明治二十年陰暦正月二十六日 「家事取締り役」梅谷四郎兵衛の手紙
処暑の最中に季節感を無視した明治二十年陰暦正月二十六日に関わる記事を書くのは若干抵抗もあるが、思いついたらすぐ書かずにはいられないタイプなので、強引に筆を進めることにする。
「筆を進める」、などと格好をつけたが、実のところは梅谷四郎兵衛が妻に向けてしたためた書簡を紹介するだけの”おんぶに抱っこ”の記事であることをあらかじめお断りしておく。
この書簡は特に秘されてきたものではなく、道友社から出版されている『静かなる炎の人-梅谷四郎兵衛』に掲載されているものなので、ご存じの方も多