文庫本ランキングに入った警察小説
今日は昨夜読んだ警察小説を紹介します。
読み終えた作品
私が読んだのは5月14日徳間書店から発売された、384ページの単行本です。
現在では2024年2月9日に496ページの文庫本が発売されています。
それがこちら↓
あらすじ
この作品を選んだ理由
この作品のシリーズ第1作として「朽ちないサクラ」という作品があるようですが、私はそれを全く知らず、この作品もBSテレビ東京の「鈴木保奈美のあの本読みました」において、文庫本ランキングに入っていると紹介されて知った作品です。
私が通う図書館に、既に単行本が入っていたので、借りて読むことができました。
感想
柚月裕子さんというと「狐狼の血」の印象が強いですが、どちらかといえば2018年の本屋大賞2位の「盤上の向日葵」が好きでした。
本作は著者お得意の警察小説ですが、警察事務員から警察官へ転向した女性刑事が主人公というところが、本作の一つの鍵です。
さらにハラスメント意識の低いであろう警察の組織と起こる問題、また現代の大きな問題である詐欺事件と受け子と呼ばれる下請け犯罪者の低年齢化に焦点を当てた点がもう一つの鍵でした。
これらを私のようなシニアでもわかりやすく、さらに読みやすく描いた作品でした。
6月にシリーズ1作目の「朽ちないサクラ」が監督が原廣利、脚本を我人祥太 、山田能龍、主演を杉咲花さんで映画公開されるようです。
映画の人気具合では、本作も映画化になるかもと思いつつ読み終えました。
今日もお疲れさまでした。GWは私たち夫婦には全く関係ありません。
それでも田舎も人の動きはあるようで、心なしか道が混んでいるようです。
どうか楽しみつつ、体調管理にはお気をつけください。
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