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お金で買えない幸せ

おはようございます。

河野企画代表、チューバ奏者、指揮者の河野一之です。

今日は日記に近い内容。

再会

僕が住んでいる県のコロナによる規制が徐々に緩んできたため公共施設での練習ができるようになってきた。

再開後の一ヶ月は様子をみて、その翌月から利用を始めているが、やはり自宅の狭い練習室に比べたら天と地の差だ。

そんな中もう10年以上付き合いがある友人たちとの会話の中で「基礎練習でも音出しでもみんなでやろう」という話になった。

幸い公共の施設でもアンサンブル練習なども盛んに行われ始めていたのでどうやら可能だし、何より10数年ぶりに友人たちの音を聞けるなんていうのは何物にも変えられない物だと思ったからだ。

そして当日、終始「久しぶりー!」、「おー!その楽器吹いてたねー!」とか挨拶をし終えた。その後個々のウォームアップをしているのを盗み聞きし密かに感動していたのはここだけの話だ。

そのあとはそれぞれのやりたい練習などを言い合い基礎練習を回していきたまたま持っていたアンサンブル譜や我が家に何十曲とある金管バンド譜を各パートを補填しながら演奏し楽しんだ。

3~4時間なんてあっという間だった。

友人たちには実際に以前から年に数度実際に会って飲んだり、コロナ禍ではWeb飲み会もやっていたので久しぶりという感覚はちょっと違う部分から来た。

この章のタイトル、「再会」。
これは10数年前、一緒に吹いていた彼らに「久しぶり!」と会うような感覚だった。

演奏したり、演奏を止め案を言い合ったり、笑い話をしたりしている最中に思い出すあの当時の空間や空気感。そこに「再会」した感じだ。懐かしくて感動した。

20代になり、特に英国から帰ってきたのが25歳くらい。
このぐらいから「遊ぼうぜ」=「飲み行こうぜ」になった。

確かに飲みに行くのも楽しい。でもいつから僕たちは
・64とかドリキャス、プレステとかのゲームしよーぜ
・ザリガニ釣りに行こうぜ
・古本屋さんへ立ち読みしに行こうぜ
・サイクリング行こーぜ
・ある楽譜片っ端から吹いてみよーぜ
・めっちゃ練習しよーぜ

こういう遊びをしなくなったのか、飲みにいき近況報告をしお互いの仕事の話をしお思い出話に花を咲かせ解散。このルーティン。
(これはこれで楽しいけどね)

でも僕たちはたまたまとてもラッキーで、
・みんなそれぞれ楽器もまだ持っている
・片道1時間もあれば集まれる環境に練習させてもらえる場所もある。
・休日の最中、集まれる家族の理解がある。

という幸運な環境があったからだ。お金があってもこればかりは無理。

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お金で買えない幸せ

過去には絶対に戻れないけれども、過去から続く友人関係は”今”この瞬間存在している。

その今存在してくれている人との関係を再度見返らせさせてくれたのは幸か不幸かコロナであったし、最近がっつり行なった断捨離であった、

あの大笑いできる時間、アンサンブルをしている真剣な時間、友達たちが出す音色に耳を傾ける時間

こればかりは本当にいくら大金を積んでもお願いをしても手に入れられない。様々な幸運や人の尽力、そして音楽の素晴らしい力無くしては”再会”できない時間であった。

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幸いなことにまだ続けられそうなので、この関係性や環境を大切に細く長くまた次の10年を楽しみに続けていけるようにしていきたい。

そんな風に思った”再会”でした。

みんなありがとう、またね。

Thank you

Kazz



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