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ブラスバンドは人を元気にする

おはようございます、音楽家の河野一之です。

先日2ヶ月ぶりにブラスバンドのイベントを行ってきました。多くの参加者の方々にご参加いただきおかげさまでとてもいい日を過ごせました。そんな感想のような日記のような話。

お知らせ

まずはお知らせをさせてください。

初見、初心者大歓迎、残席わずかです!

①10/2 Brass in Reital 9th

金管楽器のソリストたちとアンサンブルの無料コンサート

②河野企画ではオンラインレッスンor 対面レッスンも開講中!

無料での体験レッスンもありますのでぜひ以下のリンクまたはDMでお問い合わせください!


③12/19 18:30予定 河野企画5周年企画「The Tuba Recital」

場所:埼玉県南越谷駅、新越谷駅徒歩5分サンシティ小ホール

The Tuba Recital -Project Kouno 5th Anniversary-
出演
ソロチューバ、指揮
河野一之
ピアノ
清水初海
指揮
今井斐
ブラスバンド
Riverside British Brass

詳細は追って

ブラスバンドは人を元気にする

2020年上半期にはコロナ禍の影響はガッツリ起き、僕も公の場でフルの定期演奏会の指揮を行うというのは2020年2月のネクサスブラスバンド以来、今現在無い状態です。

僕たちプロの音楽家の仕事が減ったというのはもとより、アマチュアの音楽家の方、僕の業界で言えば金管バンドのリハーサルや本番もガッツリ減りました。

今ではバンド難民とも呼べる演奏する場所がない方が沢山いて、業界の人間として何かできないかと考えていました。

さらにブラスバンドを使って僕たちは日々、何を得ているのかと考えた時に

・人に会いに行っている
・人と演奏をしに行っている

という2点に気づきました。ブラスバンドを奏でること、自分自身の演奏のことも重要なのですが

・誰と
・どんな風に

ブラスバンドをするということがそれ以上に大事なのです。そしてそれを無意識的にも求めて行っているのです。

上達を促すのはもっと後でいい

僕たち音楽家の仕事の中に「ご指導、レッスン」というのがあるので、どうしても習性的にバンドの前に立つと

上手にしてあげたい!

という気持ちが湧いてきます。これは自分自身が練習の末に得た喜びを体験してもらいたい、共有したいという思いの根底からくるものなのですが、実際今現場に立って必要に感じることは

楽しみの復活

だと強く感じています。上達のための指導的アドバイスは必要なく、もっと目標を最低限にし、とにかく

・参加して、素晴らしい
・集まって素晴らしい
・楽器を持ってこられて素晴らしい
・譜面を準備できて素晴らしい
・楽器を鳴らせて素晴らしい
・音楽を楽しめて素晴らしい

ここからまた始めなくてはいけないなと思うのです。

もちろん人によりますが、ある人はコロナ禍で週に一度吹けていたのが月に一度のイベントでしたか吹けなくなったとか、全然楽器に触れていない、音楽活動もできていないという方がとても多いのです。

そういう気持ちが少ししょんぼりしている方々にいきなり最初から上手になることを強要するよりも、まずは音楽の楽しさを思い出してもらって、そこから自発的に上達したい!もっと色々なことができるようになりたい!という能動的な気持ちになってもらうことが重要なのではないかと思ったのです。

そういう時に僕に何ができるか

月に一回のブラスバンド練習会

僕にできるのは音楽家として演奏や指揮、そして音楽の場を作る企画運営です。

これらを総合的に組み合わせて、バンド難民の方々に元気になってもらうためにある企画を立てました。それがブラスバンド練習会です。

場所、曲、楽譜準備、当日の進行、全て自分自身で行えるためブラスバンドを発表したりコンサート形式にするのではなく、ただひたすらに数曲ブラスバンドの名曲を練習して、会の終わりにレコーディングをし、参加者だけで共有して楽しむ会です。

今年の4月から始めましたが、2度のキャンセルを経て昨日の9/18で4回目の開催となりました。昨日はせっかくだからとホールを借りて広く、そして舞台の上で久々に演奏してもらう機会を作ろうということでやってきました。

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そこではやはり久々のアンサンブルを楽しまれたり、これまであまり吹いてこなかった楽器に挑戦し遊んだり、曲を楽しんだりととにかく音楽をブラスバンドで楽しまれる方々が多く、本当に開催してよかったなと思いました。

まとめ

現状、金管バンド業界はガタガタです。地方に行けば行くほどそれは深刻で二年近くリハーサルができていないバンドや演奏会を開催できていないバンド、コロナ禍に入ってから会えていないメンバーなど多くあるようです。

コロナ禍に入り約一年半、この一年半で徐々に下がってしまったものはそう簡単には戻せません。今は我々プロ音楽家や金管バンドの専門教育を受けたものたちが積極的に音楽やブラスバンドをまずは

再度楽しめる

環境を用意し、続けていくことが大切かなと考えています。

今は上手くなること、上達すること、何か先へ進むことよりも

やめないこと、続けること、とにかく今与えられた条件のもと楽しむこと

これが大事だと思うのです。

また引き続き続けていきますのでみんなでこのコロナの大寒波乗り越えていきましょう。

Thank you

Kazz


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。