📒アウトプットしろと、人はいうけれど。

アウトプットが大切。
アウトプットこそ正義。

耳にタコができるほど『アウトプット』という言葉を耳にしたことがあるでしょう。かくいう私も、外部に発信することが大好きです。外に向けることで、己を戒める効果が生まれるからです。

それだけではなく、自分が発することで『相手の意見』にはじめて接すことができます。どんなことを考えているのだろう、アドバイスがもらえるかもしれない。アウトプットには相乗効果があるものだと、私は考えています。交流のチャンスはもとより、ステップアップのチャンスにもなります。

さてここで考えるのは、アウトプットってどうしたら良いのだろうという点です。とにかく書け、とにかく発信しろという言葉があるのなら、ちょっと待ってと私は伝えたいと思います。

私は書くことが得意なので、noteや各種SNSで発信をします。しかし、頭の中に想像するものがあっても、それを直に言語化するのが難しいという人もいると思います。それを語彙力が足らないだの、アウトプットに向かないなどいう人がいたら、気にするなとだけ伝えたいです。何もアウトプットは文章や言語だけではないからです。

最近では動画を用いて発信をする人がいます。あれ、素晴らしいですよね。私は写真を撮ったり、文章に残すことは好きだといえますが、動画でまとめることはできません。動画にのせてキャプションをつけたり、音楽をのせる。あれも一種の芸です。

絵も同様です。私は絵心が全くないものですから、似顔絵を書けといわれても、全く似つかないとんでもない作品が生まれます。皆目見当のつかない仕上がり。ゴッホも苦笑いです。

何を伝えたいのかというと、アウトプットとは何も文章や言語だけに限らないということです。今日から発信するぞと意気込んでSNSを立ち上げたものの、何を書いていいかわからないと、失速する人を何人も見てきました。

大切なのでもう一度いいます。

自分のできる手法でアウトプットをすること。
それは文章だけに限らない。

みんなSNS自己顕示欲お化けではないですから(過激派)。自分のやりたいように、自分の思う頻度で発信をすればいいと思うのです。その手法はたとえSNSや文章ではなくてもいいのです。それは私が逆に、絵が描けなかったり動画を編集できないから出せた答えでもあります。

ある程度生きてきて、自分の考え方が固まってくると『何か人生で残したい』と、発信することを決める人がいます。私もそうでしたし、それ自体否定するものではありません。ただ、アウトプットバケモンにならないことだけ注意をしています。

世の中への提言は大切ですが、相手を傷つけてはいけない。あくまで発信は、自分の意見を世に出すもの。当然、賛否両論たくさんあるでしょう。そのときに、受け入れる体制がなければ、それはアウトプットとはいえません。ただミサイルを撃ち込んで、世に攻撃をしただけです。

アウトプットとは、同時に相手の意見に耳を傾けることです。発信した瞬間、誰かの意見を求めることになります。勝手にぶつけて、自分だけが気分を良くするのは好ましくありません。

そしてその手法は、色々な選択肢がある。文章で発さない人を、アウトプットできていない人と決めるのは、あまりに短絡的です。手立てはたくさんあるのですから、どれを選ぶも本人の自由なのです。

改めて私は、アウトプットバケモンにならないと誓いを立てます。自分の思考を世に発信したいと思える今だからこそ、特に大切にしたい考え方です。より良い意見交換をするために。そして、自分の目標を達成するためにも。