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★【チーム作り】「雨の日の試合」への準備

   ↓ 2024 夏の高校野球応援ソング/「熱闘甲子園」テーマソング


高校野球の場合、大会日程(予備日あまりない)の都合もあり多少の雨であれば試合はそのまま続行されます。
その時に慌てることがないように、練習・試合前の段階で準備をしておくことが重要です。


グラウンドコンディションの影響

雨が降ることにより通常時と変わることは、

踏ん張りがきかない ⇒ バランス良い体の使い方

雨が降りグラウンドが
水を含むと柔らかくなるため、スパイクでも地面を踏ん張ることができなくなり、
力(パワー)を発揮しづらくなります。
● 打者の場合は、足をステップしたときに下半身の踏ん張りが効かなくなり、上半身に力を伝えることは
難しくなる。
● 投手の場合は、足を上げ踏み出したときに足を固定できなくなり、上半身に力は
伝わりにくくなる。

当然これは相手も同じ条件になり、そこに差が生まれることがあります。
雨が降り下半身が踏ん張りにくい状況下で「力を発揮できる選手」と「
力をは発揮できない選手」の差であり、ここで力を発揮できる選手になるように普段から練習しておく必要があります。

「力を発揮できない選手」は、下半身と上半身の使い方のバランスが悪い選手です。上半身の方が意識的にコントロールがしやすいため、土台である下半身より上半身に力を入り
下半身が上半身に振り回されて、バランス良く動作ができなくなります。
「力を発揮できる選手」は、下半身が踏ん張れる
範囲内で上半身に力をかけ
バランスを崩すことなく(100%の力は発揮できないまでも、バランスを取った中で)ある程度しっかりとした動作をできます。

バウンドしなくなる

ゴロは、雨でグラウンドがぬかるみバウンドが減るため捕球が難しくなります
ゴロ捕球では、待って捕るのではなく一歩でも早く打球に近づくことが重要になります。送球もボールが滑ってすっぽ抜けないよう、通常の握りでなくわしづかみで投げることも視野に入れておきます。

体の影響

気化熱

雨の際特に注意が必要なのは気化熱になります。体が冷えるとパフォーマンスが大幅に落ち、体調を崩す原因にもなります。

試合前の情報収集

試合の数日前から天気予報で雨の降る可能性があるのか?チェックしてことは重要になります。ただし、チェックする天気予報は信頼できるものをチェックする必要があります。

おすすめの天気予報サイト

※ スマホのアプリは外れる場合が多い

iPhoneのお天気アプリは、天気予報を出す気象会社がアメリカ(データ提供は、Apple独自のサービス「Apple Weather」)であるため世界をカバーしている分日本の細かい地形や気象にはあまり詳しくないという弱点があります。

降水量の確認

仮に天気予報で雨の予報が出ていたとしても、雨量によっては十分試合が出来る可能性があり、その場合は降水量を確認しておく必要があります。

≪「1時間に◯mmほどの雨」の目安≫
どれくらいだったら中止で、決行の場合はどのような影響があるか?を把握しておきます。

 ◉ 降水量1mm
1時間で1mmの深さの雨量
になります。イメージとしては
       傘を広げた上に1時間に1リットルの雨が降る 
という感じで、かなり少なめの雨量です。短時間なら傘は必要ないくらいです。

 ◉ 降水量2mm
雨と認識できるくらいの雨量
で、ポツポツという表現くらいです。
長時間なら傘は欲しくなるが、短時間ならなくても良いか…という程度の雨です。

 ◉ 降水量3mm
本降り”というくらいの雨量で、地面からの跳ね返りがあるレベルなので傘やレインコートが必須となります。
 ◉ 降水量4mm以上
ザーザーという夕立のように降る雨になります
。傘を持っていても雨宿りしたくなるレベルです。
またこれ以上になると、20mmを超えると車のワイパーを早くしても前が見にくいレベル、50mmを超えるとワイパーは役に立たなくなるレベル くらいの強い雨になります。

中止か?実施か?

上記のように降水量3mmがいわゆる本降りとなり、野球の場合も中止か?決行か?微妙なくらいの雨量になります。プロ野球では特にグラウンドコンディションが悪くなければ降水量2mmまでは実施が一般的で、降水量5mmなら中止にします。これが基本の目安で、1時間あたりの降水量が少なくても長時間降り続いていれば中止の可能性が高くなる感じです。


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