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ハヤカワ書房

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#小説

ブッカー国際賞を受賞した、戦争文学の新たな傑作『夜、すべての血は黒い』ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳、刊行(2024年7月)

ブッカー国際賞を受賞した、戦争文学の新たな傑作『夜、すべての血は黒い』ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳、刊行(2024年7月)

早川書房は、フランスの作家、ダヴィド・ディオップ『夜、すべての血は黒い』(加藤かおり訳、原題 Frère d'âme)を2024年7月18日に刊行します。

本書は、フランスで「高校生が選ぶゴンクール賞」を受賞し、英訳版At Night All Blood is Blackでブッカー国際賞を受賞しました。若き兵士の極限状態にある心理を描きだす文芸作品です。

◉あらすじ仏軍セネガル兵のアルファは、

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「嫌な現実」を自在に乗り換えられたら? SF小説『なめらかな世界と、その敵』

「嫌な現実」を自在に乗り換えられたら? SF小説『なめらかな世界と、その敵』

2019年のベストSFランキング第1位の伴名練『なめらかな世界と、その敵』から、お試し版として第1章を公開します。スマホをスワイプするように、無数の並行世界を行き来できる少女たちの、1度きりの青春を描いた物語。

追記:斜線堂有紀さんの解説&著者1万字あとがきを加えた文庫版も発売!

1 うだるような暑さで目を覚まして、カーテンを開くと、窓から雪景色を見た。
 青々と茂った庭の草木に、今もちらちら

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「3回読んで3回とも泣いてしまった」「それでも人間をあきらめられない人に読んでほしい」――間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』早川書房社員コメント

「3回読んで3回とも泣いてしまった」「それでも人間をあきらめられない人に読んでほしい」――間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』早川書房社員コメント

いよいよ3月6日(水)に刊行される話題の新人デビュー作、間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』。第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞後、SFマガジン2023年12月号に一挙掲載されすでに読書界から絶賛を浴びています。じつは受賞前から「ヤバい新人賞応募作があるらしい」と社内を騒然とさせていた本作。早川書房社員有志から寄せられた熱いメッセージを公開いたします。

◆「ぶっ刺さった」の声多数!SNS

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「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ

「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ

8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部)
※本原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。

伴名練

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