見出し画像

Ça va? ~un an plus tard

いきなりフランス語で失礼。
先日からアプリでフランス語を学び始めた。ゲーム形式で進むやつなので遊び程度だけど。

…という書き出しで去年の今頃に仏語の話ではなくサバ缶の話を書いたのを覚えているでしょうか?
覚えてないですよね。

コロナ矢の如し。あれから1年なんて信じられない。しかも我々飲食業の状況は悪化の一途。
あいつら、元より烏合の衆だとは思っていたがまさか本当にここまで無能とは予測していなかった。
これだけにしよう。言い始めたらキリが無い。

今回はサバ缶の話ではない。その後の僕の仏語の話です。
実のところ飽きるか疲れるかして早晩ほっぽり出すかと思っていたのだけど、どっこい続いている。それもほぼ1日として欠かす事なく。
まあ1セット5分もあれば終わるものだから仕事の合間に移動中に、飲みながらでも寝る前にでもできるという手軽さが続けられているポイントなのかも知れない。

しかし英語すらままならないのによく仏語を学んでみようと思ったもんだ(きっかけとなった友人のパートナーはマルチリンガルなので英語でコミュニケーションが取れれば基本的に問題ないし、最近、日本語まで学び始めているので僕が学ぶ必要なんて極論を言えば無くなってきている)。
それに使っているアプリは日本版がなく、仏語→英語である。
つまり僕には仏語→英語→日本語と二段階の翻訳力を求められるのだ。
故に英文法・表現が理解できていないと答えられない。
ポジティブに捉えればどちらも学べて一石二鳥だけど、意識の低い僕はそんな風には考えられません。

日常会話に必要な単語数はどんな言語でもおよそ10,000と聞いたことがある。
知っていたのと覚えた仏語を合わせてもせいぜい200、英語だって希望的に見積もっても1,000を少し超えるくらいじゃないかと思う。
中学から学んだ英語ですらおよそ10%しか満たせていないのに、飲みながらやら移動中やらにたかがアプリでポチポチする程度で学べるなんて都合のいい話は無い。
そして当然、単語を知っているだけでは会話はできない。仏語には仏語の文法や表現がある。半可に英語のそれらが頭に入っている分、ごっちゃになってややこしくなる事この上ない。
だから、というのは120%言い訳であるが、1年経っても「僕の名前は~」とか「元気?」とかその程度である。曜日すら覚束無い。
これじゃ向こうに行っても買い物ひとつできやしない。

それでもどうにかこうにか1年続けられたのはアプリの依存性によるものかもしれない。依存性についていろいろ言われているのだからなんとも皮肉な話だけど。
教本を使って手を動かすなり、或いはレッスンでも受けるなりすればもうちょっと前に進むとは思う。しかしそこまで本腰入れる気になれない自分がいる。
だって友人にもそのパートナーにも今は会えないし、他で使うところもないのだ。
それでも耳年増ならぬ目年増みたいなもので、ほんの少し、文意を掴めるところが出てきた。おかげでワインやらリキュールやらのラベルを眺めても以前よりは書いてあることが読めるようになったし、調べ物でも幅が広がった。
それにスペイン語やイタリア語も”雰囲気として”、蜃気楼のごとくぼんやりとだけど解るようになった。
これだけでも進歩が、得るものがあったと言うべきだろう。
このノリで英語もより理解できるように学べればなあ、と思うがそうはならないのが不思議なところである。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

最近の学び

もし、記事を読んでくれてお店の方が気になったら覗いてみてください。Instagram / FBもページがありますが、まずはオフィシャルHPを。 http://www.bar-tool.com/ サポートしていただけた場合はお店の運営に充てさせていただきます。