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【コーチ必見】コーチを一人「1台」時代を実現する

前書き

コーチを一人「1台」家庭にダウンロードすることは私のこれからのミッションだと考えています。
そんなことは実現可能なのか?
スポーツ分野においてもaiの進出、発展が競技力やスポーツ分野の進化を早めていることは言うまでもありません。
バスケットボールにもいずれこのaiの波がやってきます。でも、多くの方はどのようにテクノロジーを使っていくのか想像がついていないかも知れません。
私は少し前にアメリカに渡り、テクノロジーやスポーツ科学がどのようにスポーツシーンと歩んでいるかこの目で見ていきました。実際に選手として肌で触れてきました。

新型コロナウイルスの影響により、多くのスポーツ指導者はリモートで選手を伸ばすことを考えたと思います。スポーツシーンだけでなく多くの教育現場で考えられたことでもあると確信しています。

私はこの自粛期間が始まる前から、その課題に取り組んできました。
そしてたどり着いた答えが、「コーチを一人1台ダウンロードする時代」ここにたどり着き、構想をプロジェクトとして始動させていきます。



コーチをダウンロードする前に「選手が知りたいこと」

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まず初めに、コーチをどうのこうの、指導をどうのこう語る前に選手側の課題やニーズについてまとめていきます。

1、上達する方法
選手はスポーツに取り組み始めた時に楽しさを見出す他に、自身を向上させたいと思います。上手になりたいと思うのは多くの選手が抱く自然な気持ちです。ここでは練習方法と言い換えておきます。チーム戦術もここに含めて進めていきます。

2、コーチからの評価
チームスポーツであるバスケットボールは、指導者からの評価が試合への出場に大きく関係します。私が実施したアンケート調査によると、始動対象の年齢が低いほど、日々の練習でコーチからかけられる言葉が彼らへの評価として受け止められています。

3、チームメイトからの評価
前述のコーチからの評価に対して、チームメイトの評価と言う項目は、対象年齢が上がるにつれて気になっていく観点として見受けられました。小学校低学年の指導をされている方はお気づきだと思いますが、低学年メンバー同士の評価は、結構さっぱりしています。
「〇〇君は僕より上手!」
これはきっとメンバーに選ばれなければいけないという競争に対してシビアさを実感していないと言うところにもあると思います。※必ずしもではありません。


ここまでがざっくりと日本の選手たちが一般的に知りたい情報になると思います。
次に、この3つの項目に潜む問題について解説します。

1、上達する方法だけ学ぶこと
大体の選手はもっとうまくなりたいと思い、コーチに尋ねたり今ではインターネットを使って情報を集めると思いますが、学んでおしまいと言うのが私が掲げる問題点です。
その新たな知識をゲームで使う方法を教えること、その身につけたスキルをどのように生かしていくかと言うところに対するアプローチが足りていないと言うのが大きなポイントです。
これはある種、コーチの力量の問題です。常に学び、常に選手に寄り添いながらコーチングをしていくことができているコーチはこの問題を解決しているでしょう。

でも、選手の技量をどのように評価していますか?
「君、上手になったね。」
と言うのだけでは、選手は何がどう具体的に上手で、チームの中でどのような位置にいるかわかりません。
試合で皆さんはスコアをつけいきますよね。
サブスコアをつけている人もいると思います。
選手は正しく評価をされなければいけませんが、何を指標に正しさを表現しますか?

そこでコーチが選手に伝えなければいけないことは、
スタッツ集計によるデータと、努力に対してデータがどのようなグラフを描いているか、です。
スタッツというのは選手が試合の中で残す成績のことです。
いくらレッグスルーが上手でも点は取れません。スキルが高くても試合でチームを勝利に導くことができない選手もいます。
データというものが教えてくれること選手にとて非常に大切な成長材料になります。そして、それを正しく活用できていない人は多いと思いますし、そもそも活用してない人もいることでしょう。


2、コーチからの評価
これは大型のチームこそ、選手まで浸透させることは難しい課題になります。
対象年齢が下がれば下がるほど難しい問題でもあります。
チームにおける選手が活躍している順位、グッドプレイヤーランキングというものがあるのであれば、それはスタッツから出るある評価基準によってランキングをつけることは簡単です。
でも、その評価の裏付けも(データによって)必要になります。

特筆すべきは、育成年代においてこのようなランキングをつける必要性があるのかということもしっかりと考えなければいけません。
多くの選手の可能性を見出す必要があるこの育成年代の指導において、ランキングをつけることに対していかがお考えでしょうか?

選手が可能性を諦めてしまうから、そんなランキングを出す必要はないと考える方もいると思います。
そう言われてみると、勝利至上主義的でよくないかも知れない。

これは昨今の指導者を取り巻く意見の一つです。
今、このトピックにおいてそのような意見を持つ方は、この記事を見ないほうがいいですし、そもそも試合をしなくていいと思います。
なぜかというと、私がアプローチしたい課題はこの場合のコーチが多くのことを語れていないということだからです。

誰がチームにとって良い功績を残していて、誰が残せていないかをしっかりと伝えることができないから選手は伸びないのです。
それを評価することって現状では非常に難しいです。
・練習にたくさんきていて頑張っている
・でも他の選手より上手くないから出場時間や機会が限られる
・実戦経験を積むことができず成長が横這い
これのどこに課題がありますか?
「君は練習を一生懸命頑張っているけど、他の子より下手だから4位には出せない。ごめんね。」
これがそのコーチが、その選手に示しているメッセージです。
次に選手が考えることは、「練習が足りないから下手で、試合に出れないんだ。」せいぜいこのくらいです。
これは、選手がまずそのチームにおいて
・何を頑張って身につけなければいけないか
・チームの成長のために、自分の何を貢献するか
を考えなければいけない局面です。

子どもならなおさら、これを手放しに考えさせることはあり得ないです。
一緒にスタッツを見つめてみましょう。
リザーブ選手の育成こそ、スタッツの重要性が問われます。
そして、チームが勝てない時こそ、その答えがスタッツには書かれています。


3、チームメイトからの評価
私がデータで成績を証明したいことと裏腹にチームメイトからの評価は一人歩きをします。
これは選手のより深い部分が問われるからです。
いくら上手くても人間性が育まれていなければチームメイトから評価されることはありません。
では、これはスタッツのどの部分で評価していけばいいのでしょうか。

私は、自身が指導しているチームでチームメイトからの相対評価を選手のスタッツに加点します。
例えば、ゲームにおいて重要なことは必ずしも技術やメンタリティ、経験などのコートの中で起こり得ることに対しての準備ではありません。
試合に持っていくまでの練習の質を上げ続けた選手、選手のモチベーションを上げ続けた選手、誰よりも早く練習の準備を開始し、練習環境を提供した選手などシーズンを通じれば影でチームを支える選手やスタッフもいるです。
そういった選手こそ、ゲームから離れた「スタッツ」を得るべきですし、スポーツを通じた教育で大切なポイントになります。
それは、必ずしも競技力という観点だけでなく、チームの目標達成のためのポイントとして付与されるべきもの、評価されるべきポイントなのです。


データ収集と分析

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スタッツの重要性や活用の方法については、前に述べている内容で間違いはありませんが、次にお話をするのは「選手の能力値」でさえもデータにできるということ。
試合成績=スタッツだとすると、選手の能力値はなんと言えるでしょうか。
例えば、A選手は1試合平均で25点はとってくる影響力のあるスコアラーである。
→これはスコアシートを見れば分かることでしょう。
次にシュートチャートをつけているとします。
if, シュートチャートはペイントエリア内が中心で、アウトサイドシュートも決めている
→主に、ドライブやペイントエリア内で活躍する選手であることがわかる。スペースを与えると外のシュートも打ってくる選手であることがわかる。

ここが、日本で扱われているデータの範囲だとしましょう。
これらのデータが示すことは、A選手はスコアラーであり、シュート力を持っている。ペイントエリア内で点を取ってくる選手なのでドライブやポストプレーに警戒しましょう。チームディフェンスを考えていきましょう。
ということになります。

では、私が収集して分析するバージョンをお届けします。
同様のシチュエーションでもアメリカではもっと細かくデータを収集します。
まず、どのようなボールムーブがあるか。
コート内を座標で敷き詰めます。そして、A選手のシュート成功パターンのボールをこの座標に打っていきます。すると相手のOF戦術の抑えどころが見えてくるのです。
例えば、高確率でショットを決めているシチュエーションがB選手のペネトレイト→A選手のジャンプショットだとします。
これは、A選手につくスタッツ(B選手アシスト)ですが、重要なことはそのA選手が放つPPPです。(ポイントパーポゼッション)=シュート期待値。
先ほどのデータ収集と分析では、相手の戦術までは見えてきません。高確率で決めているシュートやスタッツが盛り上がる(シュートチャートがつく)得点パターンの裏側にはこういった理屈が存在します。

文章にすると少し難しい感じがしますが、経験があるコーチでしたら相手のオフェンスパターンを見ただけで「何を止めなければいけないか」わかりますよね。
でも、なぜあえて私がこれをデータで示そうとしているかというと、この理屈を一番に理解しなければいけないのは選手だからです。

私も5年ほどミニバスの指導に携わっていますが、この理屈を教えていくことは非常に骨が折れますよね。
そして、何より子どものポテンシャルありきになります。
これは指導、教育として間違っているというのが私の結論で、子どもであろうがこれを理解するべきなのです。理解させるべきなのです。

中学生でも理解している選手が少ない、高校生でもレベルによって理解度が異なるということは、日本のバスケットに対する理解力は所詮その程度でおしまいということです。
これは、日本の問題点ですよね?
日本協会は分厚い教本を何冊も作り、戦術を解説していますが、その内容が頭に入っているのはほんの一握りの人間であるということです。
この問題を解決するためには、データを正しく扱い、誰でも簡単に理解できるコーチが必要なのです。

余談
私がアメリカにいる時に驚いたのは、同年代の友達(バスケ関係者ではない)とNBAを見ている時でした。
局面で片方のチームがタイムアウトをとると、盛んに戦術の話をします。あのゲームの時のあのパターンで攻めてくるから、(もう片方が)こう守るだろう。
いや、今日はこの選手が鍵を握っているから、こうやって選手を起用してくるはずだ。ファンが誰よりも評論家、解説者、これがあの国の強さなのだろう、と。


コーチをダウンロードする

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私が着目したのが、現場での指導をこれ以上深めていく必要はいったんないのではないかということです。
選手は、練習や試合の場で十分なほどに多くの言葉をもらっているし、近年では体罰の廃絶などの努力も実り、体を動かす部分での指導は非常に発展してきたと思います。
素晴らしいコーチは日本にたくさんいる、はずです。笑
なので私は心置きなく次の問題解決方法に移行します。
それが、私が作り出すコーチングツールアプリケーションです。

そう、もうアプリを開発しようというのが私の次のミッションです。
そしてコーチングツールと書きましたが、実はこれ、マネジメントツールなのです。でも、あえていいます、コーチングツールだと。

アプリケーションで実現する機能は

・チーム管理
 メンバー管理
  メンバー表管理(JBAID、公式スコアシートやメンバー表と連動したいなぁ)
 スケジュール管理
  目標やシーズン管理、活動の出欠管理まで
 スタッツ管理
  スタッツの出力ー入力
 選手と指導者のコミュニケーション機能(部活動シーンでは必要に応じてOFFにできる仕様に)

・(選手の)自己管理
 スケジュール管理
 自身のスタッツ管理
  スタッツの出力
 選手間コミュニケーション、指導者のとのコミュニケーションツール

これらをまず実現するアプリケーションの開発です。
そして、このアプリケーションを開発したら次のステップです。
これは実現可能か分からないので夢としておきます。

・戦術解析ツール
 試合の動画を全てデータに起こします。映像解析(動画を写真に変換、そして読み込みます)を用いて、ボールの動きや選手の動きを全て座標に置き換え、データとして蓄積して、学習型aiに読み込ませてデータを処理していきます。
するとチームの成長ポイントや対戦相手のデータ分析がさらに捗ります。

・映像解析機能を個人練習に活かす
これはすでに"HOME COURT"で活用されている技術ですが、
個人のマネジメントに連動する形で解析を入れながらフィードバックを入れていく

ここまでいけば、私はなんの気兼ねなく、この世に未練なく死ねるでしょう。
前述の私が作り出そうとしているアプリは、チームと個人を相関的な形でSNSのように活用できる手軽さ(特定のユーザー同士が交流、共有できる形)を実現したいと思っています。
そして、もし可能であれば各カテゴリーをまとめている連盟などの機関とつながり、大会エントリーや移籍などの選手管理をより手軽に実現できるツールになると嬉しいです。(かなりセキュリティ強化や越えなければいけない壁がある)

主な役割は

・選手の学びを促すための補助
・選手とコーチ間の目標、認識、課題の共有
・チームビルディングを実現する
・指導者が指導を行うヒントを得ていくツール

など多岐に渡ります。

そして、指導者が抱える問題や選手が抱える問題さえも解決できてしまうので
データに着目した(目線からの)アプローチを手軽に実現できるツールとしてこのプロジェクトを進めていきます。


【プロジェクト:ペンギンズスタッツシステム(仮称)】

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さて、重要なことは多くの方に支えて頂かなければ実現できないというところです。
簡単なシステムのとっかかりの部分でも開発費はゆうに数百万円かかるでしょう。
まず、このシステムで儲ける?儲けない?以前に、私はこのアプリケーションが欲しいです。
なぜか?

私はこれをやると確実に選手が上手になるということと、チームが勝てるようになるということに確証を持っているからです。
そして、選手がこのメソッドを用いて、向上したデータをたくさん持っています。

というと、少し胡散臭くなるからやめます。

ポイントは、アメリカで用いられている技術であり、
日本ではまだこのような技術は広がっていない(もしくはローカライズされていない)ので、欲しい人からしたら欲しいものだよね!
ということにしておきます。

私がこれからしなければいけないのは、
・なぜこのアプリが必要なのか
を大きな声で発信していくことです。
そして、
・このプロジェクトを一緒に進めていく仲間
を集めていくことです。

残念ながら、私にアプリケーションを開発するノウハウはありませんが、
このアプリケーションを生み出すアイデアとこのアプリケーションの使い方を持っています。

必要なのは、
このプロジェクトに賛同してアプリケーションを使ってくれる人

このアプリケーションを開発する人

このアプリケーション開発に投資してくれる人!!!!!笑
です。


興味がある人はぜひ、私までお問い合わせください!
そしてこのアプリをより良くするために「これがあったほうがいいのに!」というのご意見を教えてください!
私はここにいます!
rentanimura88@gmail.com

サポートお願いします。


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