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【寄稿者:原田優香】心から安心して、なんでも話せる場を、世の中にたくさん作りたい。(寄稿記事vol.9)

はじめまして。
場の発酵研究所のフェローとして関わらせていただいております。
原田優香(はらだゆか)と申します。
わたしは今、フリーランスとしてコワーキングスペース運営や、イベント企画、プロジェクトマネージャー、ジブン研究という対話型プログラム運営などをしています。
▼ジブン研究についてはこちら▼
https://greenz.jp/2021/04/07/jibunkenkyu/


いわゆる「場づくり」をお仕事にしています。


私が場づくりをする上で大切にしていることは、たった一つだけです。
「その場にいる誰もが、心から安心して、なんでも話せる雰囲気をつくること」。


下記のようなことを、思ったことはありませんか?


「これってなんのための会議なんだろう」
「同じ人ばっかり話しているなあ」
「自分がここにいる役割って何なんだろう?」
「このミーティングの時間、無駄だなあ」
「思ったことを言いたいけど否定されるのが怖い」


でも、ちょっと立ち止まって考えてもらっても良いですか。
これって、実は、そう思っている自分自身も、その場の雰囲気に加担しているのと同じなんです。

「場」はそこにいる人たちで作られるもの、だと私は思っています。
自分が今いる「場」が、

つまらない、と思えばそれは自分のせいでもある。
面白い、と思えば自分が貢献しているとも言える。

だから、私は自分が大切にしたいと思っている、「どうやったらここの場に参加している人が、安心して思っていることを言えるか」を考えながらそこにいるようにしています。
別に、何か特別なことを言ったり、場を回したり、でもなく、観察しているに近いです。

「安心してなんでも話して良いんですよーーーーーーー」
ということを私自身が身体全体で、表現しているような。


もちろんできない時もあって、そんな時は、「ゆか、なんか今日、イライラしてるね」なんて言われちゃいます。
けど、この「なんか今日、イライラしてるね」と言ってもらえることが、ガッツポーズ。

なぜなら、相手が「ゆかがイライラしている」と、ありのままに感じたことを伝えてくれているから。

もし私のことをちょっと恐れていたり、怖いと思っていたら、「イライラしているね」って言ったら相手(私)はどう思うだろう、とか考えて言わないと思うんですよね。
だから、相手が伝えてくれたことと私が感じていること(嬉しい・悲しい・イライラしている、などの怒り)が一致していたら、ガッツポーズ。よっしゃーって思ってます。

そう言われたら素直に、「そうやねん、ちょっとイライラしててなあ。伝わってた?ごめんね」と、一言いえばOK。

そうやって、「あ、これも言っていいんだ」「こんなことも伝えていいんだ」ということを相手と一緒に探り、積み重ねていくことが、私は楽しくてしょうがありません。


「今日、彼氏に振られたから元気がありません。いつもできていた細かい気配りもできないと思います」
「行きの電車で、サラリーマンに肩をぶつけられて無性に今イライラしちゃってます。落ち着くまで少し時間ください」
「とにかく、無性に寂しいです。誰か褒めてください。」

こんなことが、滞りなく、スラスラと言い合える世の中にしたい。
そんなことを思いながら、日々、場に関わらせてもらっています。


明日も誰かが、心から安心して話せる場をつくれますように。

そして、いつも私が安心して話せる場を提供してくれるみなさんに、心から感謝して。

このとりとめもない、私の呟きを読んでくださっているあなたは、「場」に関わる上で、どんなことを大切にしていますか?

ぜひ、教えてください。


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