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文庫本ランキングに入った警察小説

今日は昨夜読んだ警察小説を紹介します。


読み終えた作品

私が読んだのは5月14日徳間書店から発売された、384ページの単行本です。

現在では2024年2月9日に496ページの文庫本が発売されています。
それがこちら↓

あらすじ

事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングをし、解決へと導く機動分析係。念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉は、機動分析係を志望していたものの、実技試験に失敗。
しかし係長の黒瀬の強い推薦により、無事配属されることになった。鍛えて取得した優れた記憶力を買われたものだったが、特別扱い「スペカン」だとメンバーからは揶揄されてしまう。
「自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く」
泉は早速当て逃げ事件の捜査を始める。そんな折、配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚した。
メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚で、署が混乱する中、やがて殺人事件へと発展してしまう。
組織の闇に泉の正義が揺れる。

Amazon内容紹介より

この作品を選んだ理由

この作品のシリーズ第1作として「朽ちないサクラという作品があるようですが、私はそれを全く知らず、この作品もBSテレビ東京の「鈴木保奈美のあの本読みました」において、文庫本ランキングに入っていると紹介されて知った作品です。
私が通う図書館に、既に単行本が入っていたので、借りて読むことができました。

感想

柚月裕子さんというと「狐狼の血」の印象が強いですが、どちらかといえば2018年の本屋大賞2位の「盤上の向日葵」が好きでした。

本作は著者お得意の警察小説ですが、警察事務員から警察官へ転向した女性刑事が主人公というところが、本作の一つの鍵です。
さらにハラスメント意識の低いであろう警察の組織と起こる問題、また現代の大きな問題である詐欺事件と受け子と呼ばれる下請け犯罪者の低年齢化に焦点を当てた点がもう一つの鍵でした。

これらを私のようなシニアでもわかりやすく、さらに読みやすく描いた作品でした。

6月にシリーズ1作目の「朽ちないサクラ」が監督が原廣利、脚本を我人祥太 、山田能龍、主演を杉咲花さんで映画公開されるようです。

映画の人気具合では、本作も映画化になるかもと思いつつ読み終えました。

明るい桜の表紙の文庫と比べ、暗いイメージの単行本

今日もお疲れさまでした。GWは私たち夫婦には全く関係ありません。
それでも田舎も人の動きはあるようで、心なしか道が混んでいるようです。

どうか楽しみつつ、体調管理にはお気をつけください。

#シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき #柚月裕子 #徳間書店 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #毎日note #連続投稿544日目

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