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用語集: 「資源の呪い」 <ー ロシア、オーストラリアのように資源がありれは良いってものでもありませんね~

今回は「資源の呪い」について見て行きましょう。

「資源の呪い」とは、どういう意味?

日本の身近のロシアも少しだけがいとうするかも?

「資源の呪い(resource curse)」: 石油や天然ガスなどの天然資源が豊富な国が、経済成長や政治的安定を達成できないという現象です。資源の呪いは、1970年代にオランダで初めて観察されました。オランダは、北海油田の発見により、短期間で経済成長を達成しましたが、その後は経済成長が鈍化し、失業率が高まりました。この現象をオランダの呪いと呼び、その後、他の資源豊かな国でも同様の現象が観察されるようになりました。

資源の呪いの原因は、いくつか考えられます。一つは、資源が豊富な国では、政府が資源収入に依存しやすく、他の産業や経済成長を促す投資に資金を回さない傾向があります。また、資源の輸出国では、為替レートが大きく変動する傾向があり、これは国内産業の競争力を低下させます。さらに、資源の輸出国では、腐敗や政治的不安定が起こりやすい傾向があります。

資源の呪いを克服するためには、政府が資源収入を適切に管理し、他の産業や経済成長を促す投資を行うことが重要です。また、為替レートの変動を抑制し、腐敗や政治的不安定を防ぐことも重要です。

一言では: 資源がありすぎると、なんかあれば資源を売れば「$」が入ってくるので産業が全く育たず。 「$」は一部の権力者に偏り、国際市場に価格をにぎられ経済は常に不安定。

ロシアの場合、兵器産業はあっても他の産業が発展しないのは「資源の呪い」もあるでしょうね。

日本の友好国としてはオーストラリアなんかもそうでしょう。 なにかあれば、金を売ったり、ウランを売ったりすればなんとかなってしまいます。 

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