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10月30日経済短観

鉄鋼新聞にも書いてあったがキオクシア四日市の建設が山場を超えたことにより、ボルト状況は以前厳しいが、一時期の最悪期は過ぎた感じ。代理店にはあるが、メーカーはすぐに出さないといった状況。ただ、メーカーの反応も変わってきたのを感じる。自分の所が増えれば他も増えるというのは不思議なものだ。ただ、やはり供給については普段の予定の管理の怠りなどが問題を起こすので気を抜かずに行いたい。コラムなどの鋼材価格は以前高く、納期も3ヶ月〜1年とまだ改善されていない状況。S造の材料の納期がかかりすぎて、価格が高すぎればS造からRC造に移行する物件も出てきたり、中止になるケースも出てくる可能性がある。前回、ボルト不足でその後S造が減り、不況を迎えたことがある。

需要はコロナが収束に向かいつつあるので、ホテル需要が復活し始めるなど、需要は今後大きくなる可能性が高い。問題は供給で、世界の価格が高ければ需要がある限り、鉄は海外へ向かうので、値段が下がらなければ品不足が続く可能性がある。アメリカでよく議論になっているのは、この世界的インフレが構造的に持続的なものなのか、一時的なものかといったことが議論されている。MarketPlace(https://www.marketplace.org/2021/10/25/yellen-says-high-inflation-is-temporary-and-if-it-isnt/)によると、FRB前議長、ジャネット・イエレン現財務長官が、今のインフレは、エネルギー価格の高騰や、コンテナ船の滞留による物流の問題などの供給側による要因が大きいので、持続的ではないと発言した。さらに、低賃金の労働者の賃金は改善されつつあるが、生産効率も上がっているので、企業のコスト上昇のプレッシャーは小さいとのこと。このアメリカや中国を中心としたインフレの行方が多くの人の今後の利益に大きく影響するに違いない。

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