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東野圭吾 著「クスノキの女神」

昨日呟いたとおり、書籍実践でのミッションステートメント作りに悩みつつ
やっと手元に借りた東野圭吾さんの新作「クスノキの女神」を読みました。

著者の思惑は推測できませんが、内容があまりに今の私にドンピシャなのは本当に驚きでした。恐るべし東野圭吾氏。

実業之日本社から2024年6月5日に、320ページのソフトカバー単行本が初版された本作。

簡単なあらすじは、

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。

Amazon内容紹介

クスノキの番人 直井玲斗が活躍するシリーズ第2弾です。

物語の序盤に強盗未遂事件があり、そこにあらすじにもある女子高生佑紀奈が関係していることから、この事件の深掘りかと思いきや、玲斗の伯母 千舟の認知症進行、彼女の参加する認知症カフェで出会った記憶障害のある元哉の出現で、物語は私の想像を超える方向に進み出します。

私の母も認知症が進み、娘の私がわからないことも多くなりました。また、私もうつ病の治療の過程や投薬により、記憶障害的な事象が増えています。(もちろん年齢的に不思議ではありません)

そういう私の今を憂うことも多いのですが、本作で佑紀奈と元哉が意気投合して作り上げたあるもののテーマが、今悩むミッションステートメントにもつながるもので、著者からのメッセージだと受け取りました。

それがこちらです。

大切なのは今です。今、健全な心を持っていられるなら、それで幸せなのです。今のあなたが存在することをありがたいと思い、感謝しなさい。
そうすれば昨日までのことなど気にならず、明日からのことも不安でなくなります。

本文p282抜粋

さらに

大事なことは、今好きな人たちと一緒にいて、自分が生きていると実感できるなら、それで十分に幸せなんだと思えることなんだ。

本文p284抜粋

私もこの作品を読み、未来を憂うのではなく、今を大切に生きることを考えたいと思います。そういう意味でのミッションステートメントを月末までに草案を作りたいと思っています。

Amazonから拝借

今週も始まりました。
こちらの大雨は収まりましたが、とても湿度が高く暑いです。
体調崩しやすいですね。ご自愛ください。

#シニア #田舎暮らし #今日のつぶやき #東野圭吾 #実業之日本社 #読書感想文 #毎日note #連続投稿602日目

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