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📱暇とSNSは心の毒。

人間、暇を持て余すとロクなことを考えない。

コロナ禍以前、私の生活は多忙を極めていた(今も結構忙しないけれど)。月から金まで会社員として勤め、土日祝日はライフワークに没頭する日々。年間100試合以上の野球観戦をし、移動距離も凄まじいものだった。目標達成するには、質に至るまでの量をこなす必要があり致し方なかった。今はある程度落ち着き、自ら質を追求することができている。

コロナ禍に突入した2020年。娯楽はもちろんのこと、野球観戦数も激減した。試合を見る機会がなくなったので、土日祝の予定がガラ空き。そんなときに友人に会えば良いと思ったが、とてもそんな状況ではなかった。色々なことを振り返る良いチャンスになったともいえるが、必要以上に『無駄』なことを考える時間が増えた。

SNSが心を疲弊させる。

もともと、私はかなりの心配性である。特にSNSが発展してから、その傾向が加速した。そんな自らを『サイバーテロリスト』と揶揄している。本当に探偵かの如く、知りたくもない情報を手に入れてしまう。いや、自分で調べてしまうのだ。やめればいいのに。

こんな経験、女性だったら結構あるのではないだろうか。何だか気になる人のSNSを見ていたら、ちょっと引っかかる内容があった。心がざわつきもやもやしだし、必要以上に見てしまう。あるいは、その関連事項を調べてしまう。結果、知りたくないものを発見してしまう。

女性の探査能力は本当に長けている。周り人の話を聞くと、やはり探偵事務所を開業した方が良いのではないかと思うほどの調査結果。たった一つのアカウントの交友関係を調べるのに、そう時間を要することはない(恐ろしい)。誰と誰が仲良く、どこで遊んだか。すぐに見つけ出してしまう。

なぜ、こんな自傷行為みたいな真似をしてしまうのだろう。それがずっとわからなくて困っていた。ただ単に執着心が強いだけと思ったが、案外ドライなところもある。そのときにハッと気が付いたのである。


暇だから。



仕事やライフワークで忙しいとき、私はSNSをあまり見ない。やることがいっぱいで、逐一確認する時間がない。さらに、他人のことを考えている余裕もない。前向きで、やる気に満ち溢れている。そこにネガティブな感情はほとんどない。誰がどこで何していようと、どうでもいいのだ。自分に矢印が向いている。

それが暇になると、途端に人が変わってしまう。やることがないので、SNSを開いては閉じての繰り返し。Twitterを開いたと思えば、Instagramを確認。やめたと思えば再びTwitterを見る。何してんだかの生活だ。

休息は必要だが、時間があり余るのも問題である。ようやくこの事実にたどり着いた。それから私は以下のことを気を付けている。

① SNSを見過ぎない(毒されない)。
② 午後9時以降はスマホをいじらない。
③ 暇な時間を作りすぎない。

適度な『暇』『休息』であれば良いが、度が過ぎると小さなことが気になってしまう。自分のプラスになる気付きや探求心であれば問題ない。しかし、心が疲弊してしまうのであれば、習慣を見直すと良い。

人間関係を気にしすぎない。

先ほどのSNS関連を振り返って考えたい。暇を持て余した挙句、SNS探偵になってしまうと、人の交友関係をあれこれ調べてしまう。自分と比較して辛くなってしまうこともあるだろう。そのときは思い出してほしい。

① この世には、自分ではどうにもならないことがある。
② 自分のことは変えられるが、相手は変えられない。
③ 事実は変わらなくとも、意識を変えることはできる。

現実に起こったことは変えられないが、意識(考え)を変えることはできる。最も、その『意識改革』が大切だ。私は事実と意識を切り離して考えることができず、本当に苦労した。

あくまで相手と自分。第三者は関係ない。


人との交友関係の中にあるのは、相手と自分の双方のみ。その周囲がどうであれ関係ない。相手と自分がどうやって関係を構築していくか、たったそれだけなのである。それなのに人は『第三者』を絡めて、複雑に人間関係を考えてしまう。本来はシンプルなはずなのに。

暇×SNS×人間関係

最低最悪の『毒』の組み合わせだ。自分で積極的に毒を取り入れて泣いている。そんなバカな話あるだろうか。あるんだな、これが。

相手がどこでどんな生活をしていようと、自分には関係ない。その人と会ったとき、自分はどう過ごすか。それだけなのだ。連絡を取るときも同じで、相手と自分のみにフォーカスをあてる。余計な想像を膨らませても仕方がない。それに、起こってもいない出来事を考えたところで無駄である。

自分で勝手に調べ、答え合わせをし、起こってもいないことを想像し疲弊する。何百回やってきただろう。今日は大反省会である。

暇な時間がありすぎると、人は余計なことを考え出す。

もうこれ、どこかで教えた方がいい。

どうにもならなくなったとき、リセットしよう。私の場合、SNSは見ずにさっさと寝る。不可抗力でまずい投稿を見かけたら、大きく深呼吸をする。事実はどうにも変えられないから、自分の意識を変える。たったこれだけだ。暇とSNSは心の毒。自分に矢印を向け、やるべきことを見つける。第三者のことは気にしない。積極的にデトックスしていこう。

いって、その『これだけ』ができないんだよな。



学生の頃に教えてくれよ。私自身、そう思いながら書きました。いやー暇って大切だけれど人間を刺しにくるものだなと改めて思います。

女性はみんな探偵です。

覚えておいてください。特にSNSを使わせたら、女性に敵うものはいません。どんなに普段鈍感だとか、あまり気にしていないというような人でも、SNS使わせたら探偵です。

SNSはとても便利なツールです。私も何度も助けられましたし、仕事でもチャンスを掴むことができました。ただ、度が過ぎるとモンスター化し自分を傷つけるナイフになります。自傷行為ですね。そこに暇が加わると、もう地獄絵図です。

SNSと人間関係って、現代社会では密接なもので、切り離せません。だからこそ、自分でコントロールすることの難しさと大切さをひしひしと感じます。本文でも書いたように、本来人間関係は相手と自分の二人だけです。そこに第三者を勝手に登場させて、自分で複雑化させているんです。そこに気が付けたら、救われると思います。人間関係って、実はとてもシンプルです。

自分の機嫌をどうやってとるか。自分で作りだした毒素をどうやって取り除くか。とても大事なことだと思います。私の場合、SNSを切って早く寝る。くよくよする時間は、全て筋トレに充てます。ようやくこうやって考えられるようになりましたが、ほんの数年前は…ねえ。そうですね、そうやって人間、成長していくのですね。デトックス、していきましょう。


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