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京都と猫と本のこと

こんにちは。8月最後の土曜日、いかがお過ごしですか?

図書館から大量に本を借りてきた私は嬉々としつつ、至福の時間を過ごしています。

今日はそんな中読み終えたエッセイを紹介します。


読んだ本の紹介

出版社 ‏ : ‎ 小学館
発売日 ‏ : ‎ 2023/6/14
単行本 ‏ : ‎ 186ページ

この本を選んだ理由

以前読んだ著者の作品「愛されなくても別に」が私の中で好印象でした。実はアニメ化にもなっている「響け!ユーフォニアム」シリーズが著者の作品だと最近になって知り、著者を知りたくてエッセイを手に取りました。作品のカバーのイラストも可愛くて、目を惹きました。

あらすじ

京都府宇治市出身の小説家・武田綾乃の「好き」が詰まった、初のエッセイ集。学生時代に書いた「響け!ユーフォニアム」シリーズが爆発的な人気作品となり、『愛されなくても別に』で第42回吉川英治文学新人賞を受賞するなど、今最も活躍が期待される小説家の一人である著者が、日常を綴る。小説、漫画、ゲーム、アニメ、映画、ドラマ、音楽、ラジオ、舞台──彼女をつくったコンテンツの数々が、ゆるりとした日記から垣間見える、貴重な1冊。森見登美彦から「星の王子さま」、そして「少女革命ウテナ」まで。古今東西のコンテンツ愛が止まらない!出身地である京都や実家の猫との思い出、自身の結婚にまつわるエピソードも。大人になるほど、人生は生きやすくなる。新しく何かを始めたくなる、愛に満ちた35編。

Amazon内容紹介

感想

著者が好きなあれこれを2年に渡りWebサイトに掲載されたエッセイのようですが、とにかく副題の「京都と猫と本のこと」以外にも著者の好きなことを中心に、作家になって思うことを素直に書かれたエッセイでした。

「私の心の引き出しの中には特別な作品がいくつかあり、いくら新しいコンテンツに触れようと特別枠で存在感を放っている。何年経っても、作品に触れた瞬間に感じた「好き」が色褪せることはない。」

本文より

著者の読書遍歴は幅広く、アラサーの著者と作家、ライトノベル、それらの作品が同じだったことはとても嬉しいです。

「興味深いことに何年か経ってから同じ本を読むと、つまらないと感じていた本がめちゃくちゃ面白かったりする。本を読んでどう感じるかということは、本そのものの魅力ももちろん重要だけれど、読み手の側がどういう状態であるかがかなりの比重を占めるのだと知った。それ以来、何かを「面白くない!」と言い切ってしまいそうになる時には、今の自分の精神状態はどんな時だろうと考えるようにしている」

本文より

読者の立場と作家の立場、両方を経験する著者のこの言葉は、私の読書でも共感できるものだし、再読の面白さをうまく表現していると感心しました。

読みやすい文章で、猫好きにはたまらない著者の愛猫の様子も私の高評価のポイントでした。

私が読んだ著者の作品「愛されなくても別に」上梓後のインタビュー記事はこちら

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。

#シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき #武田綾乃 #小学館 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #毎日note

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