👤割り切れないなら、切り捨てろ。

生きていると、多かれ少なかれ人間関係の壁にぶつかる。今がそのときというわけではないが、以前から考えていたことがある。

幼い頃から、友人と大きな喧嘩はなかった。気が合わなければさっと離れる。攻撃するのもされるのも御免だからだ。

一度友達関係を築くと、長く付き合うようになる。働くようになって会う頻度こそ減ったが、それでも繋がっているという自信がある。長年の信頼からくるものだろう。

ここ最近、どうしてもいらいらする出来事があった。私の怒りのサイクルはわかりやすい。相手に対して怒っていたものの、どんどんそれがばからしくなる。そんなことで悩み苦しむ自分の小ささに情けなくなる。年を重ねて自分に矢印を向けられるようになったことが、大きな収穫だ。

私の怒りの構図

むかつく→相手に腹を立てる自分にむかつく→自分に嫌気がさす→自分が情けなくなる。

無視をすることも覚えた。どうしても気の合わない人、不快だと思う出来事は完全に無視。なかったことにし、自分の世界で生かさない。これだけでだいぶ落ち着いた精神を保てるようになった。しかし、どうしても避けることのできない課題がある。

無視をしても、土足で私の世界に入ってくる人。

できる限り最大限の努力をして避けていても、目に入るときがある。それは仕方ない。自分の世界以外で勝手やる分には大いに構わないが、そうでない場合。これはもうどうしようもない。貰い事故に近い。そのときの怒りの静め方が大きな課題だ。いちいち腹を立てる自分に嫌気がさす。

そこで最近、良い言葉を見つけた。というより、自分の心にすっと入ってきたのだ。ある人は無慈悲というかもしれない。もしかしたら冷酷かもしれない。しかしそんなことはいっていられない。自分を大切にしてくれる人を不安にさせたり、自身の気持ちが疲弊しては元も子もない。

割り切れないなら、切り捨てろ。

心が救われた気がした。自分の中で割り切れないのであれば、諸共切り捨てていい。なんて潔く、すっきりするのだろう。

以前の私であれば、切り捨てることは難しかった。切る、捨てるという言葉に、大きな覚悟を感じたからだ。よくよく考えると、そうでないことが理解できた。自分の精神を安定できないくらいなら、切り捨ててしまっていい。そう思えるようになった。

間違いなく私も人に選ばれている。だったら、私も人を選んでもいい。せっかくの人生、前向きになれる人たちと一緒に過ごしたい。そう考えた。

学生の頃は、否が応でも付き合わなければならない世界があった。学校、部活。避けては通れない。しかし今は、自分で全てを選ぶことができる。わざわざ身を滅ぼす道を歩まなくていい。選択肢があること、それが私の救いだった。

そもそもを考えたとき、親しくしている友人には『短所』を感じなかった。それを帳消しにする長所があるか、短所すらも愛せる相手だということだ。しかし、短所が目に付き拒否反応を示してしまう人もいる。仲良くなれそう、合うだろうと思っていた反動でショックを受ける。その悲しみの理由を考えたとき、価値観が合わなかっただけだと気が付いた。ただの勘違いだったのだ。

なんだか晴れ晴れする。そうだ、割り切れないものは仕方ないんだ。仕方のないものにいつまでも腹を立てても意味がない。だったら自分の心の健康のためにも切ってしまえ。そう思った。だからやめた。悩むことを。悶々とした気持ちを一気に振り切った。

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人間関係ってとても難しいですね。最も大切なのは、自分が楽しくいること。私も含め、友達は元気でいることを望んでいます。もちろんこれは押しつけの意味ではありません。

悩んで暗い顔をしているとき、感情はその負の人間たちに傾いています。そんなとき、広い目で見てください。周りを見渡すと、なんと素敵な友達のいることでしょう。そんなあなたを愛する周囲の人のことを忘れてはいけません。私たちがいるよと、絶対にいってくれることでしょう。私も大切な友人には絶対に伝えます。

嫌だと思ったら離れていい。自分の心を守るため。自分の機嫌をとることができるのは、自分自身しかいないのですから。