ばる(ni-na)

ことばをつむぐ時 どこか別次元にいる「わたし」を感じます そしてこちらに戻ったとき …

ばる(ni-na)

ことばをつむぐ時 どこか別次元にいる「わたし」を感じます そしてこちらに戻ったとき ちょっとだけ世界が変わって見える その瞬間が好きです 自由に🐬楽しみたい🌍

最近の記事

ごめんなさいは難しい

地震が起こったか⁉️ぐらいの衝撃で身につまされた。 この放送を聴いたから ほんとうにそうだ。 謝るのもそうだし何においても真剣に向き合おうとするものほどタイミングを逃しがちだ。 あとから反省してひとり落ち込む。でもそれって謝るにはもう手遅れなのだ。 こないだも確実に自分が悪かった場でお茶を濁して流してしまった気がする。 どうでもいいこと、たいして悪くもないことには軽く 「ごめんねー」とか「申し訳ありません」と言う癖に。 肝心なときに口に出せない。。。 親から叱

    • 絶望は自由への扉

      早起き、お弁当作り、洗濯、たくさんの家事。やらなければならないことが山積み! わたしがやらなくちゃ!とバタバタ過ごしていました。 でもある絶望的状況をきっかけに気づきました。 わたしがいなくてもまわるじゃん! それは新型コロナにかかってしまったときのこと。 熱が出始めてからびたっと私の機能が止まりました。 水も飲めない、動けない。家族の世話どころか自分のケアもなにもできない状況でした。 絶望感でまっくらになりました。 どうしよう。なんとかしなくちゃ家中が困ってしまう。

      • のど自慢 恐るべし

        キンコンカン〜♪ 手拍手と音楽で始まる、 昭和感あふれる番組といえば?  そう「NHKのど自慢」 だっさ! と侮るなかれ。 「ムネアツ番組」だと私は思ってます。 いまさらテレビ? いや。テレビならではの面白さがある!昭和テレビっ子として声を大にして言いたいのです。 なんといっても全国民が同時に観ることができる巨大メディアだもの♪ そのむかし 「8時だよ!全員集合』という番組がありました。土曜の夜の超人気番組でした。「志村うしろ〜!」会場から声が出て飛んでくる臨場感あふれ

        • ねんがじょう

          書かなきゃ! ソワソワしながら準備する でも。。。 なかなか取りかかれない。 印刷されたハガキにメッセージを入れる ただそれだけなのに 今年こそ会いましょうね! すてきな1年を 「書くべき」ありきたりの言葉たち ほんとうに? ほんとうに そんなことを伝えたいの? 63円の送料までかけて。 いや。ちがう ウソだ。 伝えるならほんとうのことがいい。 わたしは自由に生きたいです! おいおい! そんなこと伝えてどうする? あ、たしかに。 伝えられても困る…よね。 ……わか

        ごめんなさいは難しい

          挽歌

          土曜日の夜、 たまたま見送らせていただいたある方のための挽歌です。 一台の白いワンボックスカーが 滑るように靴屋さんの前に停まった 中からスーツ姿の男のひとが3人 その佇まいは丁寧で とても静かだった 花束が2つ ウィンドウに映っている ややしばらくして店内から 男性たちが運びだしたのは ストレッチャーだった ベッドカバーのような 地味な布がかけられて だれかが横たわっている ああ ここのご主人だろうか 何ヶ月も前から店は閉じられていた 小学校の上履きを扱う商店

          こんこん 好奇心の扉をたたく音

          カフェのはじっこの席 わたしのお気に入りの場所 ガラス窓には人影がうつるくらいのシートが貼ってある こんこん…… 足元に子どもらしき影 ガラスをノックしている あ!わたしも返そうかな💕 思ったとたん 親御さんとおぼしき人影が 頭を下げて彼を連れていった あら 残念 この向こうに 何があるのかな? 人かな? 動物さん? たしかめたい!! こんこん その好奇心がいいね 妄想する もし、わたしが応答して 親御さんが気づかなかったら どうなっただろう? こんこん こん

          こんこん 好奇心の扉をたたく音

          いとがしら🧵

          幻という字を書こうとして 幼という字を書いてしまったわたしが 思ったこと。 幼と幻って似てる! 糸編の上だけみたいなこの部首 なんだろう? ネットで調べたら いとがしら というらしい ちょっと珍しい部首で 幻 幼 幾 幽 くらいだそうです いとがしら って? 布を織るときに横に通す糸 その糸の先端、細くてちっちゃい先っぽ のことを言うそうです なるほど そこはかとない 幻 弱くていたいけない 幼 いくばくもない 幾 あるかないかわからない 幽 心もとなくて 微か

          いとがしら🧵

          ある日のにわとこカフェvol.3

          カラリと晴れた広い空、どこかで布団をたたく音・・・ひんやりした風が落ち葉を運んできます。 「秋の空気はどうしてこんなに香ばしいんだろう!」ブンさんは楽しい気分になりながらにわとこカフェのドアを開けました。 ブン「こんにちは!」 タケ「お先に!ブンさん。今日はさわやかだね。」 ブン「こんな日はしみじみと力がわいてくるような気がする!」 タケ「しみじみっていうところがブンさんらしいよね。」 ブン「モンブランが食べたいと思って来たの。」 「ちゃんととってあります!」店長がお皿にモ

          ある日のにわとこカフェvol.3

          やぎさんの野望♑️

          12星座ではやぎ座生まれの私。 いつかやぎ座の人を集めた会を開きたいという野望があります。 星占いでやぎ座を調べると、「地道にコツコツ努力をする人」って書いてあることが多い。あまりばっとしない。 華やかなクリスマスの準備やお正月のあわただしさに誕生日の印象も薄め。 小学校のクラスではだいたい4月、5月生まれの子が身体も大きくて人気者でした。 12月末から1月生まれはなんとなく目立たず……。 でもね。 私はやぎ座の本質はけっして「地味」なんかじゃないと思っています。 むしろ

          やぎさんの野望♑️

          ある日のにわとこカフェ vol.2

          バラのおはなし 万葉集とショパンそしてヒーロー タデと薔薇 白い太陽がふりそそぐ午後。ブンさんとタケさんはいつものように「にわとこカフェ」のカウンターに並んでいました。 「緑の濃い初夏の陽気・・・いつのまにか濃いアイスコーヒーが飲みたい季節になっているなぁ」タケさんがつぶやきました。 ブン「そうね・・・でも私は冬のアイスコーヒーも好き・・・」 カウンターには白いバラが一輪差してあります。 ブン「ねぇタケさん、バラって漢字で書ける?」 タケ「うん・・・たぶん。こども

          ある日のにわとこカフェ vol.2

          ある日のにわとこカフェ

          春に想う~西行さんとメンデルスゾーン ぽかぽかと暖かい午後。ひなたぼっこを楽しみながらブンさんとタケさんがカフェオレを飲んでいました。にわとこカフェの大きな窓からははらはらとたくさんの花びらが散っています。 落花さかん ブン「さくらも見納めね。なんかさみしい・・・・・・」 タケ「今年はゆっくりグラデーションを楽しめてよかったよ」 ブン「グラデーション?」 タケ「桜の開花から散るまでに何通りの言い方があると思う?」 ブン「三分咲きとか五分咲きとか?」 タケ「つぼみ・ちらほ

          ある日のにわとこカフェ