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8/15(火) 米国🇺🇸マーケット情報 (パフォーマンス、経済指標、$HD決算情報)


🇺🇸株式市場振り返り




HEADLINE 8/15(火)

◉火曜日の米国株は、主要平均株価がセッションの安値近辺で取引を終え、下落
◉全セクターが下落、🇨🇳中国最新データの期待外れにより、商品株と機械がワースト・パフォーマンス


米国株は下落し終了:
🔘DOW:        -1.02%
🔘S&P500:   -1.16%
🔘NASDAQ:    -1.14%
🔘RUSSELL2000:   -1.29%


火曜日の米国株は、主要平均株価がセッションの安値近辺で取引を終え、下落
反落の原因は、
中国の最新の成長懸念と政策対応の大きさに対する市場の継続的な失望
また、フィッチによる格下げ警告を受けて、米銀に対する監視が強まる

🔘全セクターが下落したが、中国の最新データが期待外れだったことから、商品株と機械がワースト・パフォーマンス
🔘銀行はフィッチの慎重なコメントで打撃を受けた
🔘クレジットカード、生命保険会社、運輸、自動車などが不調
🔘バフェットのバークシャー・ハサウェイが住宅メーカーのDHI、LEN、NVRに新たなポジションを取ったことにより、際立った存在
🔘NVDAは、来週の決算に向けて、セルサイドの明るいコメントにも助けられ、最近の上昇幅を拡大、またFinancial Timesによるとサウジアラビアとアラブ首長国連邦が同社のGPUを買おうと躍起になっているとのこと
🔘医薬品も相対的にアウトパフォーマー
🔘Bloombergは、META、AAPL、MSFT、AMD、NVDAなどのハイテク企業に対するヘッジファンドの関心を取り上げた


経済指標
🔘来週のジャクソンホールでパウエル議長

FRBのピークを明示的に示唆することに懐疑的な見方が強まる一方、中央銀行が中立金利の構造的な引き上げを示唆するとの観測も強まっている。
また、中央銀行が中立金利の構造的な引き上げを示唆するとの観測も強まっている。
🔘7月小売売上高は、
予想以上に好調、コントロール・グループ売上高は前月比1%増とコンセンサスの2倍増
🔘8月エンパイア製造業景況指数は、
投入価格、販売価格ともに上昇するも予想に届かず。
🔘ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁(有権者)は、
インフレはまだ高すぎるとしながらも、FRBが十分な措置を取ったのか、それとももっと措置が必要なのかについては疑問を呈した。
🔘BofA8月度グローバル・ファンド・マネージャー調査によると、
投資家の弱気度は22年2月以来最も低く、現金は5%を下回り、株式のアンダーウエイトは22年4月以来最も小さい。


✅世界経済
🇨🇳中国では

7月の経済指標が市場予想を大幅に下回り、中国人民銀行(中央銀行)がサプライズ利下げを実施し、サプライズ



指数/セクター別 パフォーマンス


ヘルスケアは最も下落率が低く、エネルギーは最も下落した。
前年の累計ではまだプラス圏にあるが、年初来では小幅下落。

小型株は今日もアンダーパフォームしたが、RUSSELL1000グロースとRUSSELL2000グロースは同水準だった
(ただし、前者はYTDでアウトパフォームしている)

指数パフォーマンス(前日比)


セクター別パフォーマンス(前日比)


指数パフォーマンス(月間・年間)


セクター別パフォーマンス(月間・年間)




その他 パフォーマンス


  • 国債: カーブがややスティープ化し、それまでの売り圧力から
        一転して、まちまちとなった

  • ドル円: 主要クロス円では小幅な値動き。為替市場では人民元安が話題

  • 金: 0.5%下落

  • ビットコイン先物: 0.6%下落

  • WTI原油: 1.8%安で落ち着いたが、最悪の水準からは離れて終了



今週の経済指標発表
(日本時間)



✅8/15(火)


★★★コア小売売上高 (前月比) (7月) 
🔘結果:1.0% 🔘予想: -0.3% 🔘前回:0.2%
★★★小売売上高 (前月比) (7月)
🔘結果:0.7%
 🔘予想:0.4% 🔘前回:0.3%
7月の米小売売上高は市場予想を上回る伸びを示した。個人消費に依然として余力があり、景気拡大を支えていることが示唆

棒グラフ:小売売上高、折れ線グラフ:コア売上高(いずれも前月比)
出所:米商務省


★★☆ニューヨーク連銀製造業景気指数 (8月)
🔘結果:-19.00 🔘予想:-1.00 🔘前回:1.10
最近緩和しつつあったインフレ圧力の加速が示された。仕入れ価格と販売価格の指数は共に3カ月ぶりの水準に上昇

★★☆輸出価格 (前月比) (7月) 
🔘結果:0.7% 🔘予想:0.2% 🔘前回:-0.7%
★★☆輸入物価指数 (前月比) (7月) 
🔘結果:0.4% 🔘予想:0.2% 🔘前回:-0.1%
★★☆リテールコントロール (前月比) (7月)
🔘結果:1.0% 🔘予想:0.2% 🔘前回:0.5%
★★☆企業在庫(前月比) (前月比) (6月)
🔘結果:0.0% 🔘予想:0.1% 🔘前回:0.2%

★★☆小売業在庫(自動車を除く) (6月)
🔘結果:0.3% 🔘予想:0.4% 🔘前回:-0.1%



✅8/16(水)


21:30~
★★★建築許可 (前月比) (7月)
🔘予想:-1.7%   🔘前回:-3.7%
★★★建築許可件数 (7月)
🔘予想:1.463M 🔘前回:1.441M
★★☆住宅着工、変化 (前月比) (7月)
🔘予想:2.7%  🔘前回:-8.0%
★★☆住宅着工件数 (7月)
🔘予想:1.448M 🔘前回:1.434M

22:15~
★★☆鉱工業生産 (前月比) (7月) 
🔘予想:0.3% 🔘前回:-0.5%
★★☆鉱工業生産 (前年比) (7月)
🔘予想:-0.10%🔘前回:-0.43%



✅8/17(木)


3:00~
FOMC議事要旨

21:30~ 
★★★フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (8月)
🔘予想:-10.0 🔘前回:-13.5
★★★失業保険申請件数
🔘予想:240K 🔘前回:248K



✅8/18(金)


18:00~
★★★ 🇪🇺消費者物価指数 (前月比) (7月) 
🔘予想:-0.1% 🔘前回:0.3%
★★★ 🇪🇺消費者物価指数 (前年比) (7月) 
🔘予想:5.3% 🔘前回:5.5%




決算情報


決算の焦点は小売に移り、WMT、TGT、HD、TJXが発表を予定
小売企業の決算は、消費者の回復力、ディスインフレ、在庫の正常化など、多くのマクロ・テーマについてより多くの情報を提供する

🔘HD: 予想を上回り、FYガイダンスを再確認
🔘CAH: 製薬会社の業績改善で好調。オノンは予想を上回ったが、売上高ガイダンスを上方修正
🔘GETY: 予想を下回り、通期ガイダンスを下方修正したため大幅下落
🔘DFS: CEO辞任の圧力にさらされ、現在進行中のFDIC問題への懸念が高まった

今週の決算スケジュール


EARNINGS Home Depot (HD)

BEAT!!

  • 利益は予想を上回ったが、顧客が依然として高額購入や大規模プロジェクトに慎重だったため、売上高は前年同期比で2%減少

  • 株価は火曜日午前の取引で小幅上昇


■2023年Q3 決算情報
✅EPS⭕️:  4.65ドル  vs 予想:4.46ドル
✅売上高⭕️: 429億2000万ドル vs 予想:422億5000万ドル
              (前年同期比:🔻2.00%減)

■2024年度 ガイダンス
✅EPS⭕️:  14.52~15.52ドル  vs 予想:14.95ドル
✅売上高⭕️: 1,495億3,000万~1,542億6,000万ドル vs 予想:1,523 億 9,000 万ドル




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