場の発酵研究所

「場の発酵研究所」とは、困難や問題がますます増えていく社会において、どのようにわたした…

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「場の発酵研究所」とは、困難や問題がますます増えていく社会において、どのようにわたしたちが生き、新しい活動や営みを生み出していくことができるか(どう「場」を編み直していけるか)を思考・構想し、実験・実践に落とし込むための研究所です。

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    場の発酵研究所、開催時のレポートをまとめたマガジンです。

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    場の発酵研究所、フェローメンバーの寄稿を集めたマガジンです。

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    当研究所の運営メンバーたちが感じる「場」と「発酵」、そしてその界隈にまつわる記事の詰め合わせです。

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【6月8日開講】オンラインで醸す学びの場/場の発酵研究所が始まります(2次募集締め切りました!ありがとうございます)

場を、醸そう。 「場の発酵研究所」とは、困難や問題がますます増えていく社会において、どのようにわたしたちが生き、新しい活動や営みを生み出していくことができるか(どう「場」を編み直していけるか)を思考・構想し、実験・実践に落とし込むための研究を続ける半年間の学びの場です。 【動画】概要紹介(事前説明会より抜粋)発起人挨拶はじめまして。 兵庫県尼崎市で「株式会社ここにある」という会社を営んでいる藤本遼と申します。「いかしあう生態系を編み直す」という考え方を大切にしながら、地域

    • 【レポート】場の発酵研究所:第1期#12 [ゲスト]花澤 寿さん

      こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 11月23日(火)、場の発酵研究所・第12回でした。ゲストを招く回はいよいよ最終回。第7回以降は研究員と共に話し合ってゲストを決定していて、今回は研究員から推薦のあった、精神科医の花澤 寿さん(千葉大学)をお招きしました。場の発酵研究所としては初めてとなる、医療の現場からのゲストです。 第12回ゲスト:花澤 寿 さん 花澤さんが表示したスライドのタイトルが「ポリヴェーガル理論からみた精神科医の仕事」。ポリヴェーガル理論とは、精

      • 【レポート】場の発酵研究所:第1期#11 [ゲスト]寺田優さん

        こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 11月9日(火)、場の発酵研究所・第11回でした。第7回以降は研究員と共に話し合って決定したゲストです。今回は、自然酒蔵元『寺田本家』24代目当主の寺田優さん。研究所ではこれまで、様々な意味を込めて「発酵」という言葉を使ってきましたが、元々はお酒の発酵から着想を得ています。研究員を「杜氏(とうじ)」と呼んでいますが、これもお酒をつくる職人を表現する言葉です。今回はついに、本物の杜氏をお招きすることができました。 第11回ゲスト:

        • 【研究生レポート】発酵なるもの・・・(松下大輔)

          初めまして場の発酵研究所、研究員の「だい」です。仕事で時々書く機会がありますが、普段感じていることや考えていることを文章化するのは初めてです。

 身体性に関する考察このnoteを書き始めた感想は、「・・・アカン、書けない」でした。 書くと決めたのに書けない。
普段、それなりに本も読むのは好きな方なので何となく書けるだろうって思っていたのですが、当たり前すぎるけど、「読む」と「書く」は全く違う。 見たり聞いたり読んだり色々とインプットして、自分(脳)というフィルターを通して

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          【レポート】場の発酵研究所:第1期#10 [ゲスト]曽我大穂さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 10月26日(火)、場の発酵研究所・第10回でした。第7回以降は研究員と共に話し合って決定したゲストです。今回は、音楽家の曽我大穂(だいほ)さん。舞台芸術グループ「仕立て屋のサーカス」の演出家をはじめ、多岐に渡って活躍されています。ヨーロッパやアメリカでも活躍された実績をもつアーティストと「場の発酵」・・・どんな話題となるのかとても楽しみにしていました。 第10回ゲスト:曽我大穂さん 音楽家。舞台芸術グループ ”仕立て屋のサー

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          【レポート】場の発酵研究所:第1期#09 [ゲスト]手塚純子さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 10月12日(火)は、場の発酵研究所・第9回でした。第7回以降は研究員と共に話し合って決定したゲストです。今回は研究員から推薦のあった、WaCreation代表の手塚純子さん。まちづくり事業に関わりつつ、コミュニティスペース「machimin」を運営されています。 第9回ゲスト:手塚純子さん 1983年大阪生まれ。神戸大学経営学部卒業。体育会アメリカンフットボール部で組織マネジメントを実践。ゼミは人的資源管理を専攻。リクルート

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#09 [ゲスト]手塚純子さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#08 [ゲスト]今井航大朗さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 9月28日(火)は、場の発酵研究所・第8回でした。第7回以降は研究員と共に話し合って決定したゲストです。今回は、「クイーンズメドウ」や「ハヤチネンダ」といった活動に取り組まれている今井航大朗さん。あくまで私の第一印象ですが、名前からは何の取り組みかはわかりませんが、なんだか素敵な発酵感が漂うネーミングです。発酵感・・。 第8回ゲスト:今井航大朗さん 大学卒業後、日本らしさを伝える事業に関わるべく都内日系ホテルへ入社。数年後、父

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#08 [ゲスト]今井航大朗さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#07 [ゲスト]吉田田タカシさん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 9月14日(火)は、場の発酵研究所・第7回でした。 第6回までのゲストは事務局が決定していましたが、第7回以降は研究員と共に話し合って決定しました。そうして決定したのが今回のゲスト、吉田田(よしだだ)タカシさん。 本名の「吉田たかし」は全国にたくさんいて、音楽家として作家登録する時にも同姓同名が多かったそう。そこで1910年頃の芸術運動の「ダダイズム」にちなんで、田を一つ増やして「吉田田タカシ」と名乗っているとのこと。「DADA

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#07 [ゲスト]吉田田タカシさん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#06 [ゲスト]福野博昭さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 8月24日(火)は、場の発酵研究所・第6回でした。 会がスタートする10分ほど前にzoomに入ると、今回のゲストの福野さんと、発起人の坂本が談笑していました。飲み会に早くついた人たちが先に始めっちゃっているような雰囲気。 そして参加者が続々と入ってくると、福野さんが「おお!◯◯さん!こんばんは!」と声をかけていきます。 もうこの時点で、福野さんの人柄が伝わってくる気がしました。 坂本がオフィスキャンプ東吉野を運営するきっかけに

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#06 [ゲスト]福野博昭さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#05 [ゲスト]首藤義敬さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 8月10日(火)は、場の発酵研究所・第5回でした。 会の冒頭は、第5回の講師・首藤さんの「夢中になると他のことを忘れがちになる性格である」という共有から始まりました。実は今回も、昼間の時間が楽しすぎて研究所のことを忘れてしまい、家族と食事に行こうとして車に乗ったところで、研究所の存在を思い出したそうです。 ZOOM上には笑っている人もいれば、あきれ顔?っぽい人もいる中で、「そんなバランスのよくない自分の生きづらさから、はっぴーの

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#05 [ゲスト]首藤義敬さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#04 [ゲスト]澤尚幸さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 7月27日(火)は、場の発酵研究所・第4回でした。 第4回の講師・澤尚幸さんは、過去の録画を見て、こう考えたそうです。 先の3人に、話そうと思っていたことをもう、話されてしまったんですよ。 そもそも資本主義を見直そう、という話は第1回でされてしまった。 哲学とかスピリチュアルな話をしようと思っていたら、第2回はそれに近い内容でした。 前回の「あえてペルソナを設定しない」話も、ああ、いい話をされてしまったと。 なので今回はあ

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#04 [ゲスト]澤尚幸さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#03 [ゲスト]鈴木美央さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 7月13日(火)は、場の発酵研究所・第3回でした。 資本主義が形にならなくなりつつある時代において、何を信じていくのか?という問いから始まった第1回。その「何を信じるのか?」について、第2回講師の竹本了悟さんからは仏教の思想に基づいた実践例について教えていただきました。(前回のレポートはこちら) そして第3回の講師は、鈴木美央さん。「このまちにくらすよろこび」を感じられる空間づくりをテーマに、まちや建築に関わる活動に取り組まれて

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#03 [ゲスト]鈴木美央さん

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#02 [ゲスト]竹本了悟さん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 6月22日(火)は、場の発酵研究所・第2回でした。第1回講師のMOTOKOさんからは、資本主義が行き詰まる中で、私たちは何を信仰していくのか?という深い深い問いをいただきました。(第1回のレポートはこちら) そして今回の講師は、仏教を追求してこられた竹本了悟さん。宗教はまさに、信仰の形の一つだと思います。MOTOKOさんからの問いを引き継ぎながら、今回も研究員やフェローが30人以上集まり、答えのない発酵の時間が始まりました。

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#02 [ゲスト]竹本了悟さん

          【寄稿者:原田優香】心から安心して、なんでも話せる場を、世の中にたくさん作りたい。(寄稿記事vol.9)

          はじめまして。 場の発酵研究所のフェローとして関わらせていただいております。 原田優香(はらだゆか)と申します。 わたしは今、フリーランスとしてコワーキングスペース運営や、イベント企画、プロジェクトマネージャー、ジブン研究という対話型プログラム運営などをしています。 ▼ジブン研究についてはこちら▼ https://greenz.jp/2021/04/07/jibunkenkyu/ いわゆる「場づくり」をお仕事にしています。 私が場づくりをする上で大切にしていることは、たっ

          【寄稿者:原田優香】心から安心して、なんでも話せる場を、世の中にたくさん作りたい。(寄稿記事vol.9)

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#01 [ゲスト]MOTOKOさん

          こんにちは、事務局の渡辺(わったん)です。 6月8日(火)、ついについに、第1期・場の発酵研究所が"開所"しました〜!!既に5回に渡る事前説明会から発酵は始まっていましたが、いよいよゲスト講師も参加しての第1回。 ゲストのMOTOKOさんは、発起人の坂本との事前打ち合わせが盛り上がって"5時間"が過ぎていたと聞いていたので、とっても楽しみにしていました。 第1期の研究員は27人。そしてフェローが11人、事務局が5人、ゲスト講師(客員教授?)が12人(うち6名は未定)、合

          【レポート】場の発酵研究所:第1期#01 [ゲスト]MOTOKOさん

          #研究所の本棚 vol.2

          バックナンバーはこちら▽ 資本主義が気になる 📖:プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ウェーバー ▼研究員より お金を稼ごうという資本主義の精神は、実は一見して相反しそうなプロテスタントにも見られた。しかしプロテスタントたちには福祉的な倫理観があった。では現代の資本主義における倫理観とは何かとウェーバーは問う。「精神のない専門家、魂のない享楽的な人間。この無にひとしい人は、自分が人間性のかつてない最高の段階に到達したのだと、自惚れるだろう」 ▼内容(「

          #研究所の本棚 vol.2