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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#理学療法士

【認知症を有する方とは、非言語コミニュケーションを大切にしよう】コーチング×理学療法士の視点👀

有料老人ホームで理学療法士として勤務していると、認知症を有する高齢者の方々とお話しする機会が私自身も多いし、会話を聴いたり観たりする場面も多いです。 私のもう一つの生業である、コーチという側面から、そういった場面を観ると、 と、いつも思います。 〜〜〜 エビデンスがあるわけでなく、個人的な経験値から、認知症を有する方こそ、医療介護従事者の非言語の部分をかなりキャッチして見極めていると考えています。 その観点からも、医療介護従事者が心身ともに良いコンディション、ご機嫌

コーチングプラットフォームの【ファウンデーションベースドコーチング講座】の体験会(無料)が7月8月9月の4日程で開催されます✨

理学療法士という対人支援職をしていると、 「対象者とのコミュニケーションをいかに上手に取るか」 そのようなことを意識することが多かった私は、 いつの日か、 「どうすれば、自分は良い人に見られるだろうか?」 と、見せ方、やり方ばかりを考えるようになっていました。 ~~~ 偶然(今思えば、必然)の出会いで、コーチングプラットフォームで、 スキルだけでなく、自分の土台、ファウンデーション(自己基盤)を丁寧に扱うコーチングと出会い、 見せ方、やり方ばかりと、外側との

リフレーミングできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは行動を変えられる

コーチングスキルのリフレーミング。 〜〜〜 実際に、コーチングセッションの中で、リフレーミングのスキルを使うときは、 例えば、クライアントが、 「あのことは、普通◯◯ですよね! 私は、だからスタッフに◯◯と繰り返し言っているんです!」 となっていた時に、コーチが、 「◯◯を、違う角度、例えば、スタッフの立場からみると、どう見えます?」 と問いを置くと、クライアントは、 「そんな、スタッフがどう思っているかは、あまり聞いていないから分かりません。 多分、◯◯

エンカレッジできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは人をやる気を倍増する

エンカレッジ。 勇気づける、励ます、促進する、いずれもリーダーとして、スタッフのモチベーションを高めて、いわゆる、 「やる気にさせる」 とても、パワーのあるコーチングスキルの一つ。 〜〜〜 ただ、このエンカレッジ。 闇雲に、 「励ませばいいんでしょ!」 と言う、シンプルなものでもなく、むしろ、愛のこもっていない、エンカレッジは、相手に、 「あっ、本当は、この人、そう思っていないな。」 と思わせてしまい、それこそ、 「やる気を操作されて、仕事に取り組ませら

コミュニケーションスキルの”リフレーミング”と”承認”】について看護大学校で授業講師をしてきました

株式会社 メディカルコミュニケーションポート(MCP)の廣田早恵美コーチからのご依頼で、 MCPの一員として、今年で4回目となる、看護大学校でのコミュニケーションリテラシーの授業の講師として、看護学生(1年生)40名×2クラスに、それぞれ90分×2コマで、 コミュニケーションスキルのリフレーミングと承認について、お話してきました。 ~~~ 私自身、20年以上の理学療法士のキャリアの中で、医療職として大切なスキルとして、 「コミュニケーション」 があると思い、病院・介

内省を促せる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは成長を待てる

私の大学(理学療法士養成)の卒業アルバムに、担任の先生が、みんなへのメッセージで、 「教育とは待つこと。」 と書いてくれた。 その時は、 「確かに、そうだなぁ。」 ぐらいの感想を持ったのが、正直なところ。 〜〜〜 この言葉が、 「いやぁ、そうだなぁ。先生良いこと書いてくれたなぁ。」 と思えるようになったのが、自分が理学療法士として訪問看護ステーションでマネジメントやスタッフの育成を行うようになってから。 自分も含めて、スタッフ一人ひとりの成長速度は異なる。

叱るも承認

コーチングスキルの承認と言うと、いわゆる、 「褒める」 そのようなイメージが強いと思うけど、 褒める=承認 ではなく、承認の中の一つに、褒めるという行為がある。 承認の根本にあるのは、 「相手を認める」。 〜〜〜 その中で、 「叱る」 という行為も、承認の一つになる。 「怒る」 だと、感情に任せての話になるので、 怒るは、承認ではない。 〜〜〜 「叱る」 と言うことは、相手の存在を認めて、相手に成長して欲しい、可能性を感じているからこそ、行うも

共感できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフとの信頼関係をつくりやすい

共感。 他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。 ↑と、定義されている。 この辺りは、同調との違いもあるので、言葉の意味を考えてみるのは面白い↓ 〜〜〜 今回考えてみたいのは、 「共感」 を、字として捉えると、 「共」と「感」。 私が、共感する時に意識しているのが、 「感情」と、「共に」、一緒にその場に居る。 と言うこと。 〜〜〜 そこに、自分の感情に背いて、同調してしまう必要はなく、相手の感情に対して、 その瞬間、その場に、一緒に、共に、

要約できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの頭を一緒に整理できる

コーチングスキルの要約。 〜〜〜 要約が上手く機能すると、スタッフも、 「そう、そうなんです! それで、実は、、、」 と、話がさらに展開していき、対話を一緒につくるという感覚になっていく。 ただ、その時にいくつか気をつけるポイントがあって、 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 ②要約した言葉が、相違ないかの確認を行う。 〜〜〜 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 あくまでも、スタッフの話した言葉を使いながら、要約していくスタ

質問できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは話を深掘りできる

コーチングスキルの質問。 〜〜〜 この質問の前提にあるのが、相手の話を聞く、傾聴、そして、相手を認める承認がされて、 いわゆるセットアップ、信頼関係が築けていることになる。 このセットアップがないと、なかなか質問自体が機能しにくく、 場合によっては、質問ではなく、詰問となってしまうこともある。 〜〜〜 質問には、クローズドクエスチョン、オープンクエスチョン、チャンクアップ、チャンクダウン、スライドアウトなどなど、たくさんの種類はあるけど、 今回は、前提としての

リクエストできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

コーチングスキルのリクエスト。 〜〜〜 コーチングスキルのリクエストにおいて、私が大切にしているマインドが、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 ということ。 そうでないと、 「せっかく、リクエストしたのに、全然動いてくれない!」 このようになってしまうことって、実は多い。 それより、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 と思えると、リクエストする側、そして、される側も気持ち的にも楽になる。 〜〜〜 加えて、リクエストのスキルの根底にあるの

【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】について保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員向けに研修を実施しました

東京都調布市にある、公益財団法人 調布ゆうあい福祉公社様からのご依頼で、 【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】 というタイトルで、 6月12日に、法人内の保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員の20名を超える多職種の方々に研修を実施してきました。 ~~~ 医療介護福祉職の方々は、普段利用者の話を聞くことが多く、いわゆる感情労働でもあるので、こういったコミュニケーションをテーマとした研修時間を通して、 自分のことを話して、聞いてもらうことも大切な

フィードフォワードできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは可能性を広げる

コーチングスキルのフィードフォワード。 〜〜〜 似ている言葉のフィードバックとの違いは、時間軸で考えると、フィードバックは過去や現在生じていることに、 「目標に対して、こうだよ。これぐらいズレているよ。」 と事実を伝えるもの。 フィードフォワードは、未来に対して、 「あなた、こんな可能性あるんじゃない?!」 というメッセージを伝える。 〜〜〜 みなさんも、人から、 「○○さん、こういうのも向いているんじゃない?」 と言われたり、ある種、未来への占いなど、

傾聴できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは言葉以外も大事にできる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 傾聴の中にも、頷き、共感、相槌、アイコンタクトなど、いろいろとある。 〜〜〜 傾聴と言うと、 「相手の言葉を聴く、理解する」 のイメージが多いが、実は、言葉以外、つまり非言語、 相手の表情、しぐさ、動きや、声のトーン、大きさなど、 視覚情報や聴覚情報も、「観察」する必要がある。 〜〜〜 例えば、あるスタッフが、表情は暗いのに、 「あっ、大丈夫です。楽しいです。」 と言っていたら、