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レッスンで上手にしてあげることなんてできない

河野企画代表、チューバ奏者、指揮者の河野一之です。

今日は普段の僕の業務内容の一つ、管楽器のレッスンについて書いてみる。

現在僕が展開しているレッスンの形態は二種類で

1、対面式のレッスン
実際に会ってその場で演奏をしてもらいアドバイスをさせてもらうレッスン

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2、オンライン式レッスン
スマフォやパソコン、タブレットを通してオンラインで行うレッスン

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あとは実際に教育施設に出向いて行うグループレッスンや指揮をしながらの金管バンドの指導なんかもさせていただいているけど大きく分けてこの上の二つ。

今日はこれらを行う中で河野がレッスンを行う際に重視している点について書いてみる。

生徒さん一人一人が得たい目標や、なりたい理想像を後押しする。


常に気をつけているのがこれだ。

レッスンでは僕が教えたいことを教えさせてもらうのではなく、
生徒さんご自身の音楽的な欲求や意思を尊重したい。

河野門下とか河野流とか、河野派なんていうのは本当にどうでもよいし、そもそも無い。
何よりも奏者一人一人が音楽で、楽器で何をどうしたいのか、どんな音楽を奏でたいのか、どうなりたいのか。そしてそれらを肯定する。
ここが最重要項目だ。

なのでそのために楽器を吹くことだけがヒントになるわけではないと思うので、話を聞くだけの日があったり、逆にこちらが話をしたり一緒に動画を見たり資料を探したりという日が実際にある。

どれだけ短くても河野との時間で何かご自身でモチベーションがあがり色々なことにチャレンジしたくなるようなそんな時間になるようにしたいと常々思う。

生徒さん自身がどうしたいのかが一番大事で、それが本人を上手にさせる。
だから僕が誰かを上手にさせるなんて見当違いも甚だしい。

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教えたいことを教えるのは正直一番簡単だ。

だって今自分自身がハマっていたり楽しいと思うことだけ話して聞いてもらっていればいいだけだから。でもそれが全ての生徒さんに当てはまるとは思えない。

様々な顔の形、頭の大きさ、視力を同じ日本人でも十人十色。なのでメガネ屋さんだって一種類だけではなく様々な種類のメガネを置いている。

僕自身、演奏上のことだけでなくモチベーションや緊張、演奏している最中の心理状態など様々なことで問題を抱えていたので今でもずっと研究を続けている。その結果、中高音楽の第一種教員免許や心理カウンセラーの資格もいただいた。

チューバや金管楽器、金管バンドに関しては具体的な資格や免許が存在しないので洗足学園音楽大学と英国王立ウェールズ音楽歌劇大学院を卒業、Cory Bandでの経験、欧州、日本、オーストラリアでの演奏の他にソリストとして北海道から静岡まで色々回らせていただいたりと経験はある。

もちろんポジティブな体験の他にネガティブな体験もある。

音大四年間ソロの成績はずっと最下位。与えてもらった貴重なソロの機会も大失敗に終わったり、大事なMCの場面でも話すことがなくなり舞台上で数分間無言だったこともある。「音に魅力がないね」「お前がチューバ一本持ってイギリスに行ったところで何になるの?」「君の演奏で成績をつけたんじゃなくて普段の行いでつけたんだよ」とか散々言われたしね。結構えぐいよね。

さて、これらは全て自分の実績を誇るものではなく、これらの経験値があることで

「だからあなたも大丈夫!なんでもできる!僕らは平凡なんかじゃない、僕もあなたも特別だ!」

と僕自身の経験をもとにエールを送ったり、後押ししたり、全肯定させてもらうための経験値だ。

ただそれだけ。

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僕が生徒さんを上手にさせてあげることはできない。

それは生徒さん自身が考え、実践し変わっていくこと=それが上達するということだからだ。僕はそのきっかけを与えたり応援することしかできない。ご本人が上手になるのだ。

でも生徒さんが知りたいことには全力で答えられるように日々僕自身研究をしているし、生徒さんが自分自身で上手になっていくための方法を一緒に全力で考えることはできる。これまでの20年間の音楽人生はそのために使える。

今日はそんな話。

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Thank you
Kazz


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