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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#問い

「今」を意識できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは「過去」を問い詰めない

何かミスが生じてしまった時に、 「なんで、出来なかったの?」 このような確認を行うことは多い。 そうすると、スタッフは、 「でも、、、」 「だって、、、」 と答えることが多い。 なぜなら、過去の 「できない(できなかった)理由」 を聞いているから。 これらは、ある種の、防御反応に近い。 〜〜〜 この問いを、 「今、どうすれば良いかな?」 と、時間軸を今にすることにより、 「できる理由」 にフォーカスできるので、 「自分は、○○したい。」 「

抽象的な問いを置ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

仕事の場面だと、業務を行う枠組みの中で、具体的な問い、 例えば、5W2Hを用いたりして、行動を促したりする。 もちろん、これは、仕事を進める中で大事なこと。 〜〜〜 ただ、そのような問いが一辺倒になると、常に緊張感が高くなってしまう。 そのような時に、有効になってくるのが、敢えて抽象度が高い問い。 「○○さんは、これから、どんなキャリアを積みたいの?」 「○○さんは、どんな風にありたいの?」 「○○さんは、人生で何を成し遂げたいの?」 このような問いは、すぐ

言葉は言い慣れるまで根気強く言い続けると、馴染んでくる【プロコーチの視点👀】

「あなたらしさって、何ですか?」 このような問い、私は、コーチングと出会う前、使ったことがなかったし、 仮に使ったとしても、なんだか恥ずかしくて、ボソボソ話したり、 言った後に、「急に変なこと、聞いてすみません」 と、悪くもないのに謝ったりしていたと思う。 〜〜〜 2016年とコーチングと出会い、上記のような問いを、繰り返し繰り返し、さまざまな場面で、さまざまな人に行うと、自然な感じで、 「あなたらしさって、何ですか?」 が出るようになっている。 コーチング

シンプルな問いを繰り返す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの考える力を育成できる

「あなたは、どうしたいの?」 「あなたは、どうありたいの?」 「何のために、働いているの?」 「10年後、どんな風になっていたい?」 これらの問い、シンプルではあるけど、いざ聞かれると、ドキッとする。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフ自身の考える力を伸ばす時に、 上記のような、シンプルだけど、本質を突いた問いは、有効。 なぜなら、人は、その場で、パッと答えられない問いほど、 脳で、一生懸命、自分なりの答えを出そうとするから。 〜〜〜 私が、訪問看護の現場

質問の意図を明確にして、相手、そして自分と関わる〜コーチの技〜

最近、とある方のお話を聞いていて、 「意図を明確にする」 ことの大切さを、改めて認識した。 〜〜〜 コーチングスキルの代表例として、 「質問」 があり、質問も、いくつかに分かれるのだけど、 その中で、 クローズドクエスチョン→YES、NOで答えられるもの オープンクエスチョン→YES、NOで答えられるもの がある。 〜〜〜 こちらに関して、クローズドクエスチョンが良いとか、オープンクエスチョンが良いなどの話をしたいのではなく、 相手との対話の中で、質

内なる対話が自分を変える⁠—コーチングで気づいた対人関係の新たなアプローチ

コーチングセッションのテーマの中で、 「○○さんとの関係を良くしたい。」 というものがある。 というか、実は、私が1番最初に、マイコーチとのコーチングセッションで、取り扱ったのがこの手のテーマ。 〜〜〜 セッションが始まる前や、途中までは、そのテーマで始まりながらも、 「○○さんが、こんなこと言うんです!」 「○○さんは、きっと、こう思っている!」 「○○さんは、このようち考えているに違いない!」 と、○○さんに非があることを、いかに、コーチに伝えるかにパワ

「それが達成したことは、どうやって分かるの?どんな行動を起こすの?」言語化コーチの達成の尺度の考え方

コーチングセッションの問いの中で、目標・目的を確認した後に、 「そのことが達成できたというのは、どうやったら分かるの?」 というものがある。 この問いって、なんかドキッとしない?! 、、、私は、自分にこの問いを置かれると、いつもドキッとする。 なぜかと言うと、そこまで考えていないことがほとんどだから。 〜〜〜 例えば、 「自分の気持ちを前向きにさせる。」 ことを、セッションのテーマとした時に、 「◯◯さんが、気持ちに前向きになったことは、どうやったら分かる

コーチが考える、「目標、目的意識を持つことの大切さ」のお話。

よく、コーチングのセミナーなどにいくと、 「今日の参加の目的は?」 「今日一日で、何を得たい?」 「今日が終わった時に、どんな気持ちになっていたらいい?」 と、その日の目標や、目的を確認する。 こう言ったことは、コーチングのセミナーに限らず、他のセミナーでも大切にされるところではあると思うけど、 とかく、コーチングでは、セッションの中でも、目標や目的を確認する、いわゆる、 「コーチングはゴールありき」 と言われる所以だと思う。 〜〜〜 何を隠そう、私は、今

【世界観をどう捉えるか】コーチングプラットフォームのコーチング実践(PCCに向けてのメンターコーチング)受講スタート🚪

今日から新たな学びの場として、コーチングプラットフォームのICFの Level2に認定された、コーチング実践(PCCに向けてのメンターコーチング)の受講をスタート。 、、、すでに、頭が、パンクしていることは、お察しください😆 学んだことを、実践していくほかないのだなと、気づき、コーチング道、 「完全に出口ないやん!」 と改めて思った次第。 〜〜〜 私が、ずっと、ことあるごとにフィードバックを受ける、 「なんか、悪くいないんだけど、表面を撫でてる感じのセッション」

「どんな人生を歩みたいの?」言語化コーチの、あなたへの問い。

「どんな人生を歩みたいの?」 そんな問いを置かれたら、皆さんの思考は何を考える? 「どんな人生を歩みたいの?」 とっても、シンプルな問いだけと、私が考える、この問いの、一番のポイントは、 主語に、”あなたは”が隠れていること。 「あなたは、どんな人生を歩みたいの?」 そう、他の誰でもない、あなたの人生のことへの問いなんだよね。 ~~~ 人は、ついつい、他の人を判断基準にしてしまう。 「上司は、どう思うだろう?」 「部下は、どう見ているだろう?」 「家族は

人がコミットできることって、結局は、「自分がやる」と決めたこと〜コーチングセッションを説明するときにプロコーチが使う言葉を公開🚪〜

今回のタイトル、 【人がコミットできることって、結局は、「自分がやる」と決めたこと】 について、今日は言語化していくのだけど、 結論から言うと、このタイトルの通り、 人は人からとやかく口うるさく言われても、結局は、人は自分で決めたことには責任を持つことができる! だから、「自分がやる」と決めることを、口に出そう! 以上!! 〜〜〜 、、、で、終わっても良いぐらいなのだけど(笑)、もうちょっと言語化させてください🙇‍♂️😆 最近、コーチングセッションの効果を説

「試す、勇気。」と「続ける、パワー。」〜学びの段階〜

最近、中竹竜二さんの考え方にハマっているのだけど、 中竹さんの学びの段階の考えが、なるほど!だったので、勝手に紹介!! 元の動画は↓ 〜〜〜 この動画の中で、中竹さんが考える学びの五段階を、 知る→分かる→試す→できる→続ける として紹介されている。 私は今までコーチングで学んでいた、学習の四段階は、 無意識的無能→有意識的無能→有意識的有用→無意識的有能 で、大筋、この考えと同じだけど、中竹さんの提唱する方も、分かりやすい動詞を使っているなという印象。

コーチングセッションは、セッションが終わってからが本番

コーチングセッションで、その日に話したいテーマや、前回からの振り返りを行うのだけど、 私が、コーチとして大切にしている考え方があって、 それは、 「コーチングセッションは、セッションが終わってからが本番」 と言うこと。 〜〜〜 「えっ?!コーチングセッションのその場で、全てが解決できるんじゃないの?!」 そんな声が聞こえてきそうだけど、 もちろん、コーチングセッションの場は場で、しっかりと集中する必要があることは大前提としてあって、 でも、もっと大事なことが

コーチとしてクライアントに、「今すぐに答えなくても大丈夫ですよ。」と伝えることの大切さ。

コーチングセッションを行う中で、コーチからの問いかけに、 「答えねば!」 と肩に力を入れすぎる必要はない。 と、いきなり、何のこと?! みたいに感じるかもだけど、コーチングセッションのお話しで、 私自身も、自分にコーチをつけていて、月2回セッションを受けているのだけど、 最初の頃は、何かコーチに問いを置かれたら、それに対して、 「答えねば!」 と鼻息荒くなっていた。 〜〜〜 コーチングセッションという限られた中で、クライアントが抱えている課題を、クライアン