BAR IAPONIA

新橋にある、歴史と旅好きが集まる予約制/招待制/会員制バー。歴史•旅•文化など多様なテ…

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新橋にある、歴史と旅好きが集まる予約制/招待制/会員制バー。歴史•旅•文化など多様なテーマで、その道に精通する方や当事者からのリアルなお話を聞けるイベントを週1-2回開催。noteではその記録を公開中。※一部記事は会員限定公開です。https://bariaponia.com/

記事一覧

Z世代に、ウェルビーイングなつながりを。互いを応援しあうコミュニティ「おZ会」

2024年9月7日、土曜日。 定休日のBAR IAPONIAに、開店準備をする青年の姿がありました。 井上寛人さん。2000年生まれの24歳。 10代の頃から「グリーンピース・ジャパン…

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3週間前
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下北沢と八ヶ岳は生ハムメロン!?2拠点生活の魅力(2024年8月9日)

※2024年8月9日に行われたイベントの参加レポートです。 都会の便利さと刺激。山のゆとりと癒し。 どちらも手にできる生活を叶えられたら、素敵だと思いませんか? BAR …

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1か月前
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世界を見てきた高校生が思う、アートの可能性

※2024年7月19日に行われたイベントの参加レポートです。 10代のころの自分が、世の中のどんなことに心を動かされ、どんなことに問題意識を向けていたか覚えていますか? …

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1か月前
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日本の書店の今までとこれから(2024年6月25日)

※2024年6月25日に行われたイベントの参加レポートです。 歴史と旅のBAR IAPONIAには、読書が好きというお客様も多くいらっしゃいます。このnoteを書くライター、とりのさ…

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3か月前
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夢の国を立ち上げた現実を知る伝説の編集マンのお話(2024年5月17日)

「仕事って、楽しい」 この言葉。この人が言うと、心に響きます。 正村英樹さんは、1982年に株式会社オリエンタルランドに入社。”夢と魔法の王国”東京ディズニーランド…

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3か月前
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わたしがClub Polyculture Tokyoをつくったわけ(2024年6月3日)

※2024年6月3日に開催したイベントの参加レポートです。 ポリカルチャー(polyculture)とは、多様な生物が共存する自然環境にならって、1つの場所で複数の種の作物を栽培…

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4か月前
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堺で歴史・文化を楽しもう(2024年5月23日)

※この記事は2024年5月23日に開催したイベントの参加レポートです。 大阪府、堺市。 中世には商業と海運で栄え、戦国武将たちにも重視された土地です。 ちなみに堺とい…

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4か月前
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【会津の歴史シリーズ第3回】明治以降の会津をたどる ー会津士魂の真髄とはー(2023年12月8日)

※2023年12月8日に開催したイベントのレポートです。 NPO法人六韜塾代表であり、人文学研究に精通するBAR IAPONIA共同オーナー・矢島景介さんによる、会津の歴史を学ぶ全3…

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5か月前
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老舗映画雑誌の元編集長がみた、聖林の星(ハリウッドスタァ)たちの素顔(2024年4月23日)【会員限定公開】

2024年3月27日に開催されたイベント「江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~」の参加レポート記事です。 本記事は会員限定公開となるため、閲覧には…

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5か月前
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幸せな国を巡り巡って見えてきたわたしの結論(2024年4月10日)

※2024年4月1日に開催したイベントのレポートです。 幸せって、どうしたらつくれるの? その答えを探すため、世界一周の旅に出かけた堂原有美さん。 世界各国の幸福度を…

BAR IAPONIA
5か月前
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江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~(2024年3月27日)【会員限定公開】

2024年3月27日に開催されたイベント「江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~」の参加レポート記事です。 本記事は会員限定公開となるため、閲覧には…

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5か月前
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豊洲市場の歴史・歩き方(2024年3月22日)

※2024年3月22日に開催したイベントのレポートです。 東京都中央卸売市場、通称・豊洲市場。 この場所にほれ込み、通いつめ、ついには”案内人”にまでなってしまった方…

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6か月前
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【会津の歴史シリーズ第2回】佐幕派からみた幕末史 ーあるいは日本人の生き方ー(2023年11月30日)

※2023年11月30日に開催したイベントのレポートです。 歴史ファンの間でも人気の幕末史。 多くの”英雄”が台頭した時代である一方、会津藩をはじめとする佐幕派にとって…

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6か月前
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BAR IAPONIAにて、『歴史』と『旅』でジョジョ愛を語るゥウ!(2024年2月21日)

※2024年2月21日に開催したイベントのレポートです。 数多の名作を輩出したジャンプ漫画の中で、唯一無二の存在感を放つ『ジョジョの奇妙な冒険』。 1986年に連載がスタ…

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7か月前
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革新であり、原点。金紋秋田酒造、熟成日本酒の挑戦(2023年12月6日)

※2023年12月6日に開催したイベントのレポートです。 日本屈指の米どころ、秋田県。 金紋秋田酒造株式会社があるのは、中でもひときわ気候風土が稲作に適した内陸の盆地…

BAR IAPONIA
8か月前
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労働の歴史(2023年11月22日)

※2023年11月22日に開催したイベントのレポートです。 今の日本経済について、どのように感じるでしょうか? あがる物価に、あがらぬ賃金。なんとなくの不安感や閉塞感な…

BAR IAPONIA
8か月前
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Z世代に、ウェルビーイングなつながりを。互いを応援しあうコミュニティ「おZ会」

2024年9月7日、土曜日。 定休日のBAR IAPONIAに、開店準備をする青年の姿がありました。 井上寛人さん。2000年生まれの24歳。 10代の頃から「グリーンピース・ジャパン」をはじめ様々なNGO、学生団体に参加し、環境問題の解決や自然保護活動に尽力。 現在は、働き手にとって快適なオフィス空間を評価する”WELL認証”のコンサル会社に勤務、自らもウェルビーイングをキーワードに、様々な研究や活動を行っています。 今日は彼が立ち上げたコミュニティ「おZ会」がこ

下北沢と八ヶ岳は生ハムメロン!?2拠点生活の魅力(2024年8月9日)

※2024年8月9日に行われたイベントの参加レポートです。 都会の便利さと刺激。山のゆとりと癒し。 どちらも手にできる生活を叶えられたら、素敵だと思いませんか? BAR IAPONIAの常連、矢崎弘直さんは2021年に八ヶ岳村で住まいを購入し、東京と2拠点での暮しを続けています。 「2拠点生活は、一言でいうと健康を育む新たな生活スタイルなんです。ほんとうに素晴らしいから、みんなにおすすめしたい。そうしなかったら、罪になるんじゃないかな?」 じつは、IAPONIAで矢

世界を見てきた高校生が思う、アートの可能性

※2024年7月19日に行われたイベントの参加レポートです。 10代のころの自分が、世の中のどんなことに心を動かされ、どんなことに問題意識を向けていたか覚えていますか? この日BAR IAPONIAでイベントプレゼンターをつとめてくれたのは、高校3年生の宮本珠文くん。IAPONIA史上、最年少プレゼンターです。 17歳にしてすでに10カ国以上の海外経験があり、日本ではじめてドルトンプランを採用した学校で、のびのびと学んでいます。 イベントのため準備を進めてきた珠文くん

日本の書店の今までとこれから(2024年6月25日)

※2024年6月25日に行われたイベントの参加レポートです。 歴史と旅のBAR IAPONIAには、読書が好きというお客様も多くいらっしゃいます。このnoteを書くライター、とりのささみこもそのひとり。 我々読書好きの足がつい向かってしまう場所、書店。その書店の数がいま、どんどん減ってきています。 「地方の経済紙には毎週毎週、書店が閉まりますっていう記事が出てるんですよ」 そう語るのは今回のプレゼンター、近藤午郎さん。 元丸善CHIホールディングスで長年勤務し、現在

夢の国を立ち上げた現実を知る伝説の編集マンのお話(2024年5月17日)

「仕事って、楽しい」 この言葉。この人が言うと、心に響きます。 正村英樹さんは、1982年に株式会社オリエンタルランドに入社。”夢と魔法の王国”東京ディズニーランドの開園に立ち合い、CM製作などを手がけました。 1990年には株式会社ザテレビジョン(現・KADOKAWAウォーカー事業部)へ転職し、人気タウン情報誌『東京ウォーカー』を立ち上げ。数々の流行を世に作り出しました。 まさにカリスマ。しかし、当の本人は首を横に振るばかり。 「ぼくのキーワードは、”時の流れに身

わたしがClub Polyculture Tokyoをつくったわけ(2024年6月3日)

※2024年6月3日に開催したイベントの参加レポートです。 ポリカルチャー(polyculture)とは、多様な生物が共存する自然環境にならって、1つの場所で複数の種の作物を栽培する農業手法のひとつ。 しかし、”Club Polyculture Tokyo”は農業に関するコミュニティではありません。 メンバーによる会合のテーマは、日本とフランスのチーズ比較テイスティングや、オリンピックについて語りあう会、LGBTの勉強会などなど。文化の多様性を軸に、多岐にわたって催され

堺で歴史・文化を楽しもう(2024年5月23日)

※この記事は2024年5月23日に開催したイベントの参加レポートです。 大阪府、堺市。 中世には商業と海運で栄え、戦国武将たちにも重視された土地です。 ちなみに堺という地名はもともと、平安時代に旧摂津国・旧和泉国・旧河内国の三国の”さかいめ”で発展した場所であったため、こう呼ばれるようになったと伝えられています。 日本史好きなら訪れたいこの街の魅力を教えてくれたのは、堺市東京事務所の羽田さん。 「東京事務所では、堺市の知名度をあげるためのプロモーションや、企業誘致な

【会津の歴史シリーズ第3回】明治以降の会津をたどる ー会津士魂の真髄とはー(2023年12月8日)

※2023年12月8日に開催したイベントのレポートです。 NPO法人六韜塾代表であり、人文学研究に精通するBAR IAPONIA共同オーナー・矢島景介さんによる、会津の歴史を学ぶ全3回のイベント。 第一回はこちら 第二回はこちら 最終回の本日は、戊辰戦争に敗北して以降の会津が、いかにして復興をとげていったのかを辿ります。 戊辰戦争における会津vs薩長軍(イギリス)の構図は、太平洋戦争時の日本vs米中英蘭連合軍の構図に通じるものがあると、矢島さんは言います。 「会津が

老舗映画雑誌の元編集長がみた、聖林の星(ハリウッドスタァ)たちの素顔(2024年4月23日)【会員限定公開】

2024年3月27日に開催されたイベント「江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~」の参加レポート記事です。 本記事は会員限定公開となるため、閲覧にはパスワードが必要です。 閲覧パスワードはBAR IAPONIAスタッフまでお問い合わせくださいませ。 記事の閲覧はこちらから

幸せな国を巡り巡って見えてきたわたしの結論(2024年4月10日)

※2024年4月1日に開催したイベントのレポートです。 幸せって、どうしたらつくれるの? その答えを探すため、世界一周の旅に出かけた堂原有美さん。 世界各国の幸福度を示すランキングの上位国を中心に27カ国を巡り、書籍『脱!しあわせ迷子―世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント―』を出版。 現在は株式会社WTOC代表として、教育分野での国際交流サービスを展開しています。 堂原さんが旅の中で見つけた答えを伺いました。 なぜ幸福な国を巡る旅へ出たのか堂原さんの前職は広告代

江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~(2024年3月27日)【会員限定公開】

2024年3月27日に開催されたイベント「江戸の園芸~花のお江戸の八百八町は本当に花だらけだった~」の参加レポート記事です。 本記事は会員限定公開となるため、閲覧にはパスワードが必要です。 閲覧パスワードはBAR IAPONIAスタッフまでお問い合わせくださいませ。 記事の閲覧はこちらから

豊洲市場の歴史・歩き方(2024年3月22日)

※2024年3月22日に開催したイベントのレポートです。 東京都中央卸売市場、通称・豊洲市場。 この場所にほれ込み、通いつめ、ついには”案内人”にまでなってしまった方がいます。 1日4000アクセス以上集まるグルメブログ「いいね~おいしいね~」を運営する、BAR IAPONIAの大常連・森明彦さんです。 2015年、築地時代から、足繫く市場に足を運ぶ森さん。 自ら立ち上げたFacebookグループ「豊洲市場へGO♪」では、月に複数回、森さんのガイドで豊洲市場をめぐり

【会津の歴史シリーズ第2回】佐幕派からみた幕末史 ーあるいは日本人の生き方ー(2023年11月30日)

※2023年11月30日に開催したイベントのレポートです。 歴史ファンの間でも人気の幕末史。 多くの”英雄”が台頭した時代である一方、会津藩をはじめとする佐幕派にとっては敗北の歴史です。 ですが、視点を変えると違った姿が見えてくるかもしれません。 本日は、人文学研究に精通し、NPO法人六韜塾代表などを務める矢島景介さんによる会津史第2回、幕末編。  第1回はこちら 江戸幕府の終焉は、日本にとって大きな転換期であっただけでなく、実は諸外国にとっても重要な出来事でした。

BAR IAPONIAにて、『歴史』と『旅』でジョジョ愛を語るゥウ!(2024年2月21日)

※2024年2月21日に開催したイベントのレポートです。 数多の名作を輩出したジャンプ漫画の中で、唯一無二の存在感を放つ『ジョジョの奇妙な冒険』。 1986年に連載がスタートし、単行本の全世界累計発行部数が1億2000万部を超える大人気タイトルです。 アニメをはじめメディアミックスも幅広く展開、2024年2月には初のミュージカル化が実現。 独特な台詞回しやキャラがとるポージングは、作品自体を手に取ったことのない人にとっても印象深いはず。 今回、BAR IAPONIA

革新であり、原点。金紋秋田酒造、熟成日本酒の挑戦(2023年12月6日)

※2023年12月6日に開催したイベントのレポートです。 日本屈指の米どころ、秋田県。 金紋秋田酒造株式会社があるのは、中でもひときわ気候風土が稲作に適した内陸の盆地・大仙市です。 同社が手間ひまをかけ、こだわりぬいて製造する熟成日本酒は海外でも高く評価されています。 本日お話しいただくのは、金紋秋田酒造株式会社三代目社長の佐々木孝さん、そしてその娘さんであり、社員でもある優紀さん。 おふたりにお持ちいただいた美味しい熟成日本酒を味わいながら、日本酒の新しい可能性を

労働の歴史(2023年11月22日)

※2023年11月22日に開催したイベントのレポートです。 今の日本経済について、どのように感じるでしょうか? あがる物価に、あがらぬ賃金。なんとなくの不安感や閉塞感など、ほの暗いイメージを抱く方は多いかも。 しかしそんな日本にも、かつて「ナンバーワン」と呼ばれた時代があったのです。 高度経済成長期のただ中であった60年代後半、日本はGDPにおいて、仏・英・西独を3年間でごぼう抜き。一気に世界第2位へ躍り出ました。 なぜ、その栄光は失われたのか。いったい日本経済の何