えてくれるより、まずは「子どもの変化に戸惑う自分」を認めることを教えてくれたらいいな、と思います。

 つまり、

 戸惑いながら、子どもへの接し方のアップデートをはかる。

 まあ、「アップデート」って、「子離れ」にむけて親も変わっていく、ってことなんですけどね。
 それがこの時期の親のリアルな姿だと思います。

 かくいう五百蔵も、子どもへの接し方を、日々、微調整をしているところです。
 だけど、調整し終わったころには、お互いに子離れも、親離れも完成してるんじゃないか、という気がします。

 

・◇・◇・◇・

 

 それにしても、この子猿が、じょじょに大人っぽくみえる時間が増えてきて、そのうち大人にしか見えなくなるんですかねー……なんて予想しています。

 すでに今、大人っぽく見える瞬間がちょいさびしいのですが、手が離れたら、もっとさびしいだろうな……なんて想像もしてしまいます。

 

 手がかかるうちは、「はよー自立せーっ!」と1秒ごとに思ってましたが、いざ自立がカウントダウンになってきたら、めっちゃさびしくなってきました。

 あ、でも、もう1回おなかの中からやり直すのは、さすがにもう嫌です。

 
 

《140字の日記》のマガジンもあります。
https://note.mu/beabamboo/m/m855ee9417844

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いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。