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★【チーム作り】1日の練習メニュー

(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤

日々の練習メニューは、チーム作りの根幹となるところです。このスケジュール組みには最大限の意識を払います。


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特に「部活動ガイドライン」に沿ってより短時間で練習を進める必要があるため、限られた練習時間でより効果の高い練習にすることが重要になります。

≪高校生の部活動に関するガイドライン 要約≫
平日の練習時間:2時間以内が推奨
学校が終わった後の時間帯に行われるため、学業や家庭での生活時間を確保するための措置。
週末や休日の練習時間:3時間以内が推奨
長時間の練習による疲労を防ぐことを目的としている。
休養日:週に1日以上の休養日を設けることが求められる
適度な休息とリフレッシュを図り、生徒の健康を保つことを目指す。
連続練習日の制限:連続しての練習は最大で2日間
         その後は必ず休養日を設けることが推奨
例えば、土曜日・日曜日に連続して練習した場合、月曜日は休養日とする

 

練習の効率化を進める上で有効な方法は、例えば
 ● 練習準備・片付け 等をストップウォッチで測定する
                 → 選手に”時間”を意識させる
 ● 複数の練習を同時並行で行なうようスケジュールを組む
       (グループ分けし、グループごとにローテーション 等)
    → 何もしていない部員を減らす
      空いている時間・場所をできるだけなくす
 ● 練習メニューは事前に決める
    → 次の動きを頭に入れ、スムーズに動けるようにする
 ● 練習の終わり時間を決める
    → 終わりの見えない練習をなくす
というような工夫が有効になります。

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● 練習時間は
   平日3時間(16~19時)
   土日は練習試合を含め7時間くらい(9~16時)。
    練習試合はAM1試合PM1試合。対戦相手がいない場合は紅白戦。
● 週に1日、基本月曜日は休み。
        テスト休みはテスト前1週間、年末年始は1週間休み。
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とし、部活動ガイドラインの推奨よりは若干長くなりますが出来る限り効率化した練習を行ない時短に努めます。

≪工藤note高校 練習効率化の重点ポイント≫
 ● 目標設定 → 明確で具体的な目標を設定し、
             練習で達成したいことをはっきりさせる。
       ( 重点練習 → 弱点や課題の克服
         反復練習 → 技術を体に覚え込ませる )
 ● 優先順位の整理 → 課題ごとの重要度と緊急度を決め、
                       優先順位をつける。
 ● 練習環境整備 → 練習で使用する用具を整理整頓し、
               必要な道具をすぐ使えるようにする。
 ● アップの徹底 → 怪我を防ぎ、身体を効率よく動かすため。
 ● 時間管理 → 特に終わりの時間管理を徹底し、
          練習内での”集中時間”と”休憩時間”を明確にする。
 ● マルチタスキングを避ける → 1つの練習では1つの課題に
                   集中して取り組むようにする。
 ● 無駄の排除 → 定期的に練習方法の見直しを行い、
                無駄なプロセス・工程を排除する。
 ● 改善提案はまず受け入れる → 改善提案を受けたら
               (その場で考えず)まず改善してみる。
                提案の善し悪しを考えるのは、練習後。
 ● 休息を重要視 → 疲労の蓄積は絶対に避ける

タイムスケジュールは、以下を基本とします。


1日の練習メニュー(平日 16:00~19:00)

 16:00   グランド整備・練習器具準備
 16:10   
ウォーミングアップ・走塁練習
       → ウォーミングアップの中で走塁練習を入れる
         走塁練習は1か所でなく4か所(1塁・2塁・3塁・本塁)
         から走り出すことで、時短で行なう
 16:30   
キャッチボール・ゴロ捕球
       → キャッチボールの中で、ゴロを投げてもらい捕球する
         動きも入れる
 16:45   
ペッパー・バント 練習
       → ペッパーの後でバントも入れる
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 17:00   守備練習
       → 内野は3人1組でゴロ捕球練習
         外野は2か所に分かれフライ捕球練習
 17:30   ノック
       → 守備位置につき捕球練習
 17:50   ケースノック
       → メンバーを半分にわけ、守備・走者を行なう
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 18:20   片付け・グラウンド整備
 18:35   体幹トレーニング・ストレッチ・ダウン
 18:45   校歌斉唱・ミーティング
 19:00   帰宅

これが守備主体の練習になり、打撃主体の練習の日は

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 17:00   フリーバッティング
 17:45   ケースバッティング(走者1塁のヒットエンドラン 等)
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となります。

1日の練習メニュー(土日 9:00~16:00)

※ 練習試合がなく、1日練習の場合

 09:00   グランド整備・練習器具準備
 09:10   
ウォーミングアップ・走塁練習
       → ウォーミングアップの中で走塁練習を入れる
         走塁練習は1か所でなく4か所(1塁・2塁・3塁・本塁)
         から走り出すことで、時短で行なう
 09:30   
キャッチボール・ゴロ捕球
       → キャッチボールの中で、ゴロを投げてもらい捕球する
         動きも入れる
 09:45   
ペッパー・バント 練習
       → ペッパーの後でバントも入れる
 10:00   ハーフバッティング
       → 3ヶ所で行ない、短時間で全員できるようにする
 10:30   休憩(補食)
 10:45   守備練習
       → 内野は3人1組でゴロ捕球練習
         外野は2か所に分かれフライ捕球練習
 11:00   ノック
       → 守備位置につき捕球練習
 11:20   ケースノック
       → メンバーを半分にわけ、守備・走者を行なう
 11:45   いったん片付け・軽く整理
 12:00   ミーティング(ケースごとの動きの頭の整理)
 12:15   昼食・休憩
 13:15   ウォーミングアップ
 13:25   フリーバッティング
 14:20   ケースバッティング(走者1塁のヒットエンドラン 等)
 15:20   片付け・グラウンド整備
 15:35   体幹トレーニング・ストレッチ・ダウン
 15:45   校歌斉唱・ミーティング
 16:00   帰宅

※ 練習試合がある場合

 09:00   グラウンド整備・試合準備
 09:10   
第1試合出場予定選手は、ウォーミングアップ
 09:30   第1試合
        → 出場しない選手は基礎トレーニング
 11:45   グラウンド整備
 12:00   昼食・休憩
        → 第2試合出場予定選手は、早めに昼食を済ませ
          ウォーミングアップ
 13:00   第2試合
        → 出場しない選手は基礎トレーニング
 15:15   片付け・グラウンド整備
        → 必要なら、試合後の反省を踏まえた練習
 15:35   ストレッチ・ダウン
 15:45   ミーティング
 16:00   帰宅


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