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イギリスで暮らし始めてはや25年。看護師として働きながらイギリス人夫と大学生になる一人…

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イギリスで暮らし始めてはや25年。看護師として働きながらイギリス人夫と大学生になる一人息子と3人で楽しく生活しています。趣味は合気道とゴルフです。

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「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

イギリスの家が売れてしまったので、急遽スコットランドに行って、その土地を感じ、売りに出ている家を実際に見に行ってみることにしました。ターゲットはスコットランドの東側。ゴルフの発祥地であるセントアンドリュースがあるファイフ地方とその北側にあるアンガス地方です。 実際に行ってみて、正直どちらの地方も好きでしたね。まずは大きく、やっぱりスコットランド、好きですね。広がる自然と、漂うゆっくりとした雰囲気が好きやなぁ、としみじみ思いました。どちらの地方でも楽しく暮らせると思います。ど

    • 「ベイトマンニュース」ノルマに支配されると見えなくなる大事なこと。

      先日病院でのトレーニングでこんな人に出会いました。 彼女はまだ30代前半の若い介護士さん。病棟で働き始めてまだ6か月の新人さんです。以前は普通の会社員でしたが、「医療の現場で働き、人を助けたい。」と強い意志を持って転職してきた、子育て真っ最中のかわいらしい人です。 子育て中の彼女は、夜勤メインで働いているそうです。そんな彼女が言います。「最近はチームの中で浮いている気がする。落ちこぼれのレッテルを貼られている。」え?どうして?と聞くと、こんな理由でした。 イギリスの病院では

      • 「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊽スコットランドの初冬越え

        私たちがスコットランドに移住してきたのは、昨年の1月の末のことです。 そう。引っ越してきたときは冬の真っ只中でした。それでも1月の終わりというのは、あちこちに春の気配が見え始め、気持ちが前向きになるいい時期なんです。(寒いけど)毎日少しずつ日が長くなってきている。(まだ寒いけど)スノードロップとかクロッカスなどの花があちこちに咲き始める。(ほんまにまだ寒いんやけど)農家が農地を耕し始める。 春がすぐそこだ!と嬉しくなる時期なんですね。 ということで昨年は半分だけスコットラン

        • 「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊼家づくり・庭づくり

          スコットランドに移住して1年とちょい。私たちが暮らしているのは築10数年の一戸建てです。 実は私がめちゃくちゃ憧れるのは「古い家」なんですよ。築数百年の、屋根に苔が生えているような、太い梁があちこちにあるような、味のある古い家。 だけどそういう家に暮らすのはほんまに大変なことも想像できます。メインテナンス、掃除、暮らしにくさ、寒さなど、お金も手間もかかるやろうなぁ。特に歳をとってから古い家で暮らすのは危険度も増すやろし。 ロケーションも周りに何もない、辺鄙な田舎に憧れます。で

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        「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

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        • 「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊽スコットランドの初冬越え

        • 「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊼家づくり・庭づくり

          「ベイトマンニュース」人間が本来持つ力を信じる。

          放射線科で働き始めて改めて思うのは、「人間が本来持っている自然治癒力は(自分が思っているよりもずっと、ずっと、)素晴らしい」ということです。 骨折した患者さんが、ほんの数日後にレントゲンを撮りにくると、もうすでに骨がひっつき始めていて、その速さにはほんまにびっくりさせられます。 私は今までずっと病院で働いてきました。病院というのは基本西洋医学が中心で、悪い所を探し、その部分を切り取ったり薬などで治療をする、または症状に対する対症療法という、悪くなっている部分と現れている症状

          「ベイトマンニュース」人間が本来持つ力を信じる。

          「ベイトマンニュース」身についた事は、離れている時間が長くても再開できる。

          最近になって、新しく始めた事があります。いや、新しく始めたわけではないですね。正確には、およそ30年ぶりに再び始めたことがあるんです。 なんとそれは「バイオリン」です。実は私は小さい頃からバイオリンを習っていて、かなり長い間、そうですね。高校を卒業するまでのおよそ10年間、先生についてバイオリンを習っていました。 まぁ特別才能があったわけではなく、ものすごく練習したわけでもなく、結局はダラダラと「続けた」だけの習い事になってしまい、働き始めてからはずっとバイオリンを弾くことも

          「ベイトマンニュース」身についた事は、離れている時間が長くても再開できる。

          「ベイトマンニュース」友達はいつの間にかできている。

          先日4人の友達が遥々イギリスから遊びに来てくれました。彼女たちは以前働いていた病院で、一緒に働いていた同僚なんです。 私たちが働いていた乳がん検診は小さなチームで、私が担当していたアシスタントは4人だけ。私はそこでコロナ禍を含む4年間働いていました。 同僚は40代が2人、50代が1人、そして60代が1人。全員イギリス人で、それぞれクセはある(私自身を含む。笑)ものの、皆人として親切でいい人たちです。 私がそこで働いていた4年間は、更年期でコロナ禍で、一人息子が巣立つ、という身

          「ベイトマンニュース」友達はいつの間にかできている。

          「ベイトマンニュース」日本人であることに助けられている。

          早いもので日本を離れ、イギリスで暮らして30年近くになります。 私がイギリスに来てすぐの頃、そして私の姉が留学していた、それよりもっと前は、「日本人」というだけで、「一緒のバスに乗りたくない」とか「魚臭い」などのわかりやすい差別を受けたものです。 あの頃の日本の印象は、やはり「戦争」なのでしょうねぇ。戦争の時の日本人は(日本人だけではないけれど)、残酷で恐ろしいイメージが強かったんやと思います。 それが変わってきたのはいつごろからやろか。 今では世界から見た日本のイメージ

          「ベイトマンニュース」日本人であることに助けられている。

          「ベイトマンニュース」秘境のゴルフコースに愛を感じる。

          グレンコーへ一泊二日の旅に出かけたとき、夫には「今回はゴルフなし」と宣言してありました。というのも、夫は度を越えたゴルフきちがいで、常にゴルフのことを考え、ちょっとでも時間があればやるべきことも全部放り投げて、すぐにゴルフに出かけてしまうような人なんです。私もゴルフは好きやけど、週末もホリデーもずっとゴルフばかりなので、今回はさすがに違うことがしてみたかったんですよ。 ところが結論から言えば、結局今回の旅もゴルフバッグを車に積んでいきました。チキショー。今回は夫に上手い事して

          「ベイトマンニュース」秘境のゴルフコースに愛を感じる。

          「ベイトマンニュース」たまに現実から離れてみる。~グレンコーの旅~

          先日夫と2人で1泊2日の旅に行ってきました。 行き先はスコットランドの中で最も自然が美しいといわれるハイランド地方の中でも、ひと際人気の観光スポット「グレンコー(Glencoe)」です。 実はこの旅、私から夫への、延び延びになっていたクリスマスプレゼントなんですよ。クリスマスの時期、私は就職したばっかりでお休みもお金もなかったので、結局今になってしまいました。笑。 いつも日常に追われ、休みの日も家事とゴルフであっという間に過ぎ去ってしまう。せっかくスコットランドに移住してきた

          「ベイトマンニュース」たまに現実から離れてみる。~グレンコーの旅~

          「ベイトマンニュース」奇跡は自分で起こすもの。

          スコットランド生活一周年を過ぎた1月末頃から、「うそでしょ?」と仰天するほどの、奇跡のような偶然が度重なって起こっていて、その結果予想もしていなかったようなご縁がどんどんと繋がり、広がってきています。 その一部をちょっと書いてみるとこんな感じです。 ・私のブログを読んでくれていた、というスコットランド在住の日本人の方が連絡を下さった。彼女が暮らしていたのは、なんと私たち夫婦が毎週のようにゴルフをしている近所の町だった。 ・その日本人の方と会う約束をした数日後、私が働いている

          「ベイトマンニュース」奇跡は自分で起こすもの。

          「ベイトマンニュース」チューニングが合う感じ。

          世界で一番使われている言語といえば、やはり「英語」やと思います。面白いのは、同じ英語であっても、使われている国や地域によって、発音も使われる単語も、全然違っているところ。 日本で教育を受けた私たち日本人が耳慣れているのは「アメリカ英語」です。山あり谷あり、ぐるんぐるんと回るような柔らかいアメリカ英語に対し、イギリスの英語は抑揚がなく、カカカカココココ、とモールス信号のように硬くて直線系。 私が初めてイギリス英語に触れた時には、見事に全く聞き取ることができず、「これってほんまに

          「ベイトマンニュース」チューニングが合う感じ。

          「ベイトマンニュース」働き方は人それぞれ。自分のやり方を見つける。

          私が昨年12月から働いているのは病院の放射線科で、今日はレントゲン、明日はCTスキャン、と毎日違う部署で働くシフトが組まれます。現在はまだ働き始めたばかり、ということで先輩アシスタントたちと一緒に働きながら、多岐に渡る仕事の内容を学んでいる最中です。 これがなかなか興味深いです。同じ仕事でも、その人によって働き方が全然違います。 ある時私は2日連続で同じ場所に配属されました。でも一緒に働く先輩アシスタントは1日目と2日目で違う人です。 1日目。おばちゃんアシスタントのAさん

          「ベイトマンニュース」働き方は人それぞれ。自分のやり方を見つける。

          「ベイトマンニュース」見る視点が違うと結果が違ってくる。

          私の仕事の一つに、レントゲンが必要な入院患者さんを病棟からレントゲン室に移送するアレンジをする、という事があります。 私が実際に病棟に患者さんを迎えに行くわけではなくて、ポーターさん(患者さん移送専門の人)のアレンジをするんです。 ポーターさんの人手が足りている時には、患者さんの移送はアレンジ通りにスムーズに、上手いこといくんですが、ポーターさんたちが忙しくなってくると、アレンジ通りにいかなくなり、どんどんと患者さんたちの移送に遅れが出てくるんですね。 その日もポーターさん

          「ベイトマンニュース」見る視点が違うと結果が違ってくる。

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊼祝一周年。振り返り、また進む。

          今年の本部道場の鏡開きで、夫が長年続けている合気道で五段を頂く、という嬉しい出来事がありました。この度夫を推薦して頂いた日本の師範や今まで一緒に稽古をしてくれた仲間たちには感謝の気持ちでいっぱいです。と同時に、30年以上も情熱をもって合気道の稽古を続けてきた夫の努力は、なかなか真似のできないことやなぁ、と心から感心しています。 この度の昇段をきっかけに、夫は今までの合気道人生を振り返り、改めて自分にとっての合気道が何か、ということを考えたと思います。そして「今までよう頑張って

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊼祝一周年。振り返り、また進む。

          「ベイトマンニュース」はみだし者のサガ

          日本で暮らしているといつの間にか「皆同じ」がいいことで、ちょっと変わっている、だとか、皆とちょっと違うことは、なんだか良くないことのように感じるようになるのはなんでかな。 私は小さい頃から同じ年の友達よりも頭ひとつ背が高くて、髪の毛も癖毛でクルクルで、見た目が皆とは違っていました。私はそれがほんまに嫌で、いつも背をかがめて小さくなり、髪の毛も結んだり、ヘアアイロンで真っ直ぐにしたりして、なんとか目立たないように、皆と同じであるようにしていましたね。 イギリスに引っ越してか

          「ベイトマンニュース」はみだし者のサガ