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「オン・ザ・プラネット」島口大樹

久しぶりに若い作家の作品を読みました。

読んだ本の紹介

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1998年生まれ、「島がぼくらは祈り」で第64回群像新人賞を受賞した新進気鋭作家の作品。

この本を読んだ理由

本作が第43回野間文芸新人賞、および第166回芥川賞の候補作となっていたからです。

あらすじ

「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。
そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」
記憶すること、思い出すこと、未来に向かって過去をみつけ直すこと。
現実と虚構の別を越えて、新しい世界と出会う旅。
「終わったのかな」「なにが?」「世界?」
同じ車に乗り込んだぼくら四人は、映画を撮るために鳥取砂丘を目指す。
注目の新星が重層する世界の「今」を描く、ロード&ムービー・ノベル。

Amazon内容紹介

感想

23歳という若さで、こんなにも哲学的なものの考えをするなんて、著者自身がとても優秀なのだろうと思いました。ロード・ムービー物語で映画を撮影に行くというあたりは、どこかの映画のワンシーンでもあるけれど、同じ車で鳥取砂丘を目指す4人のそれぞれの世界、生きる、死ぬということの考察は文学の先を遥かに超えているように思いました。
なぜ、ショート・ムービーの舞台が鳥取砂丘なのか、最後まで私は理解できなかったけれど、きっと日本で一番わかりにくい県にある砂丘というものに何かしらインスパイアされたのでしょうね。

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