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「ベイトマンニュース」ほどほどが一番②

前回お金もゴルフも夫婦仲も「ほどほどが一番」だと(自分に言い聞かせるように)書きました。笑。
考えてみると、そういった自分が置かれている環境や才能、人間関係以外のことでも、やはり「ほどほどが一番」なんじゃないか、と思うことがあります。

実は私、かなりの「自然派」なんですよ。
洗剤、シャンプー、化粧品など、人工的なものを積極的に使いたくない。
食べるものもプロセスフードや買ってくる出来合いのものよりも、できれば自分で作りたい。
なぜかというとアレルギー体質だからです。すぐにかぶれたり湿疹が出ます。特に更年期に入ってからは、季節の変わり目になると必ず「目が腫れる」「くしゃみ、鼻水」などの症状が出てきます。
できるだけ「薬で症状を抑える」、という方法を避けたくて(何故なら薬で強制的に症状だけを抑え込むのはなんだか根本的に違う気がするので。)、あーでもない、こーでもない、といろんな自然療法を試して体質の改善を試みている途中です。そうは思っていても、やはり毎日の暮らしの中、何もかもきっちり手作りだとか、自然のもの一択なんてことは全く無理なので、私にできる範囲内で「自然の方向で」というめっちゃゆるりとした自然派です。笑。

実はその一つとして湯シャンを始めて4年ほどになります。湯シャンというのは洗髪するときにシャンプーやリンスを使わず、お湯だけで洗うこと。
これを始めたのも、年齢を重ねるに従って頭皮が乾燥して、痒みが出ていたからです。特にイギリスの気候は日本と違って湿気が少なく乾燥しているので、そもそも毎日洗髪しないのがあたりまえ。だけど日本で生まれ育った私は毎日普通に(なんの疑問もなく)シャンプーをしていました。シャンプーしないと翌日にはべたつく。だけど頭皮は痒い。抜け毛もすごい。イギリスは硬水ということもあり、なんだかベタベタでゴワゴワで、でもカスカスという、自分でもよくわからない状況になっていました。
そこで思い切ってシャンプーを辞めたんです。シャンプーで毎日皮脂を落とすことで乾燥して痒みが出る。頭皮が乾燥しているので、それを補うために皮脂がたくさん出てベタベタする。だけど硬水で毎日洗髪することで髪の毛はゴワゴワ。もう完全なる悪循環でした。泣。
自然界の動物はシャンプーを毎日しなくてもちゃんと皮脂が調節されて分泌しているのだから、私たち人間も毎日シャンプーしなくていいんじゃないか。そもそもシャンプーはいらなくて、お湯で汚れを落とせばいいんやないか。そういう究極の考えです。笑。

湯シャンにして1か月ほどは、皮脂の調節がうまくいかず、やはりかなりベタベタしましたね。でも1か月を過ぎた頃からは、シャンプーなしで髪もしっとり、頭皮の痒みもなし、抜け毛激減、と格段に髪と頭皮の質が向上したと思います。今では夫も湯シャン派となっています。
人間が本来持っている力ってすごいなぁ。私たちは普段特に何も考えずに生活しているけれど、もっと自然の力を信じて、活かして、暮らしていけるんやないか。

これをきっかけに、私はもっと自然、自然、と突き進んで行くかと思っていたんですが、最近はもっと別の考えが生まれているんです。
それは「自然と進化は共存できるんやないか」ということ。

自然だけでは長生きできなかった人間が、進化と共に長生きできるようになりました。でもそれと共に戦後の生産急成長やったあの時代は、(お金を儲けるために?)なんだか別方向に誘導されていった気がしています。とにかく「買え!買え!」と。
でも思うんですよね。あらゆる情報を簡単に手に入れることができる今の時代は、自分で正しいと思う情報を選び、判断できる。もうお金儲けのために誘導される時代は終わったんじゃないか。
人間の本来持つ力を活かすよう、できるだけ自然に暮らすのが基本やけど、自然だけでは補えない部分を「進化」で補って共存して最強で最高に暮らせるんやないか。どうでしょう?笑。
ほどほどに自然。ほどほどに最新技術。それが実は一番なんやないか?と密かに思っているんです。

さて私の湯シャンですが、基本の湯シャンはキープしつつ、最近は週に一度は自然のシャンプーで汚れをしっかり落とすことにしています。毎日頭皮のマッサージをして、髪の毛には流さないタイプのトリートメントも使うようにしました。それで頭皮の状態も良く、湯シャンでは得られなかった「いい匂い」もゲットして、気持ちよく過ごせています。

理論にこだわり過ぎず、情報に流されず、自分がええなぁ、気持ちいいなぁ、と思う感覚を信じたい。何事もほどほどが一番かな、と思うわけです。


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