見出し画像

地元開催のライブは地元について話してくれるのが嬉しい。

ふるさとは田舎過ぎず都会すぎず、普通のまち。
地元で開催された、「ハナレグミ」のライブに行った。MCで自分のまちについて少し話してくれたのが嬉しくて、演奏以上に記憶に残っている。

「〇〇市は初めて来たんですけど、初めて来たのに懐かしい、ほっとする感じ。」
「駅の周りの、商店街の人たちがあったかかったです」
記憶に残ってると言っても1年前のことなので言葉のニュアンスをもし間違えていたらごめんなさい。

このMCを、ふるさとを思い出すような曲「発光帯」の前だったか後に話してくれるもんだから、よりノスタルジーな気分に浸って時間を過ごすことができた。地元でちゃんと好きなアーティストのライブを見るのは初めてで、地元開催の嬉しいところの一つは地元について話してくれることだなと思った。

このライブは新型コロナで中止になったフェスの小規模代替ライブで、地元の文化会館で行われた。文化祭や成人式など学校や地域の行事で慣れ親しんだ建物が、コンサート会場に様変わりしているのはテンションが上がったな。帰省してさびれているところばかり目につく地元も、あるとき急に変わっていたらさみしいなとか、知らないだけでまだワクワクする場所があるのかも?なんて、ライブの帰り道の足は軽かった。会場近くの大きな神社に寄って、小さな電球で控え目にライトアップされた赤い鳥居と水の音を楽しみながら歩いた。

#この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?